「SOTO」は、炎の総合メーカー・新富士バーナーによるアウトドアブランド。バーナーやランタンなどの燃焼器具のほかにも、クッカーやテーブルなど、コンパクトで軽量なギアを好むキャンパーやハイカーに不動の人気を誇り、バイクキャンパーにも愛用者が多いブランドのひとつです。

その「SOTO」による2024年新作展示会より、2回にわたりレポートをお届けします。数ある新作の中から、来シーズンからのバイクキャンプに活躍しそうな注目株を、ビギナーさんにもわかりやすくご紹介!

コンパクトサイズも用意されたタフなCB缶が登場!「CB TOUGH」

バーナーの燃料となるガス缶には、「OD缶」(OD=アウトドア)と「CB缶」(CB=カセットボンベ)があります。「OD缶」は冬山など寒冷地にも強い一方でコスト高、「CB缶」は寒冷地に弱い(=バーナーの火力が弱くなる)ものの入手がしやすく低コスト、という特徴があります。また、「OD缶」と「CB缶」では形状もバーナー接続部分の仕様も異なるため、それぞれに対応するバーナーを用意しなければなりません。

 

そこで注目したいのが、「雪山でも使用可能なCB缶」として開発された新作「CB TOUGH」。SOTOのOD缶と同等の環境で使用できるとのことで、これはつまり、3シーズンのキャンプをSOTOの「レギュレーターストーブST-310」などCB缶対応のバーナーで楽しんでいる人が、「極寒のキャンプもやってみたい」という理由でOD缶対応バーナーの買い足しを検討する必要がなくなる、というわけ。調理もある程度楽しみたいキャンパーにとっては、低重心でゴトクがしっかりしているCB缶タイプのバーナーのほうが、相性がいいですからね。

既存のCB缶とほぼ同等サイズの「230」(容量230g)のほかに、軽量コンパクトな「130」(容量130g)も用意されるので、極力荷物を小さく軽くしたいバイクキャンパーにとってもうれしい選択肢になりそう!

 

ボンベキャップはフラット形状のPP製で、従来のキャップのように突出しないので外れにくく、紛失防止のため缶底に取り付けられる仕様にもなっているところがうれしいポイント。

「CB TOUGH」シリーズは2024年春に発売予定です。

軽量コンパクトが進化したCB缶対応バーナー「レギュレーターストーブ TriTrail(トライトレイル)」

五徳がしっかりしていながらコンパクトに持ち運べることでバイクキャンパーに愛用者も多いSOTOのシングルバーナー「レギュレーターストーブST-310」をベースに、“軽量・コンパクト”にさらに磨きがかかったニューモデル「レギュレーターストーブ TriTrail(トライトレイル)」が爆誕! 「レギュレーターストーブST-310」に比べると59%も軽く、42%も小さくなり、コンパクトパッキングに大きく貢献してくれそうです。

 

OD缶モデルで培った雪山登山にも耐えうる燃焼性能と、「レギュレーターストーブST-310」から受け継いだ安定感のあるゴトクの組み合わせで、CB缶モデルでありながら登山や寒いキャンプでの煮炊きにも対応します。前述の「CB TOUGH」との組み合わせで、活躍するフィールドがさらに広がりそうです。

 

「レギュレーターストーブ TriTrail」の価格は税込9,900円。2024年春発売予定です。

「フィールドホッパー」よりも軽いキャンプテーブル「Field Kite(フィールドカイト)」

バイクキャンパーに人気のキャンプミニテーブルと言えば、SOTOの「フィールドホッパー」。二つに折りたたまれた天板をパカッと開くだけで、中に収納された4本の脚が出てきて設営完了!という優れもの。

「いやしかし、もっと軽量を突き詰めたいのだ!」というミニマルキャンパーの味方になってくれそうなのが、この新作テーブル「フィールドカイト」。

 

「フィールドカイト」の価格は税込4,895円。2024年4月発売予定です。

<後編へ続く>

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