
アウトドアやキャンプにも力を入れているプロトが、名古屋MCショー会場にもアウトドアグッズを集めた特設エリアを設置していました。
そんななか、CT125ハンターカブのデモ車に搭載されていたのが、変わった形の携行缶らしき物です。
これはプロトの取り扱う「RotopaX(ロトパックス)」の樹脂製携行缶です。
PVなどで4WDピックアップトラックが砂漠を疾走しているシーンを見る機会があったら注目して欲しいのですが、車両の外装に樹脂携行缶を並べて設置するのが最新のトレンド。
バイク用の専用マウントキットも用意されるので、今後のトレンドになるかもしれませんね。
RotopaX(ロトパックス)とは
RotopaX(ロトパックス)は、アメリカで人気を博しているクルマやオートバイ、ATVなどに搭載可能な携行コンテナなどの樹脂製品を展開しているメーカーです。
水や応急用品、工具類などが携行できる軽量高剛性な樹脂製コンテナを専用マウントで車両の外装に設置する新しいスタイル。
特別に配合されたプラスチックバリア材料を使用し、アメリカで特許取得済みの3層ロト成形プロセスで製造された携行コンテナやロールパックスは、アメリカのEPA(環境保護庁)およびCARB(カリフォルニア航空および調査委員会)の基準をクリアした安全性を確保しています。
携行コンテナには、水を保管・携行するためのホワイトコンテナ、牽引ロープや工具、キャンプ用品などの小物類を保管・携行するためのストレージコンテナがあります。
『外装に搭載する』という斬新なスタイルが人気を博し、実用だけでなくドレスアップ用のアイテムとしても効果的です。
実は昨年より一時的に供給がストップしており、世界情勢的に今後も不安定ではあるものの順次入荷してくるとのこと。
とはいえ人気で品薄なのは必至なので、気になる方は随時チェックを!

海外のPVでこんなシーンを見た事はありませんか?
車体の外側に沿うようにマウントされている物がロトパックス(現地では携行燃料タンク)
会場の様子

テネレ700にマウントした例
重ねてダブルマウントする事も可能だ

ダブルマウントしているのを後ろから見たところ
金属のリンクで連結しているように見えるが、そうではない
コンテナの中央部だけで連結する

裏からみたところ
頑丈そうなアルミ板で支えられている

コンテナにあった金属はフタのロック用だった事がわかる
連結や固定は中央にある穴を使う

コンテナ内にキャンピングセットを積載したところ

こちらはハーレー、パンアメリカンに積載したところ
テネレとは積載順が異なっていることから解るように、順番に決まりは無い

内側の白いコンテナは飲料水用だ
ノズルは空気穴のある構造で、静かに給水可能になっている

パンアメリカンに積載したところを後方から見る
もちろん飲料水x2といった積載も可能だ

大本命のCT125 ハンターカブに積載したところ
ものすごく似合っている

ハンターカブの積載用ステー(税込定価:¥18700)はこうなっている
ステー下方からウインカーに伸びた支えによって、ステーが車体側に入り込むのを防いでいる

平面のステーにロトパックスをマウントするパーツを装着したところ
非常に頑丈であることと、固定用のロックがあるのが見える

まるで最初からこうなる事を予定されていたかのようなスタイリッシュさ

赤いコンテナは本国ではガソリン用なので強力な増加タンクとして使えるが、日本国内では樹脂容器でのガソリン携行は不可なので飲料水用としての利用となる

走行シーンを見ても無駄が無い
樹脂製なので転倒しても金属の携行缶のように容易に穴が開いたりはしないだろう

車体からの張り出しはこの程度
コンテナが薄いので着脱式とは思えないほどコンパクトに収まっている

キャンプセットを積載してみた例
飲料水という重量物が低い位置にマウントできるので、重心が上がって不安定になりにくいはずだ
少なくともリヤキャリア上に飲料水を積載するより遥かに低重心となるのは間違いない

ブースにあった案内板
かなり読みにくいが、使う赤いコンテナ(本国ではガソリン用)の容量は「1.75ガロン(6.624L)」との記載が見える

こちらはテネレ700の案内板
ホワイトコンテナは本国でも飲料水用、日本では赤と白を好みで使い分ける事になる

パンアメリカンの案内板
コンテナの容量は、2ガロン(7.57L)が中心だが、レッド(赤色)のみ1ガロン(3.785L)、1.75ガロン(6.624L)、2ガロン(7.57L)、3ガロン(11.356L)、4ガロン(15.141L)の設定があるそうだ
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