
文/Webikeバイヤー:けんたろう
真夏のライディングを快適にするアイテムとして、RSタイチの「リキッドウインド」に新作が登場しました。
「リキッドウインド」を簡単に紹介すると、冷却水を入れた腰のボトルから、ベストの送水チューブを通してアンダーウエアを直接濡らし、バイクの走行風で急速に冷却させるという冷感アイテムです。冷却水と走行風で冷やす「着るラジエーター」だなんて言われています。
冷感スプレーをカラダに吹き付けてバイクに乗った "あの清涼感" を皆さん一度は体感したことはないでしょうか?・・・そうです!あのひんやりとした心地よさを、ずっと体感できる夢のようなアイテムなのです!
2024年モデルは何が変わった?
従来のモデルでは、霧吹きのように『手動で』レバーを握って送水する必要があり、さらにタイチ指定のアンダーウエアしか使用できず煩わしさがありました。
2024年の新しいリキッドウインドは、腰に装着したボトルから専用の冷却水を『自動で』送水し、ベスト内のチューブを通じてアンダーウエアを直接濡らすことができるようになりました。また、ベストにチューブが搭載されたことで、好きなアンダーウエアを使用できるようになったことも大きなメリットです。
必要なアイテムは?
リキッドウインドを使用する際に必要なアイテムは、
①首元の前後から冷却水が吹き出すチューブを備えた「RSU502 リキッドウインド 送水クールベスト」
②電動になった「RSP510 リキッドウインド 保冷ボトルキット」
③冷却水に使用する「RSP501 ギャツビーリキッドウインド ウォーター」の3つです。
使い方について
【1】ボトルキットに専用の冷却水を入れる
2重真空構造の保冷ボトルを取り外し、専用の冷却水を入れます。
この専用の冷却水はマンダムと共同開発されており、爽快感が高い清涼成分が配合されていて、ひんやりとした冷たさが長時間持続するとのこと。消臭成分も配合し、無香料でベタつきも気にならず、快適な使用感です。
さらに、オプションとして新発売されたRSP511 リキッドウインド 保冷ボトル専用冷却パックを使用することで、冷却水の温度を長時間冷たく保つことができます。
【2】ベストを着る
好きなアンダーウエアの上にベストを着ます。(撮影時はわかりやすいように白Tシャツを着ています)
ベストの内側に送水用のチューブが通っており、右側にはポケットが有るだけのシンプル設計です。ベストのジッパーは中央よりやや左にオフセットされており、アウターのジッパーと重なって肌触りが悪くならないように配慮されています。
身長177cm、体重70kg、普通体型で、サイズはLでちょうどよかったです。
【3】ボトルを腰に装着し、ベストの送水チューブとボトルを接続する
ボトルを腰に装着します。ボトルは腰回りに付属のベルトで装着し、ワンタッチで脱着できるので、バイクから降りたときも簡単に外せます。
そして、ベストから垂れている送水チューブとボトルを接続します。チューブはボトルキットに差し込むだけで接続でき、取り外すときは黄色いボタンを押すだけの簡単設計です。
【4】メッシュジャケットを着用する
そして、お持ちのメッシュジャケットを着用します。
走行風を取り込むことで冷却効果を最大限に発揮するため、アウターには必ずメッシュタイプのジャケットを着用しましょう。今回はIXONのメッシュジャケットBURNING AIR Aを着用しました。
【5】電源をオンにする
あとは、電源ボタンを3秒間長押しして電源をいれるだけ。
電源ボタンは視線を落とさずに操作できるように工夫されており、自動的に首元のチューブから冷却水が適量染み出してきます。
5分ごとに5ml自動で送水するオートマチックモードと、任意のタイミングで送水できるマニュアルモードがあり、連続駆動約200時間の内蔵充電池により、一度の充電で複数回のツーリングに使用できます。ちなみに、充電はUSB-Cで行います。
使ってみた感想
電源を入れてオートマチックモードでバイクに乗りました。最初はチューブ内に冷却水が満たされていないため冷却水が出てくるまで数分かかりますが、最初の送水を感じたときには「ヒヤッ」と違和感を感じながらも、バイクで走行風にあたると冷たさが心地よく感じられました。
走る時間が長くなるほど、インナーに冷却水が染みてきてひんやりした部分が広がり『非常に快適』です。専用の冷却水は不思議なことにベタつきは気にならず、快適な使用感。冷却水は300ml入りなので、単純計算で300分間連続使用が可能です。
35度を超える環境で数時間走行しましたが、一般道で60km/h走行しているときは外気温35℃とは思えない涼しさを感じ、リキッドウインドなしでは走りたくなくなるほど快適なツーリングを楽しめました。タイチのテストデータでは、室内温度35℃/風速6m(20km/h相当)の環境で、アンダーウエアの表面温度が5.2℃も下がったという実験結果だったようですが、それ以上に涼しさを感じ、時には「寒い」と感じることさえありました。
さらに、タイチ推奨の「RSU329 クールライド ベーシック アンダーシャツ」を着用すれば、さらに快適になること間違いありません。(水分補給は忘れずに!)
夏のツーリングを快適にするマストアイテム!
