
バイク乗りにとってレザージャケットは非常に相性が良いことを知っていますか?レザージャケットはカッコいいだけじゃなく、防寒性と安全性に優れた一石二鳥アイテムなんです。バイクに似合うだけではなく普段使いも出来れば最高ですよね。今回は、そんなバイク乗り必見のおすすめレザージャケットを厳選してを紹介していきます。
目次
レザージャケットとは
レザージャケットとは、動物の皮革を使用して作られた、外側が皮革で覆われたジャケットのことを指します。
そんな革製衣類の歴史は古く、古代文明のころから使用されていたと言われています。
現在のレザージャケットの起源のひとつとしては、飛行機のパイロットが寒冷な高高度での飛行から身を守るために、革製のジャケットを使用したことに始まります。革は風を通さない性質があり、また機械操作時にも身体の保護を提供できるため、航空パイロットにとって理想的な選択でした。その後の第一次世界大戦では、航空機が軍事作戦で広範に使用されるようになり、航空機の操縦士たちの身体を守るために革製のフライトジャケットが採用されました。
そんな過酷な状況の中で使用されたフライトジャケットは、バイカーカルチャーにも影響を与えることになります。この防風性や保温性、さらに耐摩耗性までも高く丈夫な皮製のジャケットはバイク乗りにとってもぴったりだったわけです。そんな中、バイク乗りのためのライダースジャケットも登場しました。
その後、1950年代から60年代にかけて、映画スターやミュージシャンが好んでレザージャケットを着用したことでクールで反抗的なイメージが形成され、若者のファッションアイテムとしても浸透していきます。
このような過程を経て、現在ではレザージャケットは、バイカーアイテムとして、またファッションアイテムとして人気も高く、様々なものが販売されているのです。
おすすめレザージャケット5選
今回のおすすめレザージャケットは、バイク&ロック好きの筆者が、先にも述べた現代のレザージャケットの起源ともなったフライングジャケットとバイク乗りのために開発されたライダースジャケットから選択しています。クラシカルで普遍的、バイクを降りた時にもバイク乗りとして様になるカッコよさを持つジャケット。そして、どことなく感じられるロックテイスト。
また、カフェレーサーからクルーザー、スーパースポーツなど、どのジャンルの車種にでもマッチするジャケットを選定しました。
KADOYA MAVERIC「K’S LEATHER」
まず、最初に紹介するのは東京浅草に本社を構える「カドヤ」の「MAVERIC」。
KADOYAは1935年に創業された、日本の老舗革ジャンメーカー。
オーダーメイドでこだわりの革ジャンを製作できることで有名なKADOYAが、上質の革ジャンをリーズナブルに販売するために立ち上げたブランドが「K’S LEATHER」です。
その K’S LEATHERから販売されている「MAVERIC」は、名前からも分かるように不屈の名作映画「トップガン」でトム・クルーズ扮する主人公・マーベリックに由来しています。
マーベリックが愛用している革ジャンは、海軍航空隊によって1930年代に開発され た「G-1」と呼ばれるフライトジャケットです。こちらは、表地にゴートスキン(山羊革)を採用しており、人体工学に基づいたヘッドファクトリーパターンを採用 。バイク乗りのために製作されており肩・肘・脊椎パッド装着用ポケット付きなので、別売りのパッドを購入することで簡単に装備可能。
定番のミリタリージャケットの完成されたフォルムに、老舗革ジャンメーカーがバイク乗りのためにこだわった仕様になっておりおすすめの1枚です。どんなジャンルのバイクにでもばっちりマッチします。
KADOYA VNS-4 レザージャケット「 K’S LEATHER」
KADOYA VNS-4 レザージャケット「 K’S LEATHER」
次に紹介するこちらも、上記紹介した「カドヤ」の「「K’S LEATHER」の革ジャンです。
高い人気を誇る襟付きシングルライダース・VNSシリーズの最新モデル。定番モデルとしての精度を煮詰め、 設計を見直し普遍的なデザインバランスを目指すと共に運動性もアップされています。表地には、ソフトステア(牛革) を採用し、内装には高機能綿を用いたベスト型キルティングライナーを装備し、着脱可能で気候に併せて長い期間着用できます。
