
3/22(金)から開催中の東京モーターサイクルショー会場で、魅力的なカスタム「XSR125」を発見した。カスタムパーツを総合的に開発&販売する「ACTIVE」と「KIJIMA」の2社がそれぞれ、新開発のXSR125適合パーツを満載したデモマシンだ。
どちらもオフロードテイストを含んだスクランブラースタイルに仕上がっていながら、出来上がりの印象はまったく違うのが面白い。さて、みなさんはどちらが好みになるだろうか?
「アーバンスクランブラー」を目指す爽やかな「キジマ」カスタム
まずはキジマのXSR125から紹介しよう。このマシンのコンセプトは「アーバンスクランブラー」で、ガチンコのオフロードというよりは、元気に都会を駆け抜けるスタイルを志向。カラーは純正のライトブルーをそのまま活かしつつ、これにピッタリ似合うメーターバイザーを備えて印象を変えた。
ハンドルはアップ&ワイドで、ブレースバーが追加されたトラッカーハンドルを装備。フェンダーレスキット、アップフェンダーでシルエットをスッキリさせ、ウィンカーやミラーも小型&シンプルなデザインに変更されている。アンダーガードもパンチホールのついたアルミで軽やかだ。しかし、逆に大型化して印象を強めたのがテールランプ。メッキのタンデムグリップと合わせて、テール周りの存在感は抜群に高められた。
ユーティリティパーツとして、純正では装備していないヘルメットロックも追加。さらにサイドバッグサポートも備えているが、サポート自体が作りこまれた造形であるため、バッグなしでも見栄えがよい雰囲気だ。かつての「TW」のようなストリートトラッカースタイルを実現するマシンといえるだろう。
キジマから出品されたXSR125のデモ車。純正カラーを活かしつつ、ストリートトラッカー風にまとめられている
「ミニトレ」GT50/80をイメージした林道スクランブラー「153 GARAGE」カスタム
ACTIVEのネオクラシック・カスタムブランド「153 GARAGE」でまとめられたXSR125は、手軽にチャレンジできるカスタムを提案。カラーリングは往年の名車「ミニトレ」GT50/80をイメージしたレトロ調で、イメージがガラッと変わっているが、細部を見るとパーツの入れ替えで実現できるカスタムばかり。カッコイイ! と思ったら、理想のパーツを揃えて実現するのも難しくないマシンだ。
スタイルのポイントはやはりハンドル。ブレースを備えるスチールハンドルで、アップ&バックのスタイルを実現。さらにアルミ製アップフェンダーと、リアのフェンダーレスキットによって、軽やかな足回りのシルエットを作り出した。さらにオフテイストを高めるべく、武骨な印象を与えるヘッドライトガードや、シンプルなチェーンガード、ワイドステップバー、アルミ製スキッドプレートなどを装備し、気軽に林道へ入っていけるようなキャラクターとなった。
オフテイスト強めにまとめられたアクティブ「153 GARAGE」製XSR125。気軽に林道に入っていけるようなキャラクターを目指している。
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