従来のi-CON3から完全オールニューとなるi-CON Pro-PerformanceをBLRことブルーライトニングレーシングが名古屋モーターサイクルショーで初公開した。従来よりも取得データ量を増やすことでより本格的なセッティングが可能になる。

キャブレター時代からの燃調スペシャリストが送る新作とは?

プロフェッショナルライダーを経て独立し、1990年代から先駆けてシャーシダイナモによるエンジンチューンを手がけてきたブルーライトニングレーシング(BLR)。キャブレターからFIに変わった際には「i-CON」をリリースし、1~3まで進化させ続けている。

今回、名古屋モーターサイクルショーでBLRが発表したのが、4世代目になるインジェクションコントローラーの「i-CON Pro-Performance」。スロットルポジション(TP)センサー、負圧センサーとECUの間に割り込ませるサブコンピューターと言われるメカだ。

i-CON Proパフォーマンスで吸入空気信号を補正すると燃料供給量が調整できるので、マフラーやエアクリーナーを変えた際のエンジン回転上昇の遅さや引っ掛かり、パワー感やトルク感の違和感などを解消できるのだ。さらにエンジンパワーアップも期待できる。

そして、i-CON Proパフォーマンスで新たに追加された機能は、入力が2系統に増えたこと。従来はTPセンサーのみだったが、Proパフォーマンスでは負圧センサー側も調整できるので、より高精度なFIコントロールが可能となった。

アプリもより直感的操作ができるようになっているので、フィーリングを向上させたいライダーにはぜひ試して欲しい。

i-CON Pro-Performance [BLR] ハーネスとコンピューターが車種別のセットで販売されている。価格は6万1600円で、Webikeではまず135車種分の販売をスタートした。

ユニットのサイズは、タバコの箱程度の大きさ。エンジンのコントロールを司るECUとセンサーの間にカプラーオンで接続して使用する。

こちらがアプリの画面で、2系統のデータを操作することができる。従来のi-CON3にあった画面がなくなったのでPCが必須だが、その分高度なセッティングが可能になっている。

https://news.webike.net/maintenance/51417/

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