BMWが、ConnectedRide Smartglasses(コネクテッドライドスマートグラス)を7月7日にベルリンで開催されたBMW Motorrad Daysで発表した。今年はSHOEIがスマートヘルメットを発売して話題になったが、今度はサングラスにヘッドアップディスプレイが装着された。

サングラスならどんなヘルメットでも対応できる

コネクテッドライドスマートグラスは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)でナビゲーションや速度、ギアポジションなどの情報をサングラスのレンズに直接投影するデバイス。バイクのコックピットに視線移動せずに必要な情報がライダーの視界に入るため、ライディングに集中できる効果が期待できるものだ。

スマートグラスは、Bluetoothとアプリを介してスマートフォンに接続し、リチウムイオン電池により最大10時間の稼働が可能。表示の位置や設定は、乗車前だけでなく車両のハンドルバーにあるマルチコントローラーを介して走行中にも調整できるようになっている。

レンズは紫外線(UVA/UVB)カットタイプで85%透明のレンズと色付きの2セットが用意されており、さらに近視や遠視用の度付きにも対応している。また、異なるノーズパッドを備えた2つのサイズ(M/L)が用意されている。価格は欧州で690ユーロ(約10万円)と発表されたが、日本での展開は現在のところアナウンスされていない。

ConnectedRide Smartglasses [BMW Motorrad] 右側レンズに情報を投影するHUDサングラス。照射装置や電源も一体で完結しているのが特徴だ。

表示情報は速度やギアポジション、目的地までの距離、制限速度、ナビの指示が確認できる。

曲がる際は、角までの距離も表示する。ヴィルヘルム通り(Wilhelmstraße)といった通り名や地名も表示する。

現物は普通のサングラスにしか見えない。レンズは透明タイプも用意されている。

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