愛車の吸排気系チューニングで気になるポイントのひとつに、「果たして空燃比は最適な数値になっているのか?」がある。ヨシムラがこのほど発表した『PRO-GRESS3 ワイドバンド A/Fメーター』
は、その空燃比(A/F:エーバイエフ=Air/fuel ratio)が一目で分かり吸排気系のセッティングに重宝するアイテムだ。愛車カスタムのマストアイテムとして人気のPRO-GRESS1テンプ・ボルトメーター、PRO-GRESS2マルチテンプメーター(温度・電圧・時計を同時表示)に続く、第3の製品として注目を集めることは間違いないだろう。
A/Fメーターは理想の吸排気セッティングを手にするための必需品
空燃比をひと言で書けば、空気の質量を燃料の質量で割った数値のこと。混合気中の酸素と燃料の比率を指し、ガソリン1gの燃焼には空気14.7gが必要とされることから、一般にガソリンエンジンでは14.7が理論空燃比として、吸排気セッティングの基準とされている。この理論空燃比に対し、出力空燃比と呼ばれるエンジン出力やドライバビリティーに優れる数値がある。ヨシムラでは一般的に出力空燃比とされる13付近を基準としている。
それより数値が低ければ(ガソリンが濃ければ)リッチ。ガソリンの比率が高い状態を指し、極端に濃ければいわゆる“かぶり”という状況になる。対して高ければ(薄ければ)リーン。最悪の場合には“焼き付き”を引き起こす。空燃比の状態はその都度エンジンを開けピストンの状況を観察すればある程度、濃い/薄いの判断もできるけれど、走行中のそれを知るのは無理。A/Fメーターはそんなニーズに応えるためのアイテムというわけだ。※2024/06/05記事を一部修正
ヨシムラジャパンが今夏、発売を予定するPRO-GRESS3はバイク用として耐震・防水性が与えられ、ヨシムラが走らせるレーサーと同様に全領域空燃比センサーを使用。汎用モデルとしてキャブレター、インジェクション装着車を問わず、広帯域(ワイドバンド)で正確な空燃比を測定。ディスプレイには数値表示に加えバーグラフも表示して視認性を向上、空燃比の把握がしやすいものとなっている。
有償でセンサーボス取り付けサービスにも対応予定だ
TOTでのヨシムラジャパンのブースには、合わせてMonky125の同社デモバイクにもPRO-GRESS3を装着、展示していた。
エキゾーストパイプに装着されたセンサー部(写真中央)。エキパイ側にセンサー用マウントボスのない場合には、ヨシムラ製以外の他社製マフラーでも持ち込みでそれを設置するサービスも現在検討中という。
さて、そのPRO-GRESS3の装着についてだが、一般にアフターマーケット製マフラーはA/Fセンサーを取り付けるためのマウントボスは装備されていない。そこでヨシムラジャパンでは、そうしたマフラーにPRO-GRESS3のA/Fセンサーを取り付けられるようにするための加工サービスも行う予定で、ヨシムラ製はもちろん、以外のメーカー製マフラーにも対応していきたいとのこと。
現状では加工用マフラーをヨシムラに送ってもらい、加工サービス後に返送するシステムを想定しているとか。いずれにせよ、気になるPRO-GRESS3のプライスとともに今夏の発売時までにはその詳細がアナウンスされるだろう。ライダーがアフターマーケット製マフラーに求めるのは純正品にない迫力のサウンドと高性能。愛車のパフォーマンスをよりベターな状態に突き詰めたい、そして愛車の情報をいつでも把握しておきたいというライダーたちに、PRO-GRESS3は必須アイテムになるはずだ。
空燃比管理を一目に! ヨシムラがPRO-GRESS3 A/Fメーターを発表 ギャラリーへ (4枚)この記事にいいねする


















ヨシムラさんは数値の表記、リッチ、リーンが濃い薄いが逆になるんですか?
たぶんリッチリーンはあってますが、濃い薄いは反対じゃないですか?
空気/燃料の質量比なので、数字が大きいほど燃料は少なくなります。