東京モーターサイクルショーで話題となったDIDとエヴァンゲリオンのコラボチェーン。
異種業界とのコラボチェーン企画として阪神タイガースに続く第二弾なのですが、実はこのチェーン、DIDとしてはかなり珍しい仕様となっている事に気付いたので皆さまにお知らせしておきたいと思います。

エヴァと聞いて誰もがイメージする初号機のカラーをイメージしたプレートカラー最大の特徴

近年のDIDコラボチェーン企画は、motoGPチャンピオンとして有名なヴァレンティーノ・ロッシ選手とコラボレートした『VR46シリーズ』が最初です。
シルバーとゴールドのメッキプレートを組み合わせた通常のチェーンにロッシ選手の固定ゼッケンナンバーである『46』や、ヴァレンテーノ・ロッシを表す『VR』のロゴをレーザー刻印
トドメはジョイントリンクにロッシ選手のイメージカラーである鮮やかなイエローのカラーリングを施した特別仕様となっています。
美しいメッキチェーンの一か所だけ(ジョイント部分だけ)イエローの挿し色が入るチェーンは非常にオシャレ度が高く、今も人気のチェーンです。

ロッシコラボチェーンは内プレートがゴールドメッキ、外プレートはシルバーメッキ、そしてVR46のロゴがレーザー刻印されている

ロッシコラボチェーンは内プレートがゴールドメッキ、外プレートはシルバーメッキ、そしてVR46のロゴがレーザー刻印されている

初登場時は世界限定460セット(日本限定30セット)、記念クリスタルプレートとセットになっていて約8.5万円(!)の抽選販売だった<a href="https://news.webike.net/bikenews/207355/" rel="noopener" target="_blank">ロッシ引退記念チェーン</a>、その後にカラーリングをジョイントプレートのみにして定番商品化されました

初登場時は世界限定460セット(日本限定30セット)、記念クリスタルプレートとセットになっていて約8.5万円(!)の抽選販売だったロッシ引退記念チェーン、その後にカラーリングをジョイントプレートのみにして定番商品化されました

次に出て来たのはゴールドメッキとブラックプレートで虎柄を表現した『阪神タイガースコラボチェーン』。
メッキプレートに阪神タイガースの文字やロゴをレーザー刻印してあり、タイガースファンならニヤリと出来る物でした。
こちらも今でも人気ですね。

内プレートがブラック、外プレートはゴールドメッキ、そして阪神タイガースのロゴがレーザー刻印されている

内プレートがブラック、外プレートはゴールドメッキ、そして阪神タイガースのロゴがレーザー刻印されている

そしてコラボチェーン第三弾が今回紹介するエヴァンゲリオンとのコラボモデルです。
毎年鈴鹿8耐に参戦しているEVAレーシングとコラボしたもので、最高級グレードにあたるZVM-Xシリーズをベースにエヴァンゲリオン初号機の象徴である紫と蛍光黄緑のカラーリングを施しているのが特徴です。
今回は完全に個数限定(2000セット)です。

モーターサイクルショーで展示されていたEVAコラボチェーン

モーターサイクルショーで展示されていたEVAコラボチェーン

内プレートが黄緑、外プレートは紫、そしてNERVのロゴとEVAレーシングのロゴがレーザー刻印されている

内プレートが黄緑、外プレートは紫、そしてNERVのロゴとEVAレーシングのロゴがレーザー刻印されている

『EVA-01』という専用のシリーズ名が与えられていますが、元となったのは「ZVM-Xシリーズ」、1000cc以上のビッグバイクユーザー向けのストリート用フラッグシップチェーンです。
X-リング採用による寿命の長さや高剛性プレートの採用によるハイレスポンスは既に定評のあるとおりです。
従来品との違いは外プレートを薄紫に、内プレートを黄緑色に焼付塗装してあることと、NERV(ネルフ)の特徴的なロゴやEVAレーシングのロゴをレーザープリントしてあること。

さらに、限定ステッカーが同梱された専用の外箱に包まれているので、熱烈なファンなら使用用、鑑賞用、永久保存用の3セット購入も……というのは冗談としても、かなり心動かされるカラーリングとなっているのではないでしょうか。

気になるサイズ設定は520、525、530の3種類
全て120リンクの設定なので、カットする事で大多数の車両に使えるはずです。
(一部の120リンクを超える車両では残念ながら届かないので使用できません)

