知る人ぞ知るMOTULのケア系ケミカルをインプレッション！

300Vなどオイルの知名度が高すぎる故の弊害か、車体やヘルメットやレザーといった用品のケア・メンテナンスケミカルの存在を知っている人はそこまで多くありません。
そのため、まだまだその実力は未知数！そこで今回はMOTULの車体用シャンプー・ワックス、ヘルメット、レザー用のケアケミカルを実際に使用し、その実力に迫ります！

MOTULとは

MOTULは二輪、四輪をはじめモーターボートや自転車用など、様々なオイル・ケミカルを開発、販売するフランスに本拠を据えるメーカーです。世界中のあらゆるレース、イベント、チームをサポートしており、今日のモータースポーツに無くてはならない存在です。

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2023.07.14

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MOTULのメンテナンスケミカル

今回用意したのは以上6本。

E1、E2、E5の3つはバイク洗車用で、M1、M2がヘルメット、M3がレザー用となっています。

インプレッション：車体用ケミカル編

E1 WASH ＆ WAX (ウォッシュ アンド ワックス)

E1 WASH ＆ WAXはその名の通りこの1本で、ひと拭きでウォッシュ(＝洗車)とワックスを完了できる「手軽さ」にフォーカスしたアイテムです！
愛車のキレイは保ちたいけど洗車、コーティングする時間があまり取れない……そんな方にオススメです。プラスチックや金属、未塗装樹脂など様々な素材に対応しています。
特徴は水が不要なこと！水を引けない場所やすぐ隣に他の車もいるアパートの駐車場などでも気兼ねなく使用できます！

わかりやすいように、スクーターの広いシールド面で実際に使用してみました！


洗車力については、水だとゴシゴシしないといけないようなケースでも、これを使えば汚れが浮いてサッと拭き取れて、シールドやカウル表面を傷つけません。
ワックス効果の検証のため、使用した面とそうでない部分との違いがわかりやすいように中央にテープを貼って、画像の左面にスプレーを散布してみました。
テープを境に、施工した左側がツルツルになっているのがわかります！

次に、未塗装樹脂に使用した時の比較です！右側が施工箇所になります！


頑固な水垢や汚れもサッと落ち、日焼けして白ボケ気味だった表面がキレイな輝きをまとっているのがわかります。

手軽なため、ツーリングなどに行った都度拭き上げをするような「常に愛車をキレイにしておきたい」という人には強くおすすめできる商品です！
ただ、雨天走行した際などにつく足回りのひどい泥汚れなどには対応できないと思います。下手をすると砂利などを引きずって車体に傷を付けかねません。そういう場合は、この後紹介するE2 MOTO WASHを使用した方がよいです。

E2 MOTO WASH (モト ウォッシュ)

車体をもっともっときれいにしたい！という方にはこれ！
容量も1Lと存在感のあるサイズで、これ1本で何度も洗車できちゃいます！スプレータイプなので面倒な、一般的なシャンプー剤のような希釈は不要でそのまま使用できます。
プラスチックや塗装部分、未塗装部分などあらゆるパーツに対応しているので、どんどん使って綺麗にできます！

1pushした時の散布範囲は比較的ワイドな印象。サラサラと広範囲に延ばして広げることができます！
簡単にこびりついた汚れをしっかり分解洗浄してくれます。使用した部分は光沢がよみがえり、光を反射しているのが見てわかります(画像の4)。

ホイールなどの泥汚れや、軽いブレーキダストの汚れも洗浄できました！しっかり洗車にはこれです！
※通常のブレーキダストの汚れはかなりしつこくシャンプーでは落としきれないケースが多いので、専用の溶剤の使用をおすすめします。

E5 SHINE ＆ GO (シャイン アンド ゴー)

シャンプーで汚れを落としたら、次はコーティングしていきましょう！
E5 SHINE ＆ GOはバイク専用、スプレータイプのコーティング剤です。

1Pushした時に出る量は想像より少量。狙った所にプシュッとしっかり届きます。タレは少なく、タイヤなど塗布してはいけない場所にしたたり落ちるようなことはありません。延びも良好で、1Pushが少量ゆえに調整がしやすいためムラも出にくいと感じました。
ホイールはもちろんのこと、未塗装樹脂やマフラーガードといった金属部品まで、かなり多くの場面で活躍してくれそうです。触ってみるとテカテカしており、しっかりと被膜が張っているのがわかります。色々な所に自然なツヤと塗装の保護をしたい方にはおすすめの1本です！

