
純正レバーに完全互換するカラフルなアルマイト処理済みのアルミ削り出しレバーで有名なU-KANAYA(ユーカナヤ)の製品。
レバー以外にもエキゾーストフランジやハンドルバーエンドなど、豪華でカラフルで高級感溢れるアルミ削り出しパーツで非常にメジャーなブランドです。
最もメジャーなレバーはアジャスタブル機構に特徴があり、誰しもツーリング中に見掛けた事が1度や2度はあるはずです。
そんなU-KANAYAから今までとは全く異なる新しい形状のレバーが新登場しました。
まるで高価なラジアルポンプ式マスターシリンダーに交換したようなルックスになるのが最大の特徴!
発売が待ち遠しい最新レバーを名古屋MCショーで撮影してきました。
少々ややこしいレバー形状のラインナップを整理
U-KANAYAのビレットレバーは今まで6種類の形状がありました。
標準となる「スタンダードタイプ」はレバー本体の肉抜き穴や6段階のレバー位置調整がレバー1つでワンタッチ調整可能な製品として非常にメジャーなレバーとなっています。
その標準タイプのレバー先端に超高速走行時の風圧でブレーキが掛かってしまう事を防止するためのスリット(長穴加工)を施したのが「GPタイプ」。
GPタイプのレバーをベースに転倒時のダメージを予防する可倒機構を追加したのが「可倒式Rタイプ」。
標準タイプのレバーを細く滑らかに再設計して操作性と握り易さを重視したのが「ツーリングタイプ」で、標準タイプのレバー式調整機構をダイヤル式に変更して無段階にレバー位置調整を可能にあいたのが「ホイールタイプ」です。
少々特殊なハーレー専用レバーは「ストリートタイプ」で、純正よりもレバー位置が近くなるのが特徴です。
そして、今回追加になったのが「クイックタイプ」です。

「スタンダードタイプ」
誰もが1度は目にした事のある最もスタンダードな形状

「GPタイプ」
スタンダードタイプのレバー先端にスリットを設けて超高速走行の風圧に対応
300km/hに迫る場合は必須となる装備の一つ

「可倒式Rタイプ」
GPタイプをベースに可倒機構を追加してあり、転倒時にレバーが折れて走行不能となるトラブル回避に非常に有効

「ツーリングタイプ」
他のレバーに比べて曲線的で滑らかな形状となっており、レバーの感触が抜群に良い

「ホイールタイプ」
レバー式がはレバー位置が6段階可変だったのに対して、ホイール式は無段階調整が可能

「ストリートタイプ」
ハーレー専用で、純正よりもレバー位置が近くなる

新登場の「クイックタイプ」
レバー位置の調整ダイヤルがレバー前面に付いているのが特徴
「可倒式Rタイプ」と同様の可倒機構と、「ツーリングタイプ」の有機的レバー形状が組み合わされた究極のレバーとなっている
新登場「クイックタイプ」
上で記したように、最大の特徴はレバー位置調整ダイヤルがレバーの前面に付いたことです。
レバー位置が無段階に調整できるのはホイールタイプと同様ですが、ホイールタイプはダイヤルの一部しか表に見えていないために素早い調整には不向きでした。
新登場のクイックタイプはダイヤルが全周見えているため、素早くレバー位置の調整が可能になりました。
ダイヤル径もホイールタイプと比較して小型化しているため、ますます素早い調整が可能です。
レバー前面にダイヤルがある事で、副次的にルックスも大幅に向上しています。
車体に装着すると、まるでラジアルポンプ式の高級マスターシリンダーに交換した際のような見た目になるので、カスタム感も抜群です。
もちろんレバーそのものの基本性能も元GPライダーの金谷秀夫氏とのコラボ製品なので抜かりはありません。
・高強度・耐食性を備える6061アルミ合金製
・精密なフルマシニング加工(NCマシニング加工)で美しい仕上がり
・レバー長はロングとミドルの2種類から選択可能
・カラーアルマイトによる豊富なカラーバリエーション(全64通り)

レバーサイズはロングとミドルから選択可能
どの指をメインで使うかによって最適な方を選びたい

アルマイトの発色も鮮やか
レバー中間位置には可倒式機構とは別に折損ポイントも設けてあるのが見える

今までのレバー式調整機構はこの形状
画像は「可倒式Rタイプ」だ

新型の調整ダイヤルはこの位置でこのサイズ
操作しやすそうだが誤操作もしにくい絶妙なサイズになっている

ダイヤルの操作方向
少し見えているスプリングで常にテンションが掛かっているので、ダイヤル操作のためにレバーを前に倒す必要は無い

ダイヤル部分のアップ
レバー本体とは別にダイヤルのカラーも選択可能だ

「ツーリングタイプ」と同様のレバー形状
指に当たる部分が滑らかな曲線となっているのでフィーリングが良く、結果として疲れにくい

レバーは細身で軽量だが、更に裏面を肉抜き加工している
切削跡を見れば高精度であることがわかるはずだ

調整ダイヤル部には肉抜きの凹みがデザインされている
7色展開される別売りの「カーボンシール(左右セットで税込¥550)」を貼る事でカスタマイズ可能

カーボンシールを貼ったところ
カーボンの特性上、レバーのアルマイト色と完全に同じ色味にはならないが、レバー本体のカラーと組み合わせる事でワンポイントアクセントになる

こちらは開発中の「YZF-R7純正ラジアルポンプ用」
純正レバーと比較して圧倒的にメカ感が出ており、カスタム感は非常に高い

そのラジアルポンプ用レバーの裏側
ボルトオンで純正のブレーキランプスイッチを作動させるようになっている

カーボンステッカーを貼らない場合でもNCマシニング加工跡が美しい
各部の切削にバリ等は無く、加工精度が高いことが見てとれる
レバー以外の製品も高精度
会場ではハンドルバーエンドやステップバーなども展示されていました。
それぞれ豊富なカラーを組み合わせる事で様々なパターンを出せるので、自分好みにカスタマイズしてオーダーできます。
レバーと同様に高度な削り出し技術で製造されたアルミビレットパーツなのでルックスは抜群。
レバーと合わせてカラーコーディネイトしてみるものおすすめです。

切削形状の違いの他に様々なカラーの組み合わせが可能なハンドルバーエンド
グリーンのバーエンドは珍しいのでカワサキオーナーに人気だ

可倒式ステップは可倒用のリターンスプリングをステップ内に納める珍しいタイプとなっており、表からスプリングが見えないのが特徴
ステップエンドとステップ本体でカラーを変えられるので、好みのスタイルにする事が可能だ
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XSR900(8BL-RN80J)適合U-KANAYA
レバーセットはないですか?