
資料提供/iMotorcycle Japan
皆さんは「SC-Project」というマフラーブランドをご存知だろうか。スポーツバイクに乗っていれば、エキゾーストシステムをカスタムしたいというのは自然だが、どんなブランドを選べばいいんだろう? という疑問には、目的や求めるスタイルによって回答は分かれる。そこでSC-Projectから、悩めるマフラーカスタム志願者のために、SC-Projectのマフラーがどんなバックボーンから生み出されているのかを紹介してもらった。特にレースファン、スポーツ志向のライダーは必見だ!
目次
オートバイのカスタマイズの近況
オートバイを購入した後にメーカー出荷時のままの状態でお乗りになられている方はわずかで、殆どのお客様は何らかのアレンジやカスタマイズを施して乗っていらっしゃるのではないでしょうか。
最近のトレンドとしては、ETC車載機やスマートフォンマウント、ドライブレコーダーといった日常使いの便利さを追及した装備や安全装備的なカスタマイズが隆盛のようですが、昔から定番とされているカスタマイズの中でも、エキゾーストマフラーの換装は根強い人気があるように思われます。
エキゾーストマフラー交換はなぜ根強い人気なのでしょう?
オートバイに乗る・操るという行為は、しばしば騎馬に例えられますが、これは単に鞍乗りであるという形式的な共通点だけを意味しているのではなく、「このエンジンは全体的に力強いけれど、この回転域だとなぜかぎくしゃくするな…」とか「安定感があるのに乗り方を換えると機敏に動く車体だな…」等といった感覚的・対話的な部分が、馬の反応を察しながら走らせる感覚に通じる点も暗示しているように思います。そして、エキゾーストマフラー交換が根強い人気であり続けるのは、それによるオートバイの乗り味の変化が、ライダーの感覚を大いに刺激するからなのでしょう。
今回ご紹介させていただくSC-Projectのエキゾーストマフラーは素材・技術・デザインなど、どれをとっても際立っており、ライディングを愛する全ての方の感性に間違いなく「刺さる」エキゾーストマフラーではないかと思います!
SC-Projectのレースでの世界的活躍
2006年の創業以来、一貫して「Made in Italy」に拘ったSC-Projectの製品は世界的にトップクラスのクオリティー・性能を誇っており、ミラノにある総面積15,000㎡にも及ぶ本社で研究・設計・開発され、世界中にデリバリーされています。
皆様がSC-Projectとお聞きになってまずイメージするのはやはりレースにおける存在感ではないでしょうか?
オンロードレースの世界選手権MotoGPに参戦中のAprilia Racing 、Moto2やWSBKに参戦中のMarc VDS Racing Team等へエキゾーストシステムを供給、絶賛活躍中ですし、
オフロードレース2024年Africa Eco RaceではAprilia RacingのTuareg660(トゥアレグ)にSC-Projectのエキゾーストマフラーが装着され、堂々のチャンピオンに輝いたのも記憶に新しいところです。
イタリアの本社レーシング部門は、世界中のレーシングチームの現場エンジニアと密接に情報交換をし続け、また、研究開発部門では、形状、色、素材、レイアウト等を緻密に研究し、CAD/CAM および 3D モデリング ソフトウェア、ラピッド プロトタイピング ツール、 3D プリンター等、最先端のデジタルツールを駆使しながら、常に究極のエキゾーストマフラーを提供するために日々勤しんでいます。
レース活動から得られたノウハウが妥協のないエキゾーストマフラー製作へ生かされ、世界中のサーキットを駆け巡り、数々の優勝・ポディウムの獲得といった成果として結実していると考えると「さもありなん」といった感じがいたします。
レース活動からストリートへ
一方、ストリートバイク向けに開発されたSC-Projectはどうでしょう。
レースで求められる性能と一般道で求められる性能は完全には一致しないのは皆様ご存じの通りです。過酷な状況下における性能に特化したレース向けエキゾーストマフラーと、日常での乗りやすさや使い勝手、長期間の使用に耐えるタフネス、環境・騒音規制への配慮、リーズナブルな価格等々…別次元の要素を求められるストリート向けエキゾーストマフラーはゴールとする所が自ずと異なります。
しかしながら、レースやサーキット走行で使用されるスペシャルなエキゾーストマフラーとストリート向けのエキゾーストマフラーに例外なく共通しているのはSC-ProjectのDNAです。
すなわち、ストリート向けのエキゾーストマフラーにおいても、研究開発部門やレーシング部門で裏打ちされた最高の素材・最高の技術、そしてイタリアらしい優れたデザインの全てが融合され、オートバイのパフォーマンスを飛躍させる遺伝子が受け継がれているのです。
使用されている素材はチタン・インコネル・カーボンファイバー、最高の溶接技術である TIG/MIG、3D レーザーカット、自動電動チューブ ベンダー、CNCマシニング センター、金属マイクロ ショットピーニングマシン、CNCレーザーマーキングステーション、クリーンな塗装ブース…、数えきれないほどの最新鋭の技術で製造されるSC-Projectエキゾーストマフラーはストリート向けに「デチューン」されるどころか、ストリート向けに「最適化」されていると表現した方がしっくりとします。
レースイメージの強いSC-Projectはあながち間違いではありませんが、近年ではユーロ4、5、5+や日本国内の車検対応マフラーのラインナップを続々と拡充※1しており、より多くのライダー様にSC-Projectの魅力を身近に体感していただけるようになっております。
SC-Projectを是非楽しんでみてください!
世界最高峰のレースで性能を発揮するため、たゆまぬ研究活動や技術革新を繰り返し、完璧に作り上げられたSC-Projectのレーシングエキゾーストマフラー。そして、その遺伝子を受け継ぐ直系のストリートエキゾーストマフラー。
冒頭で騎馬のお話をさせていただきましたが、SC-Projectを装着したオートバイは、競走馬として走ることに特化し、そのDNAを脈々と受け継いでいるサラブレッド馬と通じるものさえ感じさせてくれます。
皆様も、サラブレッドを騎するが如く、SC-Projectを装着したオートバイとの対話を楽しみながら、サーキットを、そしてストリートを駆け巡ってみては如何でしょうか!
※1:マフラーの車検対応についてはいくつかの条件がございます。詳細はiMotorcycle Japan公式ページで解説(https://www.imotorcycle.jp/pages/sc-project-shaken)
レースシーンで磨かれた技術!サラブレッドを騎するが如き「SC-Project」を装着したオートバイの魅力を紹介 ギャラリーへ (13枚)この記事にいいねする