ハンターカブを買って半年。長距離から林道まで、いろんな場面で楽しく走ることが出来て凄く良いバイクなんだけど、サイドスタンドがちょっと気になる。
特にJA55は、接地面積が小さくて、不整地でスタンドがめり込んで倒れたりするのよ。それはJA65のサイドスタンドに交換することで改善できたけど、次に気になったのがサイドスタンドの傾き。
妙に傾きが強いというか、倒れすぎるんですよ。なにも積んでない状態ならまだ許せるんだけど、キャリアにボックスを付けたりシートバッグをつけたりしてると、傾きが強すぎていつか転倒しそうなのよね。
なので今回はハンターカブのサイドスタンドについて、色々なアイテムを紹介していくよ。

サイドスタンドの接地面を広くする

まずは接地面積が小さいことによる地面へのめりこみ対策。なんせ納車日に林道行ったら草むらでめり込んでたおれちゃったからね。
対策としては、サイドスタンドの接地面にパーツを追加して面積を増やすか、もしくは対策済みのJA65のサイドスタンドに交換するって方法があるよ。
接地面にパーツを追加する方式なら、サイドスタンドの傾きを抑えることもできるはず。

エクステンダーを装着する

サイドスタンドの接地面に装着するパーツって、メーカーによって名称が異なりがちなのよね。検索してみるとサイドスタンドプレートとかサイドスタンドボードって名称が比較的多いみたい。
ZETAの場合はサイドスタンドエクステンダー。接地面積の小さいJA55では非常に効果的なパーツだよ。

JA65では、サイドスタンドの設置面積が拡大されてるけど、そんなJA65用もラインナップされてるので、さらなる安定感を求める人にも、ぜひ。

 

JA65用純正サイドスタンドをJA55に流用

これは自分がやってる方法。JA65純正サイドスタンドは、JA55用よりも接地面が大きいんですよ。

 

なので、JA65用純正サイドスタンドを買ってJA55に装着することで、設置面積を拡大する作戦。
サイドスタンドエクステンダーの装着と違って、サイドスタンド全長が変わらないのがメリットでありデメリットでもある感じ。

ただ、サイドスタンドの脱着は結構大変。
JA65のサイドスタンド流用については、過去記事で取り付けを解説してるので、そちらを参考にしてね。

サイドスタンドの傾きを改善する

接地面積を拡大することで、不整地とかでのめり込みについて凄く改善されるんだけど、そうなると次は傾きが気になる。ハンターカブのサイドスタンドって車体が倒れすぎる気がするんですよ。特にボックスを付けてると、車体の傾きが強すぎてかなり気になる。駐輪場とかでも幅を取るし、傾きすぎてて倒れそうなのよね。

そこで、サイドスタンドの取付位置を、外側かつ後方にオフセットする強化サイドスタンドブラケットが、エンデュランスから出てるのよ。
JA55用とJA65用とラインナップされてるので、購入時は注意してね。

正直、サイドスタンドの位置をずらすためだけに約一万円ってのはなかなか手が出なかったけど、他に方法が見つからないので意を決してポチってみたよ。
結果的に、購入して大正解。不満が一気に解消したので、装着してみたら一万円も高くないように思えるくらい。
これ開発した人、ほんとわかってる感が凄い。

せっかく購入したので、装着方法や効果の具合についても触れておくよ。

サイドスタンドブラケットの装着

サイドスタンドブラケットを装着するのはちょっと面倒。サイドスタンドを脱着するのが結構大変なのと、サイドスタンドスイッチの配線をクリップから外すために、ピボットプレートとLリアカバー(ドライブスプロケットカバー)を外さないといけない。
まずは純正サイドスタンドを外すよ。使うのは、8mmの工具と、14mmの工具。14mmは2本必要。

8mmの工具はサイドスタンドスイッチの取外しに使うよ。ソケットでもレンチでも大丈夫。

 

 

次にサイドスタンド本体。まずボルトを抑えつつ、裏のナットを外すよ。ボルト自体もネジで止まってるので、ナットを外しただけでは抜けないよ。
手が入りにくいし、ボルトの頭が低いし、締結トルクも大きいので、かなりしんどい。

 

サイドスタンドの固定ボルトを外せばあとは外すだけ。スプリングは、特に工具がなくでも外せるよ。
ただ、自分はこの段階でスプリングを外したけど、作業的には上の14mmボルト&ナットを外す前にスプリングフックでスプリングを外した方が正解だと思う。

 

