アクティブとAELLA(以下、アエラ)がドゥカティ用のパフォーマンスダンパーを開発する。この話を聞き、ドゥカティ好きとして乗っておかないといけないと思い京都に向かった。今回はモンスター、ムルティストラーダV4S、ディアベルV4、スクランブラー フルスロットルでテスト。空冷ツイン、水冷ツイン、V4、それぞれのエンジンの美点が伸びており、乗り心地も向上。ツーリング派ドゥカティスタ必見!

小さなダンパーが瞬時にさまざまな仕事を担い、バイクを絶妙に変える

ちょっと不思議だった。さまざまなドゥカティを乗り比べ、何度もパフォーマンスダンパーを装着したり外したりしてみる。するとパフォーマンスダンパー装着状態の方が明らかに良い。ドゥカティエンジンが上質になり、乗り味はしなやかになる。パフォーマンスダンパーがバイクの印象をガラリと変える。ノーマルに不満があるわけではない。正直、全くない。ただパフォーマンスダンパー付きの方が絶妙に良いのだ。

実はロケに同行してくれたアエラの和田さんと飴谷さんに試乗前に何度か聞いてみた。「ドゥカティでも効果ありました? どうですか?」。2人はニヤリとして「まあ、乗ってみてください」と答えるだけだった。

でも試乗した後ならその含み笑いがわかる。何度もパフォーマンスダンパーの着脱してもらい、モンスター、ムルティストラーダV4S、ディアベルV4、スクランブラーを乗り比べていく。効果の出方が少しずつ違うのも面白い。

ヤマハが開発したこのパフォーマンスダンパーは、車体の振動を吸収してそれを熱エネルギーに変換して発散させるパーツ。もちろんヤマハ車用のラインナップはワイズギアから発売され、僕はSR400を筆頭にさまざまなバイクでテストしてきた。最近ではアクティブがステーの位置、素材、ダンパーの種類などを含めて研究&開発し、ヤマハ以外の車種に装着。カワサキW800やホンダGB350Sでもその効果を感じてきた。そしてドゥカティ用はアクティブとアエラが共同開発をスタートした。

メリットは全車に共通している。未装着で走り出すと当然いつものバイクの印象だが、装着するとエンジンの振動がマイルドになり、全体的に高級感が出る。特にコストのかかっていないサスペンションを装着したバイクは、しっとり感がより強まるような気がする。

DUCATI SCRAMBLER 2G(2023〜) アイコン/フルスロットル/ナイトシフトのパフォーマンスダンパーをチェック!


DUCATI MULTISTRADA V4S(2021〜)のパフォーマンスダンパーをチェック!

ツーリングにもスポーツにも効く!ドゥカティをより上質かつ快適に!

なんというかエンジンの中の雑味が消え、鼓動が明確になる。だからスロットルを開けるのが、とても気持ちいい。特にドゥカティのLツイン(搭載角度によってはVツイン)やV4エンジンはその雑味がなくなると、気持ちよさがグンと増す。さらに車体からも雑味が消えるため、コーナーへのアプローチもしやすく、旋回中のしっとり感も向上。それが全体的な安定感にもつながっていて、ライダーの操作がよりリニアにバイクに伝わるような感覚があるのだ。切り返しもタイムラグなく決まり、車体からのオツリがこない感じ。このダイレクト感もいい。

スロットルを開けた時、戻した時。ブレーキをかけた時、リーンの時、その挙動一つひとつを強く意識しながら、「ん?」と思ったら再び和田さんと飴谷さんに着脱してもらいながら試乗を繰り返す。もちろんしばらく乗っているとどちらも慣れてしまうので、その効果を噛み締めるようにパフォーマンスダンパーの有り無しで走り込む。車体ごとに個性の出方に傾向はあるものの、僕はやはり装着している方が好きだ。とはいえライダーの乗り方やセンサー、キャリアなどできっと感じ方は変わるのだと思う。

サーキットなどではその安定感の強さから好みが分かれることもあるというが、一般道において、僕はネガティブな面を感じることは一度もなかった。

パフォーマンスダンパーの走行中のダンパー作動量は1mmにも満たない。もちろん単品を持って手で動かそうと思ってもまるで動かない。しかし、わずかなフレームのシナリやエンジンの振動を減衰することで、それをメリットとして体感させてくれる。今回はそれほど長距離を走った訳ではないが、ロングツーリングなら確実に疲労軽減に直結するだろう。

DUCATI DIAVEL V4(2022〜)のパフォーマンスダンパーをチェック!

DUCATI MONSTER+(2021〜)のパフォーマンスダンパーをチェック!

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小さなダンパーでドゥカティが変身!エンジンの鼓動感が明確になり、車体もしなやかに!【京都のAELLAからドゥカティ用パフォーマンスダンパー続々登場】ギャラリーへ (28枚)

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