「ステア」とは生後3~6ヶ月以内に去勢した2歳以上のオス牛の革 のことで、厚手で丈夫 。ソフトステアは、強度に秀でたステアを軟らかくしなやかに鞣し 、はじめから着やすくなるように仕上げてあります。また、着脱可能な脊椎パッドが標準装備。
バイク乗りなら1枚は欲しい定番シングルライダース。こちらもKADOYAのバイク乗りのためのこだわりを詰め込んだ仕様になっておりおすすめです。定番の黒は何にでも併せやすく、バイクの車体カラーも選びません。
DEGNER ワックスシープ レザージャケット
3番目に紹介するのは京都府に本社を構えるバイク用品メーカー「デグナー」の「ワックスシープレザージャケット」です。
デグナーは、1987年に創業。「革は直して使うもの。」というコンセプトのもと、幅広い商品を取り扱っています。
こちらの表地には、きめが細かく柔らかいシープレザーを採用。胸と両腕部分にはワッペンを配置しモーターテイストなデザインに仕上がっています。肩・肘・背中・胸にプロテクターを標準装備しており、ポケット式で簡単に着脱可能。画像はワインカラーのものですが、全7色がラインアップされており、お好みのカラーが選択可能です。
レーサー的な雰囲気とクラシカルな雰囲気を併せ持ったフォルムと、豊富なカラーバリエーションであなたらしさを演出してくれること間違いなし。
Warson Motors リミテッド レザージャケット
続いて紹介するのは、スイスで生まれたモーターアパレルブランド「ワーソンモータース」の「リミテッドレザージャケット」です。
ワーソンモータースは2009年に、バイクやクルマ、飛行機好きの3人によって設立されました。古き良きアメリカやヴィンテージレーシングの精神を取り入れ「本物」をキーワードに商品化。
こちらのレザージャケットの表地は、なめしの牛革を採用。1960年代や70年代のヴィンテージな雰囲気を表現するために、汚し加工が施され、スポンサーロゴもあしらわれています。肩、肘、背中にプロテクターを入れるためのポケットも付属。また、このカラーはイタリア国内のみで販売された別注モデルです。
画像のイエローのほかに、ホワイトもラインアップされており、クラシカル感溢れる個性的な1枚に仕上げられています。
HOUSTONE A-2PATCH CUSTUM 01
最後に紹介するのは、「ヒューストン」の「A-2PATCH CUSTUN 01」です。
HOUSTONは1972年に、日本で初めてオリジナルのフライトジャケットを製造した、日本においてのミリタリーファッションの老舗メーカーです。
近年は、ミリタリージャケットにライディングに必要な安全性をプラスしたライディングウエア もラインアップしています。
こちらは、1927年にアメリカ陸軍航空隊 で採用された「A-1」フライトジャケットの後継として、1931年に正式採用された「A-2」フライトジャケットをオマージュしたモデル。
各パイロットが所属部隊の誇りを表現したパッチ類には、アメリカ合衆国義勇軍の伝説的部隊「フライングタイガース」のデザインを採用。表地には牛革を採用し、背中には脱着可能なウレタンパッドを装備し、肩、肘にも別売りプロテクターを装備可能な収納袋付きです。
こちらも定番のミリタリージャケットの完成されたフォルムに、バイク乗りのための装備がプラスされたアイテムとなっており、おすすめしたい1枚です。
まとめ
バイク乗りにとって、アウターはバイクと同じくこだわりたいところです。レザージャケットは、防風性に優れ、熱を逃がさず、丈夫で長持ち。そして何よりカッコ良い。
バイク乗りにとても相性が良いアイテムなので、 お気に入りのレザージャケットを1枚所持していれば何かと重宝します。
また、革製品は、着込むほどに革も柔らかくなり、皮の表面もいいアジをだしてきます。 エイジングを楽しみながら、どんどん着込んで自分だけのオリジナルジャンバーを作り上げましょう。
今回の記事が、あなたのレザージャケット選びの参考になったのであれば幸いです。
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Warson Motorsについて書かれた記事
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選んだ基準が不明。
革ジャン好きも、ミリタリーマニアもこれらは買わないよ。
ご意見ありがとうございます。
今回紹介させていただいたものは「Webikeショッピングで購入できるもの」「安全を考慮したパッド類が装備できるもの」から私の独断と偏見で紹介させていただいております。