文/Webikeバイヤー:たかし

今回の記事では有名どころの素材に関して紹介しています。
また、作成に当たっての趣旨としては素材に関して、『FRPってなに!?』『ゲルコートってなに!?』といった、ビギナーの方に向けて大分細かい所を端折った説明となっています。
素材に関して簡単な特徴のみを書かせていただきましたのでぜひチェックしてみてください.
読み終わる頃には、なんとなーく外装素材に関する知識がついているはずです!
※知識を蓄えた方々からしたら説明が足らない!など至らぬ点が多いかもしれませんが、温かい目で見ていただけますと幸いです。

FRPの意味合いは広い

FRP(強化繊維プラスチック)
まずFRP(Fiber Reinforced Plastics)で知っておいていただきたいのは、FRPの意味合いは広いということです。
こちらは大まかにいうと〇〇繊維を〇〇樹脂で強化してつくったものと認識してもらうのがいいかと思います。
非常に多数の外装パーツに使われており、とても強度があり、とても軽量なことが特徴です。
カーボン繊維を使うCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)やガラス繊維を使うGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastic)が非常に有名どころです。
実際にどのようなものがFRP製品なのかを知っていただきたく、FRP製の人気アイテムを集めました!
是非一度ご覧になってみてください!

それでは早速、有名どころのカーボン繊維とガラス繊維を使った2種類のFRPをご紹介していきます

カーボン繊維はFRPを知るうえで必須

外装でよく耳にするカーボン製とは強化繊維プラスチックとカーボン繊維を合わせて作られたもので、CFRPと呼びます。
このCFRPにもすごく大きく分けて2つほどポイントがあるのでご紹介します!

綾織・平織・開繊

綾織カーボンや平織カーボンをよく耳にします。
これらは多少強度に違いがあれど機能面はほぼほぼ同じです。
カーボン繊維を織り込む際にどの柄で織り込むかの違いなので、好きな柄を選ぶのが一番だと思います!

ウェットカーボンとドライカーボン

カーボンというとウェットカーボンとドライカーボンが存在します。
この2つの違う点は製法が違いますが、製法を説明し始めると難しくなってくるのでここでは控えます!
なので一言で簡単に二つを紹介すると…
ウェットカーボンの強度はFRP並みだが比較的安価。
ドライカーボンはFRP以上に軽くて強度があるが比較的高価。
なのですが、ウェットとドライでなぜそこまで性能が違ってくるのかは下の記事に非常に細かく紹介してあります。
更にカーボンについて知りたい方はこちらの記事を是非読んでみて下さい!

こちらもカーボン製品がどのようなものがあるか知っていただきたく人気製品を集めてみました!
実際にどのような場所にカーボン製品が使われているのかを是非チェックしてみてください!

ガラス繊維は万能な補強材

こちらもFRPと関係性が深いものです!
FRPを作るうえでよく使われています。
ガラス繊維は文字通り、ガラスの細かい繊維です。
覚えておいてほしいポイントをご紹介します!!

グラスファイバー

ガラスの細かい繊維を糊で固めて薄いシート状にしたやつをFRPに敷いて強度を高める使い方などされています。
つまりFRPの強度を増すためによくよく使われている素材なんです!
グラスファイバーを入れてFRPからGFRPになります。
グラスファイバーは一言で覚えるなら補強材!
しかし製品の素材表記などでグラスファイバーが使われていてもGFRPではなくFRP表記になっていることもたびたびあります。
ちなみに余談ですが、骨折したときのギプスなどにもグラスファイバーが使われています!

+α ゲルコートについて

黒ゲル・白ゲル等でお馴染みのゲルコートについてです。
まず大前提として分かっておいていただきたいのは、ゲルコートは塗装ではありません。
役割は表面を滑らかにすることです。つまりコーティングです。
もっと細かくいうと色々ありますが、本記事ではゲルコートは塗装ではなくコーティング。塗装されることを前提としている。と大まかに理解していただけたらうれしいです!

以上カーボン繊維とガラス繊維がFRPどういう関係なのか。+ゲルコートとは。でした!なんとなーくわかっていただけたら幸いです!

バイクによく使われる【樹脂】素材

ABS

FRPと同じくらい使われる主要パーツ。
外装部分によく使用されており、光沢が特徴です。
加工しやすく安価なため非常によく普及しております。
身近な部分ですと、スクーターを思い浮かべていただいて、スクーター外側の光沢あるところなどはABSが使われている可能性が高いです!

PP

こちらは非常に軽量かつ、加工性が高い素材です。
衝撃に強いため、よくオフロード車などの外装はPPが使われていることが多いです。
ちなみに、こちらはスクーターの内側を思い浮かべていただいて、足をのせる部分のプラスチックっぽい所はPP樹脂が使われていることが多いです!

オフロード車のどこの部分にPPが使われているのかをより想像できるように実際の商品へのリンクを張らせていただきました!
気になる方はぜひ下のリンクからチェックしてみてください!

バイクによく使われる【金属】素材

アルミ

アルミは比較的軽量で、丈夫なため、バイクの主要部分にも多く使われている素材です。
軽量性を重視したバイクなどにはアルミがよく使われており、フレームやスイングアーム等々に使われることが多いです!

ステンレス

ステンレスの特徴は錆びにくく強度が高いことです。
強度が高いため、鉄と同等の強度が欲しくなった場合でも厚みを減らしたりすることができるのです。
そのためマフラーなどに使えば、強度を残しながらも軽量化することができます!

チタン

チタンと言ったら非常に軽量で、錆びない素材です。
チタンボルトであったり、チタンマフラーとかはカスタムバイクでよく目にします。
キレイな焼き色になることからワンポイントでチタンを使うカスタムなども多いです!

ブラス

こちらは真鍮です!特徴は金に似たきれいな光沢があることです。
またこの金色は経年劣化とともに鈍い金色に進化していきます。
そのためアクセサリーパーツなどによく使用されています。
アメリカンバイク系で鈍い金色パーツがついていたら真鍮製の可能性大!!

おわり

ここまで読んでいただきありがとうございます!
今まで知らなかったバイクの素材等の存在を知る第一歩になった方がいたら非常にうれしく思います!
外装ページのリンクも下に貼ってありますので様々な外装を是非眺めてみてください!!
素材に関しては非常に一つ一つが深い話になってくるものばかりです。
もし興味を持っていただけたら他のWebike+にも素材に触れている記事が多くありますのでそちらもぜひチェックしてみてください!

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