文/Webikeバイヤー:けんたろう
冬バイクの寒さ対策というと、最近では電熱ウェアやワークマンのイージス、グリップヒーターが人気ですよね。
でも、どれもお値段ソコソコ簡単には試せない!そこで皆様にオススメしたいのがハンドルカバー。通称ハンカバです。
価格が安くて!取り付けも楽!そして効果はバツグン!と、いい所しかないハンカバを今回はスタッフが厳選してご紹介します!
どれも一緒じゃない?なんて思ったあなた。意外といろいろあるんですよ。
今年の冬はハンカバで手元も獄温(ごくぬく)!
目次
ハンドルカバーのメリット・デメリット
ハンカバにはメリットもあればデメリットもあります。
長所・短所をしっかり理解して、あなたの愛車にマッチするハンカバを選びましょう!
ハンカバのメリット
- 走行風や冷たい外気をシャットダウン
- カバー内の暖かさを逃がしにくい
- 防水/撥水素材で雨でもへっちゃら
ハンカバのデメリット
- 厚手のグローブだと手の出し入れがしにくい
- 手の可動域が少し狭くなる
- デザインがちょっと……
圧倒的な寒さ耐性を得る代わりに、操作性とデザイン性が犠牲になってしまうのが考えどころ。
ですが!最新のハンカバラインナップには皆さまの『困った』を解消するようなアイテムが多数登場しており、正しく選べばメリットしかないアイテムと言えます!
Webikeオススメハンドルカバーピックアップ
通勤やツーリングと、バイクをウィンターシーズンに乗る理由は様々ですよね。
そこでカテゴリー別に、今オススメできるハンドルカバーをまとめてみました!
ZETA|CW ハンドウォーマー
ハンドルカバーというと保温性を重視する都合上どうしても手の出し入れやポジション変更が行いづらい!
オフロードのようにスタンディングをする場合は、どうしても気になるところですよね!
そこでオフ車乗り……というか手の可動域を重視する方にオススメなのがZETAのハンドウォーマー。このハンドウォーマーは手首周りに伸縮性のあるネオプレン生地を採用。
手首開口部をベルクロ式で自由に調整できるので、手の抜き差しに支障が少なくなっています。
開口部が広がる都合上他のハンカバより若干保温性は落ちますが、そこも内側にカイロが入るポケットがあるので安心!
インプレッションを見ると、やはり愛用者にはオフ車乗りが多いですね。
そしてハンドガードの上から被せるように併用可能とのこと。
わざわざハンカバと付けるためにガード類を外すのはちょっと……とお考えの皆さん!ZETAのハンカバはいかがでしょうか!
- 手の可動域にこだわった構造でスタンディングも問題ナシ
- 内側にカイロを入れるポケット付き
- スタイリッシュなデザイン
ROUGH&ROAD|HOTハンドウォーマー
ツーリングによく行く大型バイクユーザー、オフ車ユーザーにオススメなのがこちら。
このハンドルカバーの特徴はなんといってもハンドガード付きの車両にも対応する大きな取り付け口!
大型バイクの場合スクーター用のハンドルカバーは使えないことはないですが、ちょっと窮屈になりがち。
その点このHOTハンドウォーマーなら大型ハンドルも難なく入る大きな取り付け口で安心です。
そしてこのハンドルカバー、特筆すべきは取り付け口だけではありません。
なんと、右側にはファスナー付きの大型ポケットが付いているんです!
小銭や、高速券など、いろいろ入れられてツーリングに便利ですね。
- 大口径取り付け口でハンドガードまですっぽり入る
- ツーリングに最適な小物入れ付き
- 簡易防水仕様で雨でも安心
KOMINE|AK-021 ネオプレーンハンドルウォーマー
ハンドルカバーの大定番といえばコミネのネオプレーンハンドルウォーマーでしょう。
昔からあるので、見たことある!という方も多いのでは?
このカバーに採用されているネオプレーンという素材は、主にダイビング用のウェットスーツなどに使用される素材で、伸縮性と防水性が高いことで知られています。
また、気泡を多く含むので保温効果も高いというまさに冬バイク向けの素材です!
