そもそも『KYT』って?

インドネシアのジャカルタに本社を置く『KYT』は、現在インドネシア国内ではシェア80%を誇るヘルメットメーカーである。そのヘルメット製造の歴史は1998年と30年近く、イタリアの「SUOMY」と協力関係を結び、開発とデザインはイタリア拠点で行っている。

ちなみに『KYT』ヘルメットのケー・ワイ・ティーとは、“京都(KYOTO)”からきているとのこと。アライヘルメットやSHOEIなど、世界を代表するヘルメットメーカーを擁する日本をリスペクトしてのネーミングだとか。

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた



KYT KR-1

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

【カラー】アレックス・エスパルガロ・レプリカ・ブルー、シモーネ・コルシ・レプリカ・レッド、ホワイトソリッド、マットブラック
【サイズ】XS (53~54CM)、S (55~56CM)、M (57~58CM)、L (59~60CM)、XL (61~62CM)
【規格】SG/MFJ
【重量】1455g(Lサイズを編集部が実測)
【税込価格】グラフィック:6万3800円/ソリッドカラー:5万8300円



東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

1998年の『KYT』ヘルメットプロジェクト開始時よりモータースポーツに力を入れてきた同社。ロードレースやモトクロス、エンデューロなど世界のトップカテゴリーに出場する選手のサポートも積極的に行なっている。

『KYT』ヘルメットのフラッグシップモデルである『KR-1』は、サポートするMotoGPライダーからフィードバックを受けて開発されている。

とにかく軽量化に力を入れており、同社のツーリング用ヘルメットの『NF-R』がABS樹脂成形の帽体なのに対し、『KR-1』はFRP帽体を採用。

一般的に、FRP帽体はABS樹脂成形とは違い、その名のとおり繊維強化のためにクロスを張り込むため強度が高く、肉薄化が可能で軽くなるというわけだ。

この『KR-1』を実際に持ってみると、なるほど非常に軽い。インナーバイザーを備えたツーリングの『NF-R』も実測で1563gと軽かったが、『KR-1』は1455gとさらに100g以上軽くなっている。

ヘルメットが軽ければその分、首への負担が軽減されるというワケだが、手に持ったり、かぶってみればその軽さを十分実感可能。

その分、機能に関しては非常にシンプルであり、ベンチレーションなどの基本機能は備えているものの、インナーバイザーといった時流のシステム装備はなく、徹底的に軽量化。バイザーのヒンジパーツなども非常に小さくシンプルに作られている。

シンプルだがそれが逆にストイックであり、レーシングヘルメットの雰囲気を存分に味わえるのがいい。ちなみにMFJ公認を取得しており、日本国内の公式レースで使用できるようになっている。


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

内装を外してみるとチンガード部分のパーツまで全てが取れる構造。帽体の裏側にはFRP特有の強化繊維クロスの織り目が見える。


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

『KR-1』はMFJ公認を取得している。一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会が統括する日本国内のモーターサイクルスポーツレースのレギュレーションに適合しているという証だ。


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

シールドは非常にシンプルな構造となっており、ヒンジパーツも小さめ。開閉は、閉め、やや開け、全開の3段階で調整可
能。


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

縫い付け式のアゴ紐カバー以外のパーツがごっそり取れるようになっておりクリーニングが可能。チンガード部分の内装パーツが外れるようになっている構造にビックリ!


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

ライナー部分にインカム用のスピーカーホールは設けられていないが、チークパットの凹みに若干の余裕がある。極小タイプのスピーカーならなんとか収まりそうな雰囲気である。アゴ紐は確実なDリングタイプを採用している。


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

ベンチレーションのインテークは、アゴ、額、側頭部の4ヶ所。開き具合ははアゴ、額が開閉のみで、側頭部が2段階式となっている。

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

ベンチレーションのアウトレットは後頭部の2ヶ所。開閉機構はなく、常時解放式となっている。


東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた

付属のヘルメット袋は、ファスナー付きのショルダーバッグになっており、ヘルメットの持ち運びや保管に便利。



まとめ

東南アジア発の新進気鋭ヘルメットメーカー『KYT』ヘルメットで走ってみた


KYTの『KR-1』で実際に走ってみて際立つのは、やはりその軽さだ。実測で1455gの重さは、国産の一般的なFRP帽体のフルフェイスヘルメットが約1700gぐらいなのに対し200g以上も軽いことになる。

200gというと、だいたい卵4個分。
たったそれだけ? と思うかも知れないが、バイクによる遠心力がかかれば、実際の質量の何倍もの重さに感じる。しかも、ヘルメットを装着するのは人間の体の中でも一番端であり、遠心力の影響を受けやすくなる。スポーツ走行を考えるとヘルメットは軽い方が、バイクの運動性能的にももちろん、ライディングしやすさにおいても有利というわけだ。

またこのFRP帽体は、軽いヘルメットが作れるというだけでなく、その製法からサイズ展開も豊富。『KR-1』は、同社のツーリング用ヘルメット『NF-R』よりもサイズ展開も豊富で、S 、M 、L、XLに加えて、XS (53~54CM)も用意されている。

派手な海外製のヘルメットが欲しいけど頭が小さくてサイズが合わないと悩んでいたライダーは一度このKYTの『KR-1』を試してみるといいだろう。

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