2023年12月に登場したヤマハの新作XSR125。名門ヨシムラから真円タイプとスポーティな異型マフラーがリリースされる。これに続き、レトロスタイルを引き立てるショート管=ストレートサイクロンの登場を予告。3月のモーターサイクルショー展示を期待したい!

まずはシンプルな真円形状とスポーティな異型タイプが発売

昨年、ヤマハが矢継ぎ早にYZF-R125/R15、MT125、XSR125を発売し、大きな反響を呼んでいる。そんな中、老舗アフターマフラーメーカーのヨシムラが対応エキゾーストの受注を開始した。

中でも注目したいのは一番人気であるXSR125用のマフラー。「機械曲GP-MAGNUMサイクロン EXPORT SPEC」と「機械曲R-77Sサイクロン EXPORT SPEC」の2タイプが用意される。ともに1月26日から受注を開始し、5月下旬に発売予定だ。

まず前者のGP-MAGNUMサイクロンは、XSR125のレトロスタイルになじむシンプルな丸形サイレンサーを採用。ディンプルリベットや肉抜きリベットバンドなど随所にヨシムラらしい個性的なパーツが配置される。

スロットルの開け始めから豊かなトルクを発揮する特性で、鼓動感あふれるサウンドが特徴。中低速では余裕のある走行フィールを実現しながら、高回転までスポーティに走行できる。

R-77Sサイクロンは、レース由来の独特な形状とカーボンエンドを採用し、スポーティデザインが特徴。サイレンサーに十分な容量を持たせることで出力アップと消音性能の両立を実現している。

パワー特性は7500rpm以降の伸びが特に著しい。回転を上げるほどにダイナミックで弾けるようなサウンドも魅力的。XSR125をスポーティに走らせたい人に最適だろう。

'70年代イメージを加速させるストレートサイクロン、3月に実物が拝める?

さらに本誌が予想していた「ストレートサイクロン」のティザーサイトも登場。2024年初春に受注を開始するという。

ストレートサイクロンは、1971年に創業者のポップ吉村氏が発明した初の集合管マフラーがルーツで、1970年代のトレンドになったカスタムマフラー。近年もZ900RSなどネオクラモデルに新製品が発売され、人気を博している。

このマフラーはXSRとよく似合う。と言うのも、初代XSR900をはじめとした多くのXSRシリーズには、XS-1ほか'70~'80年代の名車のエッセンスが注入されている。当時のイメージに'70年代風のストレートサイクロンはジャストフィットするのだ。

実はヤマハ車のストレートサイクロンは現行ラインナップに存在していない。XSR125をきっかけにヤマハにもクラシックイメージのマフラーが登場するかもしれない。

ストレートサイクロンの発売日は未定だが、3月の東西モーターサイクルショーで実物の展示をぜひ期待したい!

YZF-R125/R15、MT125向けのマフラーも受注開始!

同時にフルカウルのYZF-R125/R15、ストリートファイターであるMT125用のマフラーも登場。1月26日から受注を開始し、5月下旬に発売予定だ。どちらもXSRと同様に「機械曲GP-MAGNUMサイクロン EXPORT SPEC」と「機械曲R-77Sサイクロン EXPORTSPEC」の2タイプを設定する。

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コメント一覧
  1. トグサ より:

    これを見ると、オプション扱いのアクラボビッチのマフラーの値段はボッタくりなんじゃないかと思う。だって、アクラボは17万だよ?

    いくらチタンだったとしても、単気筒の125のマフラーなのに。

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