文/Webikeスタッフ:tetsu.26

最近は色々なものが値上がっていますよね。僕が普段買うお菓子の値段もとうとう160円台に。。
バイク用ヘルメットもその一つで、僕がバイクに乗り始めた頃から考えると、ずいぶん値段が上がったように思います。
とくにこれからバイクに乗り始めようかと考えている人にとっては、少し尻込みしてしまいます。
そんな中で中古品(リユース品)に注目が集まっており、ヘルメットも例外ではありません。
一方で、「中古のバイク用ヘルメットって使えるのかな?」「危険ではないのかな?」「臭いとか大丈夫?」と不安に思う方も多いと思います。
そこで今回は、中古のバイク用ヘルメットにどのような危険があるのか、あえて選ぶ場合はどこに注意すれば良いのかを説明致します。また今なら比較的選びやすい中古のバイク用ヘルメットを3つ、合わせてご紹介致します!

中古のバイク用ヘルメットは危険なのか?

SHOEIの新品と中古のヘルメット

SHOEIの新品と中古のヘルメット

「中古」「バイク用ヘルメット」と聞くと、安全性が不安・危険なのではと思う人もいると思います。
そもそもヘルメットをかぶる目的は、万が一転倒した際に頭部を守るためです。その安全性能に関しては、メーカーサイトにも記載のある通り、傷があるものや製造年月日が古いものは十分な性能を発揮出来ません。
またヘルメットの防体には「衝撃吸収ライナー」という発泡スチロールのようなものが使用されています。
転倒した際にはこの「衝撃吸収ライナー」が潰れることで衝撃を吸収するのですが、衝撃から守れるのは一度だけです。それ以降の転倒では十分に衝撃を吸収しきれません。
中古品にはこのような状態のものも含まれていますが、なかなか外観だけでは判断が出来ないため注意が必要です。

中古のバイク用ヘルメットで臭いって大丈夫?

正直ここは個体によってまちまちなので一概には言えませんが、中には頭皮の臭いであったり、あるいは湿ったまま放置することで発生するカビたような臭いがするものもあります。残念ながらこの手の臭いはファブリーズなどでは落ちません。ただ中古ヘルメットの臭いに関しては、基本的に商品情報にも記載がない上に文字では表現しづらい部分なので注意が必要です。もっとも内装自体はメーカー廃盤でなければ交換可能ですので、臭いのほか、劣化が気になる場合には、新品へ交換してしまうのも手だと思います。

中古のバイク用ヘルメットを選ぶ際のポイントとは?

それでも、値段も手頃だし今回は中古ヘルメットから選びたい!という方に、選ぶ際の注意点を3つお伝えします。

  • ヘルメット帽体に転倒キズのあるものは避ける。
    外傷が見られるヘルメット

    外傷が見られるヘルメット

    使用している内に落っことしてしまう、あるいは置き方が悪くて転がしてしまうということは往々にして起こります。ただその場合の傷はごく小さな点傷がほとんどです。一方で転倒した際につく傷は広範囲にわたり長い斜めの線キズが入ります。とくにアゴの付近に入ることが多いですが、こういった帽体は上述した「衝撃吸収ライナー」がダメージを受けてしまっている可能性が高いので、安全性が確保出来ません。よって値段が安くても購入は避けた方が良いです。

  • ヘルメットの内側の黒い部分に、白い線が入っているものは避ける。
    衝撃吸収ライナーがダメージを受けたヘルメット

    衝撃吸収ライナーがダメージを受けたヘルメット

    ヘルメットの内装(センターパッド)を外すと、内側が黒く塗られているのが分かります。これはヘルメットを落下させた際に衝撃が加わって内部の発泡体に亀裂が入ると、白い線として残ることでダメージの有無を分かるようにするためです。つまり黒い部分に白く長い縦線が入っているヘルメットは、過去に大きな衝撃を受けた可能性が高いということになります。

  • ヘルメットの内装が廃盤になっていないか調べる。
    内装劣化が見られるヘルメット

    内装劣化が見られるヘルメット

    内装はスポンジのため、使用し続けるとどうしても劣化していきます。購入初期の弾性は失われ、メーカーによっては中のスポンジ自体が茶色く変色し、ボロボロとこぼれてしまうことがあります。新品の内装が補修部品として購入出来れば問題はないのですが、メーカー廃盤となっている場合、修復のしようがなくなってしまうので、事前にメーカー公式サイトにて調べておきましょう。

