
文/Webikeバイヤー:たく
バイクと雨。それは切っても切れない縁であり、最大の問題です。
どしゃぶりの中大事な荷物を濡らして走るなんてことしたくありませんよね!
ということで、今回は雨でも心配御無用なRSタイチの「WP バケット バックパック」を徹底インプレッションしていきます。
今までのモデルとは打って変わって新たなデザイン・性能を備えており、発売ホヤホヤです!
インプレッションでは、実際にツーリングやレース!?などで使用してみたり、高圧洗浄機で水をぶっかけたりもします!
まずはどんなライダーにおすすめなのかをご紹介してきます。ぜひご覧ください!
目次
WP バケット バックパックはこんなライダーにおすすめ
- 優れた防水のバックパックがほしい
- 雨の日でもバイクに乗らなければならない人
- 普段使いでも使用したい
- 自立可能なバックパックがほしい
- 林道ツーリングをしたい
- 水辺のアウトドアを楽しみたい
- バイクにバックパックを取り付けたくない ・・・etc
筆者の私が実際に使用してみて、たしかに上記の欲求等を満たしてくれる商品だと感じました。
RSタイチの方に制作秘話をお聞きした際にも、「通勤通学からアクティブに活躍するライダーに向けて開発しました。」と仰っていました。
次は気になる仕様・特徴をご紹介!
仕様・特徴を調べていく!
こちらのバッグパックに採用されているEVAという素材がすごいんです。
EVA素材ならではの特徴はこちらが挙げられます。
- 軽量
- 水や衝撃に強い
- 柔らかく柔軟性がある
- キズがつきにくい
- 汚れが落としやすい
幅広いシーンで活用されているだけあって多くの特徴を持っており、バイク乗りからすると魅力的な素材ですよね。
こんな魅力的な素材を採用して開発されたのが、「WP バケット バックパック」です。
では、そんなバックパックの仕様・特徴をご紹介していきます!
容量・サイズ
サイズ:420(H)×280(W)×150(D)mm
素材:EVA 100%
カラー:ブラック/カーキ
防水仕様
水に濡れても染み込まず、ベルト調整で完全密閉にもできるので、走行風で巻き上げられた雨水も防ぐことができます。
ちなみに、今回インプレッションしているWP バケット バックパックは、アウトドアシーンで衝撃や水・汚れから大切な道具を守る通称「バッカン」からヒントを得て開発されたそうです。
背面の通気性
暑い時期にリュックを背負った時、誰しもが感じたことがある背中の蒸れ。
風通しが良いメッシュジャケットを着ていても背中とリュックが密着していると汗びっしょりになってしまいます。
そんな汗の問題を解消してくれる仕様がWP バケット バックパックには備わっています。
その仕様とは、背面にクッション性のある立体パネルを採用していることです。風の通り道を作ることで蒸れを防ぐとともに背中の密着感も確保することができます。
汚れを簡単に落とせる
素材に使われている「EVA」は、汚れを簡単に落とせるという特徴があります。
この泥汚れ具合は一般道ではありえないほどですよね。本当に落ちるのか心配になるほどですが、落とすことができるんです。
繊維素材を採用しているものだと繊維に汚れが入り込んでしまって完全に落とせないということがあり得ますが、このバックパックには入り込む隙間がないので完璧に落とすことができます。
自立可能なボックス型
中身がない状態でも荷崩れしにくく、ある程度の荷物が入っていれば高圧洗浄機で水をかけても倒れませんでした!
また、大きく開閉できるボックス型のため、収納や取り出しもスムーズに行えます。
たしかに楽に荷物の出し入れができるありがたみを実際に使って感じることができました。
ツーリング時以外にも電車内で気を遣わずにバックパックを置くことができます。これは電車通勤・通学の方には意外にうれしいポイントなのではないでしょうか。
軽量設計
WP バケット バックパック | 1.10kg | ||
---|---|---|---|
A社バックパック | 1.30kg | ||
B社バックパック | 1.56kg |
軽量素材のEVAを100%使用しているので、気になり実際に計測をしてみました!
結果は、1.10㎏と比較したほかのメーカーのバックパックよりも軽量であったことがわかりました。
実際に背負ってみた時は、この軽さにまず驚きました。他のバッグよりも、背負っているときの肩の痛みは感じませんでした。前傾姿勢がキツいバイクに乗られているライダーには、特にありがたいポイントだと思われます。
実際にインプレッションしていく!
