
Webikeプラスでも情報を追っていた、XSR125用「ストレートサイクロン」について、ヨシムラジャパンからついに正式な販売情報が発表された。先日登場したXSR155用と同様の、クラシックかつレーシーなスタイルはそのまま。さらにパワー、トルク面でも純正から性能向上を果たす注目のフルエキゾーストマフラーだ。
気になるメーカー希望小売価格は7万4800円。既に受注は開始しており、発売は2024年5月中旬の予定となる。
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伝統の直管スタイルはネオレトロマシンにも良く似合う!
ヨシムラが70年代にデビューさせた集合管をベースとするストレートサイクロン。艶消しブラックのペイント、別体サイレンサーのない直管スタイルはどんな車種に搭載されていてもそれとわかる、ヨシムラの代名詞的フルエキゾーストマフラーだ。ルーツの通り70年代、80年代の名車にも良く似合い、躍動感のあるサウンドと伝統のルックスには、今なお多くのファンが存在する。
そんなストレートサイクロンだが、昨年発売されたヤマハのネオレトロなネイキッド「XSR125」向けの開発情報が以前から発表されており、ファンの間でも注目が高まっていた。本サイトでも予想CGを制作して続報を待ち望んだが、先日タイにて兄弟モデル「XSR155」用ストレートサイクロンが正式に発売。続いていよいよ国内向けの125用が登場となったのだ。
トルクも全回転域でパワーアップ!純正比30%の軽量化&低重心化でいっそうスポーティーに
先んじて発売されたGP-MAGNUMサイクロンやR-77Sサイクロンと合わせ、ヨシムラ発のXSR125用マフラー3種類目のラインナップとなるストレートサイクロン。正式には「機械曲ストレート762サイクロン」という名称で、おなじみのスタイルはそのままテールパイプに大口径Φ76.2を採用。存在感あるデザインと、低音を増したサウンドを楽しむことができる。
ヨシムラ発表のダイノテスト結果によれば、性能面でも純正マフラーから全面的に向上。特に低回転から高回転にかけて、全域で一回り高まる豊かなトルク特性と、高回転域で伸びる馬力によって、アクセルの開け始めから高速走行時まで、あらゆるシーンで力強さを感じることができるだろう。さらに重量も純正比-30%と軽量化、車体下部へのエキパイ取り回しによる低重心化も果たし、スポーティーな運動性能ももたらされる。
そんな期待のXSR125用ストレートサイクロンだが、価格は税込み7万4800円と、先行する2モデルの中間に位置するものとなった。既に受注は開始しており、商品登場は2024年5月中旬の予定だ。
実物は東京モーターサイクルショーで登場か
ストレートサイクロンを装備したXSR125は、ヨシムラが出展する第51回東京モーターサイクルショー(3月22日(金)~24日(日))にて展示されると目される。当日はEWC参戦チーム・ヨシムラSERT Motulの「GSX-R1000Rレーサー」や、1972年AMAデイトナ200参戦仕様「CB750レーサー」などが登場予定のほか、「ヨシムラジャパンOFFICIAL SHOP」もオープン。マフラーの注文受付やグッズの販売を行う。ヨシムラファン必見のブースとなるだろう。
製品情報:XSR125(24)機械曲ストレート762サイクロン 政府認証
・車両型式:8BJ-RE46J
・エンジン型式:E34LE
・Main Material:ステンレス
・近接排気騒音:89dB/5,000rpm
・加速走行騒音:75dB
■政府認証マフラー JMCA認定
■排出ガス規制適合品 騒音規制適合品
■製品2年保証付
■ガスケット:純正品を使用
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