文/Webikeスタッフ:コータロー

Webikeオフロード担当のコータローです。
今回はリアットからでた防水ブーツ「LEATT 4.5 ENDURO Hydradri」をインプレッション!
え?リアットってネックブレースとチェストプロテクターだけじゃないの?って思う方も多いかもしれませんが、ブーツもあるんです!

LEATT(リアット)ってどんなメーカー?

リアットの商品紹介

リアットの商品紹介

リアットといえばネックブレースですよね!首を守るためにDr.リアット氏率いるお医者さんと研究者さんがネックブレースを開発し、2007年に市販品としては初となるLEATT BRACEを販売します。
その後、ネックブレースに対応するプロテクターや、ニーガード、ニーブレースと続々とオフロードギアを発売。ヘルメットやウェア、ゴーグルも発売し、2019年に待望のブーツが登場。
つまり頭からつま先まで全て揃うメーカーとなりました。
リアット以外でそこまで揃うのってFOXくらい?と思いましたが、ニーブレースとネックブレースが無いですね。まじリアットすげえ。

で、どんなブーツ?

ブーツ正面

リアットのブーツは3つのグレードに分かれています。
3.5→4.5→5.5の順でお高くなり、機能と装備が良くなります。今回インプレするブーツは真ん中の4.5をベースにした防水モデルのLEATT 4.5 ENDURO Hydradri ブーツです。
独自開発をしたHydradri EVO(ハイドラドライ エボ)という素材を組み込むことにより、耐水圧:20000mm、透湿性:20000g/m2(!!)というスペックを誇ります。
そこそこお高いレインウェア並みのスペックですね。

4本ストラップでピボットは二箇所のオーソドックスな作り。

リアットブーツ、ピボット
リアットブーツ、ピボット

ピボットは左右二箇所。軸はくるぶしより上にあり、左右同じの高さのタイプです。
ねじ止めタイプなので壊れてしまっても、リペアが効くかも…?

リアットブーツ底

ソールはエンデューロタイプ。あのジョニー・ウォーカーが開発に関わっているので性能は折り紙つきです。
本国サイトには「バイクを押す際のグリップ力を高める」との文字が。ハードエンデューロにバッチリ対応ということですね!

ややこしい場所を走っていると、ついつい外れてしまっていることの多い一番下のバックルにはガードで固めて外れにくくする心配りも。

リアットブーツカフ

防水性・伸縮性に優れたネオプレン素材のカフ(履き口)が水と泥の侵入を防止。ブーツゲーターの役目をしてくれます。
また、貼り合わせても締まる方向だけには動くオリジナルのベルクロが搭載されています。
バックルを締めた後からでも、矢印の方向にグッと力をかけるとスライドし、調整が可能です。
この画像でいうと左方向には動かないのですが、右方向にはズレます。

水の侵入を防ぐため、ゲートルはかなり高め。
この高さまでは水が浸入してきません。

リアットブーツ、ニーグリップ

ニーグリップに重要な内側の上部は滑りにくい素材&エンボス加工がされています。

いざ、インプレ!

履いて初めに感じるのは履き心地の良さ!内装がかなり厚めでもっちりとしています。履き心地◎

リアットブーツ、内装

かなり甲高の人が履いても窮屈じゃないレベルでトゥ部分の内高があります。
幅も結構広いです。どこかが当たって痛いことはなさそうですが、インソールで調整必要な人もいるかな?って感じ。
アルパインスターズのような包み込むスニーカー感はなく、ガエルネのザ・ブーツって感じもなく、両者を足して二で割ったようなキャラでした。
サイズ感は普段履いているスニーカーのサイズでほぼほぼOKかと思います。自分は普段28.5-29cmの靴を履いていて、10インチ(28-29cm)がピッタリでした!

クロカン的な使い方

リアットブーツ、インプレ

程よい硬さでスピードレンジが高くても安心感が◎。しかしペダル操作がしにくいほどはなく、うまく動きやすさと防御性のバランスが取れていると感じました。ピボットの位置が他のブーツに比べると高い位置にあることも関係していると思います。足首あたりで曲がらないのでしっかり守ってくれてる感といいましょうか?
足首と脛の間くらいで曲がり、甲の部分がそこまで硬くないのでそこでも曲がってくれます。

ヒルクライムで膝を入れて、つま先にグッと力をかける動作もしやすいです。

沢で防水チャレンジ!

リアットブーツ、沢

この日は会社のオフロード運動会で「鹿沼木霊の森」さんへ!沢を開放していただいたので、オフロード部員で満喫。

これぐらいなら超余裕。
せっかくなのでどこまでいけるのかチャレンジしてみました。

リアットブーツ、防水テスト

若干ステア気味になっている箇所でヘルプのためにしばらく待機。
普通のブーツなら浸水してきますが、浸水はなし!
浸水に気を付けなくていいので、ベストな場所で待機することが可能です。

リアットブーツ、防水テスト

さすがにこの辺りが限界です。
でもここまで浸かることはなかなかないでしょう!
足をつく場所を気にしなくてよくなるので、沢を走りやすくなりますよ!

おまけ

初めて履いた時から感じていたのが、ブーツ上部のふくらはぎの辺りの調整幅が大きいこと。
オフロード部の後輩(相撲部出身)がガエルネのファストバックにエクストラロングのストラップをつけてギリッギリだったので履いてみてもらいました。

リアットブーツ、ガエルネ比較

こちらが第三者が頑張って締めあげた状態です。どんだけふくらはぎ太いねん……

リアットブーツ、ガエルネ比較

こちらがリアット。標準のストラップがかなり長いので付け替えなくても締めることができました。
また、スライドできるベルクロのおかげでバックルで締めながら、履き口をよりフィットさせることができます。

過去に下半身を鍛えまくるスポーツをしていた方には救世主のようなブーツだと思います。
また、ニーブレースをつけるとブーツに収まらなくて困っている方も試してみる価値ありです!

TECH7のザ・海外な足型が合わない&ガエルネでもふくらはぎが収まらない!という人にオススメのブーツです。
普段のスニーカーでプーマが履けない人、ストラップをエクストラロング買っても締まりきらない人と言ったらいいでしょうか?

↑あまり浸透していないのですが、、ウェビックは無料でサイズ交換ができるんです!オフブーツも対象ですよ!!↑

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