
大切なオートバイの保管にはそれにふさわしいバイクカバーを提供したい、という思いで立ち上げた「匠」ブランドも早や10年が経過しました。
日本国内の職人の手による生産を続けており、大幅な変更があった4年前に「バージョン2」となり現在に至ります。
ポリエステル250デニールの外生地とコットン系ブロードインナーの耐熱二重構造が大きな特徴ですが、スペックに現れない使い勝手を考慮に入れた工夫を随所に施し、高付加価値オートバイカバーとして多くの支持をいただいております。
バイクカバーは、商品の性質上、いずれ劣化して役割を終えると買い替える「消耗品」ですが、「次も匠」を選んでいただけるために日々努力しています。
目次
匠カバーの内側インナー構造
外側のポリエステル生地を剥ぐとこんな構造になっています。
ほぼタンク部分から後はブラックの生地。コットン系ブロードインナーと呼ばれていますが、300度までの耐熱生地です。
通常の市販車クラスであれば真夏の長時間ライディング後にカバーをかけてもダメージはありません(※触媒部分に触れたり、サーキット走行後のシングルエンジン・レーサー仕様だと焦げる場合があります)。
ハンドル回りから全面はスパンレースという非常に柔らかい生地を使用しており、カウルやスクリーンを保護します。
丁寧な採寸作業から生まれたスタイル別のシルエット
オートバイのシルエットはスタイルによって大きく変わります。
ロードスポーツでも、レーサーとネイキッド、アメリカンバイク、オフロード、タイプや車種によってカバー形状を変える必要があります。
単に全長や全幅だけではなく、車体の後部の高さや一番高いところがどのあたりになるのかなどを丁寧に採寸し、スタイルを分け、サイズを設定し、実際に車両にかけてサイズ適合を決めています。そのうえで更にボックスがついているとか、サイドバッグがあるとか、使用スタイルも入れると千差万別です。
できるだけ車体にピッタリくるものをお届けするために、匠バージョン2のサイズは全20サイズが既成で用意されています。特注生産も可能です。
きっちりバイクを包み込む前後のドローコード
オートバイカバーは、サイズ汎用性が高い商品です。程度問題ですが、できるだけ無理なく被せることができて、なおかつ風などで無駄にバタつかないものをお選びいただくのがベター。
そこで威力を発揮するのが前後のドローコードとロックホール。裾を前後できっちり絞り、風の巻き込みをすくなくすることで砂ぼこり等の侵入を最小限に抑えることができます。
更にロックホールにロックを通しておくことで、台風クラスの強風でカバーが飛ばされて無くなることを防ぐことができます。
ロックホールは前が黄色、後ろが黒の縁取りがされていて、前後がわかりやすくなっています。
色分けされた取っ手は前後を見分ける役にも。
前後でカバーを外す際に便利な取っ手が付属されています。
ロックホール同様、前が黄色で後が黒になっていて前後の見分けがしやすくなっています。
収納袋にもこだわり
商品と同じ生地(共生地)で作られることが多い収納袋ですが、濡れたカバーを収納する場合を想定し、半面を風通しの良いナイロンメッシュを使用しています。
夜露で濡れたカバーを外し、そのまま急いで袋に入れて外出しても、戻った時に袋内に残った水で不快な思いをすることがありません。
愛車に悪影響が及ばないように、カバーを清潔に保つ事にも気を使いたいところです。
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