
アドベンチャーバイク向けトレイルタイヤとして人気のミシュラン、アナキーアドベンチャー&アナキーワイルド。
そのアナキーシリーズの小排気量向けタイヤとして発売されたアナキーストリートは、クロスカブやCT125用のサイズから導入が始まり、従来のカブ系のタイヤよりもワンランク上の性能という評価で大人気となっている。(Webikeのクロスカブ向けタイヤ売れ筋ランキングでも年間1位)
そんなアナキーストリートだが、入荷の遅れていたADV150、160向けのサイズもデリバリーが本格的に始まったので、ADV150を通勤で利用しているWebikeスタッフのインプレをお届けする。

2021年7月に発売されたアナキーストリートは、シティーユースとオフロード性能を併せ持つ新設計のアドベンチャータイヤ。Webikeではクロスカブ向けタイヤの売れ筋ランキングで1位に!
ADV150の外観にマッチしたパターンがカッコイイ!
こんにちは! Webikeスタッフの銀です。今回は通勤からショートツーリングまで1台で幅広く愛用しているADV150に、ミシュランのアナキーストリートを履いて一か月ほど走行したインプレッションをお届けします。
今回はホンダADV150にて使用してみました。アドベンチャースクーターはアナキーストリートのキャラクターにピッタリ?
タイヤ交換前は純正装着のIRCのGP212。アドベンチャーバイクにふさわしい、ブロックパターンのタイヤで、オン、オフともにそれなりに走れてしまう、純正にふさわしい優秀なタイヤでした。タイヤ交換時の走行距離は約11000キロで、センター部分はそれなりに摩耗してきていたものの、スリップサインまではまだまだ余裕がある状態。
アナキーストリートのタイヤパターンはビックバイク向けのアナキーアドベンチャーに近く、シティアドベンチャーというコンセプトのADV150の外観にもマッチしています。純正タイヤのIRC GP212よりもブロックと溝が多く、少しオフロードタイヤっぽいゴツゴツしたフィーリングを予想していたのですが、舗装路面での乗り心地はとてもしなやか。タイヤ交換した直後は、どんなタイヤでも乗り心地を良く感じるものですが、交換後一か月を経てもその印象は変わらないです。
ブロック系タイヤでオンロードを走行するときに感じる、ロードノイズもほとんど純正タイヤとかわらないと思います。コーナリング時のグリップも見た目のオフロード感とは裏腹に、ロード用のスクータータイヤと比較して、不安に感じるようなことは全くありません。私はADV150に乗り換える前、NMAXにミシュランのシティグリップ2を履かせて通勤メインで走行していましたが、街乗りレベルのコーナリングではアナキーストリートとシティグリップ2のコーナリング性能はほぼ同等と言って良いと思います。
かなりゴツゴツした見た目ながら、舗装路面でもノイズやグリップに不満はなし。見た目のインパクトを裏切る性格です。
本格アドベンチャー用タイヤからフィードバックされたトレッドパターンで、様々なシチュエーションにバッチリ適合してくれました。
雨天時や未舗装路、高速道路でも万能に活躍
その印象は雨天時でも同様。土砂降りの中の路面でも、アナキーストリートは全く不安を感じません。むしろ、レイングリップは純正のGP212よりも走行フィーリングがしなやかな分、安心感があります。自分の中ではベスト通勤タイヤであったシティグリップ2との違いは、路面からのインフォメーション量が劣ることぐらいでしょうか。
また、高速道路での印象も非常に良く、走行中の乗り心地も快適。ブロックタイヤのロードノイズも気になりませんでした。これなら150㏄クラスのバイクにうってつけのショートツーリングにもピッタリだと思います。
ウェットな路面でもしなやかなフィーリングで安心感が高く、通勤用タイヤとしてもピッタリかな。
何度か田んぼの横などの脇道で未舗装路面も走行しましたが、こちらも全く問題なし。本格的なオフロード走行のインプレは難しいですが、フラットな林道レベルなら、空気圧を落として林道ツーリングも行けるのではないかと思ってしまいます。
まとめますと、ミシュランのアナキーストリートはADV150というアドベンチャーテイストを感じられるスクーターにうってつけのタイヤと言えます。他のスクーターよりも優れたサスペンション性能を持つADV150は、ちょっとしたツーリングも余裕でこなせるポテンシャルを持っています。そんなADV150を通勤だけではなく、ツーリングも含めてマルチに楽しむには、オンオフ性能をバランスよく備え、レイングリップも安心なアナキーストリートはピッタリのタイヤ。ADV150、ADV160のタイヤ交換をする際にぜひ検討してほしい、おすすめのタイヤです。
ちょっとした不整地なら何も気にせず入っていける、ADV150の性能を100%引き出せるタイヤでした。
ウェビックで購入したタイヤを直送して取り付けもOK【タイヤショップGriff(グリフ)】
今回のタイヤ交換は横浜市都筑区にあるグリフさんにお願いしました。
スクーターのタイヤ交換は、マフラーを外す必要もあり、地味に手間がかかる作業なんですが、メカニックの大西さんが、実に丁寧に、かつスピーディに作業してくれ、タイヤ交換作業は40分ほどで終了。
車体に傷が着かないようにテーピングをしたり、外したブレーキキャリパーを保護したり、ホイールをついで拭いてくれたりと、オーナーとして嬉しい気配りが随所に感じられるタイヤ交換作業でした。
(ついでに緩んでいるボルトも見つけてもらいました(汗))
横浜市都筑区のグリフでは、持ち込みでのタイヤ交換を請け負っています。
タイヤを直接送ってしまうことも可能。現地にバイクで行くだけで交換できちゃいます。
高い技術力で行われる作業は丁寧で、オーナーとしては嬉しいかぎり!
タイヤショップGriff
■住所:神奈川県 横浜市都筑区 荏田南4-1-6
■電話番号:045-530-0555
■営業時間:【平日・土曜】9:00~19:00【日曜・祝日】9:00~18:00
■定休日:月曜日(月曜祝日の場合は営業、翌火曜休み)
https://grifftire.jp/
https://moto.webike.net/shop-navi/shop/24226/
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