ナポレオンミラーでおなじみのTANAXが、大阪モーターサイクルショーで新製品を展示。中でも目を惹いたモデル――カスタムマシン制作で知られる「46works」コラボのラウンドミラーと、新型のカウルミラーを紹介したい。

オールドマシン&レーシーなカスタムを次々に生み出す「46works」パーツを愛車に

山梨県、八ヶ岳南麓を拠点とする46works。ビルダーの中嶋志朗氏によってカスタムマシン制作を手掛ける著名なファクトリーで、BMWやKTMといったユーロメーカーモデルをメインとした、機能美にあふれた世界観のマシンは世界的に評価が高い。

カスタムマシンは、ともすればデザインを追求するあまり、実用性の少ないショーモデルとなることも珍しくない。しかし、中嶋氏の手掛けるマシンは、氏自身がオールドバイクレース「Legend of Classic」にもBMW・R75/5のレーシングカスタムで参戦するなど、実際のサーキットで磨かれた機能性に忠実。それでいて手ずから仕上げられる金属パーツ類には、実用一辺倒の武骨さではなく、クラシックマシンに似合う美しい曲線が多用される。

そんな46worksが、カスタムミラーの定番ブランド「ナポレオン」とコラボしたのが今回のスペシャルミラー「46ミラー」。ステー、ミラーヘッドはシャープなアルミ削り出しで、ボールジョイントもできる限りコンパクトにまとめられている。従来、46worksではカスタムマシンごとにミラーをワンオフ制作していたが、今回はそのなかの一つをもとに、量産化へむけた改良が施されたものだ。

ミラー径はΦ95mmで、マウント位置が低くなりすぎないよう、取り付けには専用のステーが用意される。さらにスペシャルパーツらしく、専用の化粧箱に収められての販売だ。価格は1万9800円、発売は今夏ごろになるという。

ZX-25Rにはエッジの効いた新型カウルミラーが登場

もう1台のデモ車・ZX-25Rには、TANAX発の新型カウルミラーが取り付けされていた。「カウリングミラー16」という名称での参考出品で、形状は現行の「リブラ3」などに似たエッジの効いた形状。しかしステー部には共振防止用と思われる、独特の大きなパーツがある点に違いがある。販売時期は未発表だが、価格は7,920円が予定されており、フルカウルスポーツのオーナーには注目の一品だ。

東京モーターサイクルショーでは中嶋志朗氏のトークショーを開催

注目のTANAXブースだが、3/22(金)開催の東京モーターサイクルショーにも出展。今回紹介した新製品も展示される。さらに46works・中嶋氏と、雑誌「モトナビ」編集長・日越氏による「46ミラー」をテーマとしたトークショーも開催、ショーの3日間それぞれ、12時、15時の1日2度行われる予定だ。東京ショーに遊びに行くファンには、是非一度足を運んでいただきたい。

第51回 東京モーターサイクルショー

・開催日時:
2024年 3月22日(金)10:00~13:00(特別公開)
13:00~18:00(一般公開)
3月23日(土)10:00~18:00(一般公開)
3月24日(日)10:00~17:00(一般公開)

・開催場所:
東京ビッグサイト 西1・2・3・4ホール、アトリウム、西屋上展示場
https://www.motorcycleshow.org/

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