どれくらい入るのか試してみた
実際に通勤で使用していたのでいつも持ち歩いている荷物を入れてみましたが、こんなにも多くの荷物が入るとは驚きました!しかもまだ余裕があるとは。。
入れてみた荷物はこちらになります。
- パソコン
- 雨具
- 読書用の本
- 財布
- モバイルバッテリー
- 充電ケーブル
- イヤホン
- ペン
- メモ帳
- 手持ち扇風機
- ペットボトル
- グローブ
- お弁当箱
普段使いには十分なほどの容量でした。ツーリングなら日帰り〜1泊程度をカバーしてくれる収納力を備えています。
防水性テストをしてみた
どこまで防水性が高いのか試してみようじゃないか!と思い、イジワルですが高圧洗浄機を使って防水性を試してみました。水の威力からすると台風の時以上ではないでしょうか。。
実験では、5分間水をあらゆる方向から当て続けましたが、全く中身が濡れていませんでした!(中には私物の財布が入っていたので本当に良かった。)
レースで使って汚れを落としてみた
バイクレースで最も汚れるであろうエンデューロレースで実際に使ってみました。
本当に汚れを完璧に落とすことができるのか!真相やいかに!
実際に走ってここまで汚してきました!思う存分汚しまくってきました。汚しておいてなんですが、本当に落ちるのか心配になるほどです。
では!濡れ雑巾で落としていきましょう。
なんということでしょう~。あれほど泥にまみれていたバックパックがこんなにも美しい姿に戻っていきました。
塗れ雑巾で落とす時、そんなに力を入れなくてもするりと汚れを取ることができました!
いつも使用していたバッグは汚れが落ちず悩んでいたので、これには感動しました。
実際に走ってみた
「使ってみないとわからない!」
実際に装着して通勤とエンデューロレースで使ってみました。
筆者の私の通勤時間は1時間と比較的長いと思われますが、驚いたことに肩の疲労感をあまり感じませんでした。やはり、軽量設計で開発されているおかげでしょう。
梅雨時期だったため突然の雨に見舞われましたが、自立するボックス型のおかげで素早く雨具等の出し入れがしやすかったです。
また、上記でも紹介しましたが、背面の通気性が良いため、30℃を超える日でも背中の蒸れを感じにくかったです。
エンデューロレースでは、激しくライダーが動くためバックのフィット感を重要視していますが、そのフィット感はあまり感じることができませんでした。
アップダウンの多い山の斜面やガレ道などの過酷な道を走る上ではそう感じましたが、一般道や林道レベルなら問題なくフィット感を感じることができるのでご安心を。
未走路を走るライダーからすると高圧洗浄機などでお構いなしに汚れを落とせるのはとても嬉しいポイントですね。
そして、一般の防水バックパックは、ロールトップ形状を採用していますが、こちらの商品はバックル一つで開閉ができます!
荷物を出す手間が減って、レースに限らず、日常生活においてもストレスを感じることはありませんでした。
良かった点・気になる点をピックアップ
WP バケット バックパックのここが良かった!
- 圧倒的な耐水性で急な雨でも大切な荷物が濡れない
- 汚れが簡単に落とせる
- 自立可能で荷物の出し入れがしやすい
WP バケット バックパックのここが惜しい!
- 耐水性と引き換えに小物ポケットがない
- 耐熱性が低く、高温や熱に弱い
こちらについては自身でポーチ等を用意して荷物をいれるのが良いと思われます。防水性は問題ないので非防水性のポーチでも問題なし!
素材に使われているEVAの弱点ですが、荷物を出し入れする際にはエンジンやマフラーの近くでは行わないようにするのが得策です。また、マフラーとシートが近い車両の方々にはシートバッグ化をおすすめしません。
オマケ:背負っていろいろな車種にまたがってみた
今回合わせてみた車種すべてに違和感なくマッチしていました!
どんなカテゴリーにもマッチするので、幅広いライダーにおすすめできます。また、バイク本体にバックを取り付けたくないという方にも迷わず選んでいただけるのではないでしょうか。
固定用ベルトに関しては、左右の肩ベルトだけでなく、胸の前で肩ベルト同士を結んで固定するチェストベルトも装着されているので、風圧やライディング姿勢によって肩ベルトのズレや不快感を解消してくれます。
通勤通学ライダーからアクティブなライダーまで幅広い方々におすすめ
実際に2週間ほどこのバックパックで通勤からレースまでありとあらゆる場面で使用してみましたが、その使い勝手にはとても満足しました。
アウトドアデザインの自立可能なボックス形状と優れた防水機能は、多くのライダーのニーズを満たすことができると考えます。
価格面で躊躇してしまうかもしれませんが、実際に使用してみて最後にはその価格に納得いくでしょう。
これは正直買いです!
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