インプレッション：ヘルメット・アパレル用ケミカル編

車体が終われば次はライダーのお掃除！ここからヘルメットのツヤ出しや、内装のクリーニング、革製品のメンテナンスケミカルをご紹介していきます！

M1 HELMET ＆ VISOR CLEAN (ヘルメット アンド バイザークリーン)

バイクはしっかりと車体用ケミカルで洗うけど、ヘルメットはパっと車体用ワックスで拭くだけ…そんな方も多いのではないでしょうか？
確かに素材が対応していれば効果はあります！しかし車体用ケミカルは科学的な匂いが強い物も多く、実際にテストしたWebikeスタッフがそうなのですが、この匂いが気になって運転に集中できない……なんて危険も！

そこで使ってみてほしいのがこのヘルメット・バイザー用クリーナー、M1 HELMET ＆ VISOR CLEANです！
さっと1push、塗り広げるだけでこの輝き！

これは嬉しい！さわやかな良い香りがします！(おそらくオレンジなどの柑橘系)
素材を傷めず跡も残らない中性クリーナーなので、全てのヘルメット・バイザーに使うことができます！防虫効果もあるので、信号待ちの蚊柱が不愉快だ！なんて方にもオススメです！

M2 HELMET INTERIOR CLEAN (ヘルメット インナークリーン)

暑い時期に限らず、運転中は意外と汗をかいているものです。汗を吸ったグローブやヘルメットを放置して自然乾燥をさせていると、雑菌が増殖し、この世の終わりのような匂いがして実に不衛生です……。
そこで活躍するのが、このM2 HELMET INTERIOR CLEAN！
ノズルが小さいながらも広範囲に散布してくれるので、1Pushでヘルメットの内装を消臭・殺菌するのに非常に便利！車体用ケミカルにありがちな、科学的で鼻につくイヤ〜な匂いはなく、柑橘系の優しい良い香りがします！また、特殊製法により汗を中和し殺菌もしてくれるので、他のクリーナーにありがちな「消臭剤をかけたら汗とまざって、より嫌な匂いがする…」なんてこともありません！

個人的に、この匂いはかなり好みです！私は匂いが強いと頭痛が起こるタイプのライダーなのですが、こちらの商品は優しい香りなのでそんなこともなさそうです！
小型で携行もしやすく、誤射防止のセーフティもあるので荷物にポイと入れても安心なのがうれしいですね！ロングツーリングで洗濯できない・内装が取り外せない・そもそも面倒くさい！なんて方には是非試してほしい1本です！

M3 PERFECT LEATHER (パーフェクト レザー)

ジャケットやブーツなど、バイク用品に多い「革(レザー)」製品。革は時間をかけて育ていくことでその味が増していきます。しかし、何もしないとどんどん劣化してしまいます。それを防ぐためには専用のオイルやクリームを定期的に塗布してお手入れをしなくてはいけません。なんとMOTULは、そんな革のお手入れに使えるケミカルも研究、販売していたんです。
M3 PERFECT LEATHERはオリーブやテルビン油などの成分を配合。防水や色落ちの防止など、革のコンディションを維持して寿命を延ばしてくれます！ボトルタイプで適量をニュッとウエスなどに目的に合わせ必要な分だけ取って使用します。

画像は比較的手入れをしっかりやっているWebikeスタッフのジャケットで試してみたもの。施工前の1と施工後の4を比較した時、大きな差はありませんでした。これは言わずもがな、ずっと手入れがされていたからです。革の手入れは、改善！というよりは維持が目的なので、瞬間的な変化はほぼありません。しかし、数年後に差が出てきます。

M3 PERFECT LEATHERは全ての革製品に安心して使用可能です。
グローブは一見メッシュに見えて部分的に革が使われている商品が意外とあり、放置しているとクセが付き運転中も指に干渉して痛みの原因になってしまいます。

先程のジャケットはよく手入れがされていたのであまり変化がありませんでしたが、このグローブはそういった手入れをほとんどしていなかった様子。
M3 PERFECT LEATHERを塗布したことで潤いが戻った分、しっかりとツヤが出てキレイになっているのがわかります！

Let's TRY MOTUL ケミカル！

洗車用、ライダー用ケミカルといえば多くの会社から様々な商品が出ています。
どのブランドを買えば良いかわからない人は少なくないと思います！匂いがキツいと嫌だとか、効果を心配しているとか、そんな方におすすめなMOTULの各種ケミカル！
車体には車体用、ライダー用にはライダー用と目的別に出ているので、一つのブランドですべての商品を手に入れるなんてありがたいです！必要に合わせて購入してみてはいかがでしょうか！