新しいリキッドウィンドは、電動ボトルとベストだけで完結するため、使用や着脱が容易になり利便性が格段に向上しました。以前はタイチ指定のインナーしか使えず、短時間のツーリングでは使用を迷うこともありましたが、新型では気軽に着脱できるため、稼働回数が格段に増えること間違いなし!ツーリング中の食事のときなども気兼ねなく着脱できるのは非常に嬉しいポイントです!(シャツが冷却水で染みているので、「コイツ、汗かき過ぎじゃね?」という視線は対策が必要かもしれませんw)
メッシュジャケットだけでも十分涼しさを感じることができましたが、リキッドウインドを使用することでさらに快適に感じ、暑さによる疲れが大幅に軽減されました。タイチ以外のメッシュジャケットでも使用可能なので、まだメッシュジャケットを持っていない方は、これを機に「メッシュジャケットデビュー」を考えても良いかもしれませんヨ。半袖とか、野球少年みたいな格好でバイクに乗るなんて、もう考えられなくなりますよ。
リキッドウインドは暑さによるストレスを軽減し、特に長時間のツーリングや猛暑の中でのライディングが多いライダーには、非常にオススメです!この夏、リキッドウインドを試してみてはいかがでしょうか。
今回紹介した商品
現在Webikeでは、夏の大特価セールを実施中です。
今回紹介したリキッドウインドもセール対象でお求めやすく紹介しておりますので、購入をご検討の方は早めに!
RS TAICHI:アールエスタイチ|【必須】RSU502 リキッドウインド 送水クールベスト
クールベストの内部には、電動のリキッドウインドと接続して冷却水を送水するためのチューブが取り付けられており、首の前方と後方から冷却水を出してインナーを濡らします。
ベストのデザインは非常にシンプルで、右側にはポケットが1つのみ。また、ジッパーが中央よりやや左にオフセットされているため、上からメッシュジャケットを着たときにも快適な肌触りを実現。
さらに、サイズ展開も豊富で、SからXXLまで揃っているため、幅広い体型のライダーに対応しています。実際に177cm、体重70kg、ウエスト80cmの筆者がLサイズを試したところ、ぴったりのフィット感でした。自分の体型に合わせて選べるのも嬉しいポイント。
RS TAICHI:アールエスタイチ|【必須】RSP510 リキッドウインド 保冷ボトルキット
電動になったリキッドウインド 保冷ボトルキットは、2重真空構造のボトルに冷却水を入れ、ベストを通じて冷却水を自動的に送水する仕組みを採用。使用方法はとても簡単で、ベストから垂れている送水チューブをボトルキットの送水部分に差し込むだけで準備完了。取り外しも黄色いボタンを押すだけで簡単に行えます。
5分ごとに自動送水するオートマチックモードを搭載しており、走行中にボタン操作をする必要もなく、専用冷却水1パックで4~5時間使用可能です。高速道路などの長時間のツーリングや、信号待ちが少ない峠道などにおいてその効果を存分に発揮します。
身体への取り付けも非常に簡単で、付属のベルトを使ってワンタッチで固定できます。取り外しもワンタッチで行えるため、休憩時にも素早く脱着できます。
また、充電はUSB-タイプCを採用しており、連続駆動約200時間と長時間の使用が可能です。IPX4準拠の防水性能を持ち、突然の雨でも安心。
RS TAICHI:アールエスタイチ|【必須】RSP501 ギャツビーリキッドウインド ウォーター
ギャツビーリキッドウインド ウォーターは、男性用化粧品メーカーである株式会社マンダムとの共同開発で誕生しました。マンダム独自の「Kai-tech Air(快テックエアー)技術」を採用しており、清涼成分であるメントールを配合。ひんやりと心地よい冷たさが長時間持続し、ライディング中の快適さを確保。
また、ダブルの消臭成分が配合されているため、無香料でありながら臭いの元をしっかりと抑えます。ベタつきも気にならず、どんなに汗をかいても快適な使用感が続きます。
内容量は300MLで、保冷ボトル1本分となります。
RS TAICHI:アールエスタイチ|【推奨】RSU329 クールライド ベーシック アンダーシャツ
クールライド ベーシック アンダーシャツは、接触冷感機能に加え、優れた通気性と速乾性を兼ね備えており、さらりとした肌触りのインナーです。
汗をかいた際には、すばやく汗を拡散させるため、肌にべたつくことなく快適な状態を保ちます。さらに、走行風を受けることで気化熱冷却を促進し、真夏のツーリングでも爽やかさをキープします。長時間のライディングでも快適さが続き、暑さによるストレスを軽減します。
もちろん、LIQUIDWINDを使用しない場合でも機能を十分に発揮します。普段のライディングやアウトドア、スポーツなど、さまざまなシーンでインナーとして活用できます。一枚持っているだけで多用途に使える優れたインナーです。カラーは3色展開。
RS TAICHI:アールエスタイチ|【推奨】RSP511 リキッドウインド 保冷ボトル専用冷却パック
LIQUIDWIND 保冷ボトル専用冷却パックは、冷凍庫で冷却パックを冷凍し、専用保冷ボトルに投入することで、ボトル内の冷却水を強力に保冷・冷却し、長時間の涼しさを提供します。
特に長時間のツーリングでも、持続的に涼しさを感じることができます。
この記事にいいねする