
MOTULを代表する名作 300V FACTORY LINEシリーズがフルリニューアルする。
目次
「伝説はさらなる高みへ」
300V FACTORY LINEは発売開始から現在に至るまで、レーシングオイルの代名詞的な存在として世界中に多くのファンに愛されている。
コンセプトはそのままに、従来モデルからあらゆる性能をブラッシュアップさせ、実に10年ぶりのフルリニューアルとなる。
世界耐久選手権(EWC)を戦うYoshimura SERT Motulをはじめ、MOTULがサポートを行っている世界トップチームからの膨大なフィードバックが活かされている。
新パッケージ
新パッケージは、従来パッケージと比べメインビジュアルの大きな変更はない。
粘度のバリエーションが大幅に拡充
粘度の選択肢が大幅に広がった。
300V FACTORY LINE ROAD RACING
オンロード向けの300V FACTORY LINE ROAD RACINGにおいて、5W-30の粘度設定が無くなり、新たに0W-30、10W-30、10W-50の3つのバリエーションが追加。合計6つの粘度から選べるようになる。
注目は「0W-30」の超粘度設定。近年、パワーロス低減のためにスプリントレース等のユースケースでこうした低粘度帯を選択するチームは少なくない。
300V FACTORY LINE OFF ROAD
オフロード向けの300V FACTORY LINE OFF ROADは、従来の5W-40、15W-60の2つの粘度域は据え置きで、新たに10W-30、10W-40、10W-50と粘度のバリエーションが追加。5つの粘度から選べるようになった。
オフロード走行特有のクラッチ特性に対するブラッシュアップが進んだという。
JASO規格は変更なし、API規格は新規取得
従来の300VはJASO規格はMA、API規格は未取得だった。
今回のリニューアルでJASO規格はMAで変更なし、API規格はSPを新規で取得。2024年現在、性能や品質を表すAPI規格において、SPは最高品質を意味する。
発売時期 / 価格
気になる発売時期は今年4月中旬の予定。
希望小売価格は、嬉しい現行据え置きで1L荷姿4,400円(税込)となる。
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