  • 今ならおすすめの中古ヘルメット3選-① ショウエイ Z-7

    SHOEI:ショウエイ|Z-7[ゼットセブン]フルフェイスヘルメット

    これまでに書いた内容は承知の上で、それでも中古ヘルメットを今回は選びたいという方に、今ならおすすめ出来る中古ヘルメットをを3つご紹介致します。1つ目はショウエイ:Z-7です。

    Z-7をおすすめする理由

    現行Z-8が発売されたのは2021年なので、Z-7はまだ廃盤になってからもそれほど時間が経っていません。
    またZ-7が人気だった理由の1つに小ぶりなデザイン性や重量がありましたが。その部分に関しては、Z-8と遜色ありません。
    さらにZ-7自体は定価設定が現行Z-8よりも廉価だったこともあり、それに応じて中古相場も買い求めやすい価格帯で落ち着いています。

    現行モデルZ-8が進化したポイント

  • サイズラインナップが大きい方向に広がっている(XXXL・XXXXLサイズ)
  • インカムを取り付ける専用ベースが設定されている
  • 他にも進化しているポイントはありますので、詳細はこちらのページをご参照ください。

    今ならおすすめの中古ヘルメット3選-② ショウエイ GT-AIR

    SHOEI:ショウエイ|GT-AIR[ジーティーエアー]フルフェイスヘルメット

    GT-AIRをおすすめする理由

    現行GT-AIRⅡにも通じますが、もともと走行時の静粛性にこだわったグランドツーリングモデルとして開発されており、その特性は旧型でも十分に感じることが出来ます。
    また眼鏡スリット対応など、おおまかな装備や仕様は現行モデルと遜色ありません。

    現行モデルGT-AIR2が進化したポイント

  • 新設計のサンバイザーを採用したことでより広く日差しの侵入をカバー出来るようになっています
  • 吸湿速乾性に優れたHYGRA®を採用した快適性の高い内装を採用
  • 他にも進化しているポイントはありますので、詳細はこちらのページをご参照ください。

    今ならおすすめの中古ヘルメット3選-③ ショウエイ X-14

    SHOEI:ショウエイ|X-14[エックスフォーティーン]フルフェイスヘルメット

    X-14をおすすめする理由

    旧型X-14は新型と比べても短所と言えるほどの欠点はなく、街乗りやツーリングで使用する分には十分な性能を持っています。
    それに新型が発売されたの年初と直近であり、X-14の程度もそれほど悪くない状態です。
       

    現行モデルX-15との違い

  • シールドロックがサイドロックからセンターロックに変わりました
  • 新型は旧型よりも前傾姿勢に特化したデザインとなっており、伏せた時にベンチレーションがしっかりと効くようになっています
  • また特に変化したのはシールドです。新型シールドの両サイドは旧型と比べて狭いのですが、正面の部分が開けていて、前傾姿勢でも前方が見やすい作りとなっています
  • 他にも進化しているポイントはありますので、詳細はこちらのページをご参照ください。

    まとめ

    今回は中古ヘルメットの危険性と、それでもあえて選ぶとならその際のポイントを3つご説明させていただきました。また今なら比較的おすすめしやすいショウエイの中古ヘルメットを3種類ご紹介させていただきました。個人的には旧型ヘルメットでもそれぞれ十分な性能があり、中古品であったとしても安全性に大きな問題がなければ選択肢としてアリかなと思います。
    ウェビックでは今回ご紹介したような中古ヘルメットを「ガレージセール」にて大量に取り扱っています。ガレージセールの中古ヘルメットは、我々スタッフが一品一品検品していますので、気になる点はどしどし商品ページのコメント欄からご質問ください。また万が一サイズが合わない・思っていたのと違う商品が届いたといった場合には、キャンセル・返品することも可能です。(※返送料のみご負担いただきます)
    でもやっぱり「ヘルメットは新品の方がいいな。」と思った方。是非こちらから探してみてください!

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