次はピボットプレート。ここは工具が入りやすいのでそこまでしんどくないよ。使うのは12mmと14mmの工具。

 

上側はチェンジペダルに干渉するので、チェンジペダルを外した方が楽かも。

 

ドライブスプロケットカバーは12mmの工具だけで簡単に外すことができるけど、ちょっと深いのでディープソケットが良さげ。

 

カバー類をはずしたら、サイドスタンドスイッチの配線をクリップから外そう。
サイドスタンドをオフセットする都合上、ここを外しておかないと配線が届かなくなるっぽい。黒いクリップに挟まれてるので、そこから外すだけ。
外したらステップにあるフックに止めておこう。これで配線の距離が稼げるよ。

 

配線を伸ばすことが出来たら、ピボットプレートとドライブスプロケットカバーは元に戻して大丈夫。

次は、ステップバーCOMP、つまり左右のステップが付いてる土台の部分のボルトを外すよ。
ステップバーCOMPは、ボルト4個で締結されてるんだけど、外すのは後方の2個だけね。工具は12mm。外すボルトを間違えると大変なので、面倒でも外すボルトを目視で確認してね。

 

外した純正ボルトは使わないけど、ワッシャーだけは流用するので注意。

 

純正ワッシャーをこんな感じでブラケット付属ボルトと組み合わせておこう。

純正ボルトはなくすとアレなので、自分の場合は小さいチャック付きポリ袋に部位名称を書いてまとめてる。
外した純正ボルトをなくさないように、「外した純正パーツ入れ」を作っておくと便利よ。

ワッシャーはブラケット付属のボルトと組み合わせておこう

これで準備は完了。ブラケットを取り付けるよ。

純正サイドスタンドのベース部分についてる棒を、ブラケットの穴にはめ込んで、付属のボルトとナットを軽くとめるよ。軽くね。

 

次にブラケットとステップバーCOMPの間に付属のカラーを入れて、さっき作った付属ボルト+純正ワッシャーで、仮止め。

 

ブラケットには多少動く余裕があるので、なるべく上側に押し付けながらバランスを取りながら本締め。
締結トルクは40N・m。ナット側の二面幅は17mmで、ボルト側が16mm。

 

ブラケットの位置を調整しつつ、下側も本締め。純正ボルトは二面幅12mmだけど、付属のボルトは二面幅13mm。規定トルク27N・m。

 

これでブラケットは装着出来たので、あとはサイドスタンドをブラケットに取り付け。
可動部なので、ブラケットにグリスを塗っておこう。

ステップをボルトとナットで締結。ボルト自体もネジが効いてるので、ボルトとナット各々に規定トルクが設定されてるので注意してね。

そうそう、忘れないようスプリングも戻しておこう。スプリングフックは必須。

 

最後に、サイドスタンドスイッチを本締めして完成。締結トルクは10N・mね。

 

出来上がりはこんな感じ。外側かつ後方にオフセットされてるんだけど、あまりにも自然なので装着してしまうと違いが分かりにくい。

 

せっかくなのでノーマル状態との傾きを比較してみたよ。
赤いのがノーマル状態の傾きね。
こうしてみるとほんの少し起きてるだけなんだけど、この少しが物凄く大きな違いなんですよ。めっちゃ安定するようになった。

 

装着前にちょっと不安だったのが「JA55にJA65のサイドスタンドをつけたままでも干渉しないのか」ってことなんだけど、何の問題もなかった。

 

スタンドを追加する

最後はサイドスタンドを安定させるために、スイングアームにもサイドスタンドを装着する手法。いうなればダブルサイドスタンド。サイドスタンドが2本になることで、超安定。
装着が容易だし、必要な時だけダブルサイドスタンドにすれば良いし、かなり汎用性は高め。

キタコから出てるのは、単体でも自立しそうなくらい剛性の高そうな逸品。

 

ZETAからはサブスタンド。純正サイドスタンドと併用するという観点から、軽量でスマートな形状。キタコに比べると細っこいけど、キャンプ荷物を積載した状態でも十分にがっしりと支えてくれる。

 

あとH2Cからは、垂直に伸びるタイプのサブスタンドが出てる。これ、実物を見たことないのけど、他にない形状なのでかなり目立ちそう。

まとめ

ハンターカブのサイドスタンドは正直いまいちだと思うけど、さすが人気車種だけあって対策パーツも複数出てる。自分にとって最適な改善方法を選ぶための参考になれば幸い。
オススメはエンデュランスのブラケット。ちょっと高いけど、効果抜群だよ。

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