希望小売価格は520サイズ(500~1200cc向け)が2万6004円、525サイズ(600~1300cc向け)が2万8116円、530サイズ(750~1401cc向け)が3万360円となっています。
エヴァマニアのために記しておくと、価格の微妙な端数に特に意味は無いです。

モーターショー会場でも大きくアピールされていたDIDxEVAのメインビジュアル

モーターショー会場でも大きくアピールされていたDIDxEVAのメインビジュアル

陽が暮れて暗くなってきたり、夜の市街地や街頭の下ではこのようなダークなイメージになり、これはこれでヤシマ作戦を想い起されるようなカッコ良さ

陽が暮れて暗くなってきたり、夜の市街地や街頭の下ではこのようなダークなイメージになり、これはこれでヤシマ作戦を想い起されるようなカッコ良さ

もしかするとDID初の製品かも?

製品単体で十分すぎるほど魅力的なEVAコラボチェーン、もともと最高級グレードがベースなので製品性能は抜群ですし、特徴的なカラーリングはどんな車両にもだいたいオシャレに似合います。
VR46ロッシコラボチェーンはリンク部分しか色が無いので停止している際の運によっては肝心のリンクが隠れてしまって見えない事がありますが(その儚さが良い)、EVAコラボチェーンは全周がカラーリングされているので必ず目に入るメリットがあります。

チェーン全体でカラーリングを表現しているのは阪神タイガースコラボチェーンと同じですが、阪神タイガースモデルは一見すると普通のゴールドチェーンに見えるのに対し(そのマニアックさが良い)、明らかに既存のチェーンと違うEVAチェーンは目立ちます。

今までの「気付く人だけが気付いてニヤリとする奥ゆかしさ」に対して、誰が見ても「エヴァだ!」となるのが大きな違いでしょう。
それもそのはず、EVAチェーンは表から見えるプレートにメッキ部分が存在しておらず、既存チェーンでは使われた事の無い色が見える部分全てに焼き付け塗装されているのですから。

ジョイントリンク以外は普通のメッキチェーンになるVR46ロッシチェーン

ジョイントリンク以外は普通のメッキチェーンになるVR46ロッシチェーン

一見普通に見える阪神タイガースモデル

一見普通に見える阪神タイガースモデル

そもそもDIDはカラーチェーンに消極的なメーカーでした。
今でこそブラックチェーンが存在していますが、少し前まではメッキチェーンしか存在していませんでした。
カラーチェーンを発売しなかった理由は「塗料の分だけ重くなるから」だそうですが、motoGPのような常人離れしたライダーが本気で乗るレースならともかく一般ライダーにとっては塗料分の重量増よりも精悍な外観の方が重要……と判断されたのかは謎ですが、やっと発売されたカラーチェーンがブラックチェーンという事になります。

つまり、現在のDIDのチェーンで塗装によるカラーリングが施されているのは3種のみです。
VR46モデル(リンク部のみ)、ブラックシリーズ、そしてこのEVAチェーン。
内プレートと外プレートの両方に焼き付け塗装を施しているのは2種類だけなので、とても珍しい製品なのです。

側面が全て塗装されているブラックチェーン

側面が全て塗装されているブラックチェーン

同じく、側面全てが塗装されているEVAコラボチェーン、その名も「特別色彩駆動チェーン EVA-01」

同じく、側面全てが塗装されているEVAコラボチェーン、その名も「特別色彩駆動チェーン EVA-01」

さらに、内プレートと外プレートでカラーの異なる塗装が施されているのはこのEVAチェーンのみ!
あまりにも完成度が高いので「あぁ、EVAカラーのチェーンなのね」で完結してしまいそうですが、プレートカラーの異なる塗装が施されている製品はDID初のはずです。
しかもEVAチェーンは数量限定。
超レアな仕様という事になりますね。

内プレートも外プレートも塗装仕上げ、そしてその色が違うのはDIDチェーンでもこのモデルだけ!

内プレートも外プレートも塗装仕上げ、そしてその色が違うのはDIDチェーンでもこのモデルだけ!

今ならまだ買える!

数量限定2000本なので、近日中に売り切れてしまうのは間違いありません。
EVAのファンならもちろん、単純にファッショナブルなカスタムチェーン(しかも性能も一級)としても魅力溢れるチェーンになっているので、ご購入はお早めに!

限定コラボステッカーも付属している

限定コラボステッカーも付属している

専用パッケージはサイズによるデザインの違いは無いので、頑張って全種コンプリートしなくても大丈夫

専用パッケージはサイズによるデザインの違いは無いので、頑張って全種コンプリートしなくても大丈夫

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