装着したときにスイッチが見えるように一部にクリア素材が使われているのもポイントです。
※スイッチボックスが大きい車両はスイッチまで覆うことが難しい場合もあります。
ユーザーからのインプレッションも概ね良好で、原付き・スクーターに取り付けて使用している人が多いようです。
- 伸縮性・防水性・保温性に優れた大定番
- 安くてカラーバリエーションも豊富
大阪繊維資材:オオサカセンイシザイ|防寒 ハンドルカバー
ハンドルカバーにはネオプレーン素材を使うのが主流ですが、こちらのカバーはフェイクレザー製。革っぽさを生かし、ネオプレーンにはないオシャレ感を演出します。
また、定価2,200円(税込)とかなりお財布に優しい価格。安いからといって防風性・防水性が乏しいというわけではありません。
通勤や通学、あるいは街乗りで使用するには十分な防風性があります。
防風性はもちろんのこと、カバー内側に裏起毛を使用しているため、肌触りが良く、ちょっとだけ上質な使い心地が味わえます。
- オシャレな見た目
- 低価格なハンドルカバー
DAYTONA|汎用ナックルバイザー本体
ちょっとした変わり種をご紹介します。ハンドルウォーマーではなくナックルバイザーを使うという手もあります。
ハンドルカバー取付に当たり必ずといっていいほど挙がるのは「ダサくなる」という声(ド直球)。
「冷たい風を極力受けたくない」という目的だけであれば、ナックルバイザーのほうが外見の変化は最小限に抑えられますし、スイッチ類の操作も滞りなくできます。
- 見た目の変化は最小限に抑えられる
- 操作性を損なうことなく防風効果が期待できる
- 汎用性があるので基本的にどのような車種も適合する
グリップヒーターと一緒につけると『こたつ』になるって知ってました?
単体でも優れた防風効果で寒さ対策として抜群の効果を発揮するハンドルカバーですが、実はグリップヒーターと一緒に使うことで無敵の暖かさになります。
グリップヒーター単体で使用すると、せっかく発生した『ぬくもり』が手元に溜まることがないので、触れている手のひらだけが暖かいという状況になります。
そこで、ハンドルカバーを使用すると、寒い外気をシャットダウンしつつ、カバー内に空気の層ができるのでグリップヒーターの『ぬくもり』を逃がさず、布団のように手を360度全体的に温めることができます。
その効果は絶大で、「こたつ」とか、「グローブいらない」とか「布団の中から出たくない」とかともかく、真冬のライディングが圧倒的に快適になっちゃいます!
ウェビックでもグリップヒーターいっぱいラインナップしてるので、もし予算が許せば同時装着すると二度と戻れないぬくもりの境地に到達できますよ!
実践!画像で見るハンドルカバーの装着方法
さて、実際の取り付けに方法についてです。
とは言っても、特段難しいことはありません。
通して縛るだけととっても簡単!
1.ハンカバにはハンドルを通す穴とレバーを通す穴があります
ハンドルカバーは、基本的にはハンドルに被せて使用します。
そのため、多くの場合、ハンドルを通す穴と、レバーを通す穴の2種類があります。
2.それぞれの穴にハンドルとレバーを通す
ブレーキ、クラッチレバーは外に向かうにつれて広がる形状なので、握っておくと入りやすいです。
カバーを取り付けたら、一度ハンドルやレバーを握り、異常な干渉がないか、操作しにくくないかを確認し調整しましょう。
3.固定用の紐で縛る
最後に固定用の紐を縛って取り付けます。
ハンドルにミラーが取り付けてある車両の場合はミラーに縛るとイイですね!
この紐は人によっては取り付けないという方もいますね。
取り付けはこれで完了です。
ね!簡単ですよね?
グリップヒーター、風防も付けて冬でも超快適仕様
番外編.ハンカバのバーエンド側に穴をあける人も
ハンドルカバーを使いなれている人の中には、バーエンド側に切れ込みを開けて、そこからバーエンドが飛び出す形にする人もいます。
こうすると、手を入れる時にスッと入るようになる、よりがっちり固定できるというメリットがあるようです!
ただ、これはメーカー推奨の使い方ではないので隙間風が入ってきたりスロットルと干渉する可能性もあり、ちょっと危険で注意が必要です。
あくまで自己責任で。
今年の冬はハンドルカバーで手元から暖かくしよう
今回は寒い冬に立ち向かうライダー諸氏のためにハンドルカバーをご紹介してみました。
見た目や好みの問題もありますが、使ってみると二度と離れられない素晴らしいアイテムです。
冬の寒さは我慢せずぬくぬくアイテムで快適に過ごしましょう!
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