3月17日にカワサキが世界初公開したエリミネーターSEには、ドライブレコーダーが標準装備されて話題になっている。日本メーカー初の試みにミツバサンコーワのドラレコが選ばれたことはアナウンス済みだが、カメラの詳細に迫ってみたい。

前後カメラ+GPS付きで完璧に記録、画質はフルHDも対応

エリミネーターSEには、ミツバサンコーワのEDR-22Gが専用配線で装着されていると予想される。ヘッドライトの下とナンバープレートホルダーにバイクでの使用を想定したIP66/67防水仕様のカメラがセットされており、162度の視野角で広範囲を撮影できるだろう。

EDR-22Gの特徴は、本体をコンパクトで剛性の高いアルミ製としカメラと同じIP66/67防水にしたこと。これにより、本体を車外にも設置することが可能になった。また製品名に「G」とついているようにGPSも装備し映像だけでなく位置も記録。豊富な情報量を誇る。

さらにEDR-22Gは、ドラレコとしての機能だけでなくツーリングの記録を残すことを想定し、エリミネーターSEではハンドル左側に設置されたスイッチで手動録画にも対応。最大200万画素のSONY製CMOSセンサーでフルHD画質の動画を任意に残すことができるのだ。

他にも無線LANと専用スマホアプリで本体と接続することもできるので便利。製品版の価格は5万8080円となるが、エリミネーターSEはSTDから9万9000円アップでこれを標準装備すると思われる。工賃やカウル及びフォークブーツなどの追加装備を考えるとお買い得と言えるだろう。

EDR-22G [MITSUBA] 右側が22GでエリミネーターSEには専用の配線で搭載されていると思われる。「POWER」の部品が別体になりIP66/67防水を実現しているのが特徴。

モーターサイクルショーではミツバサンコーワのブースでエリミネーターSEへの装着をアピール。その隣には専用ステーを付属したハーレーエディションの発売も予告している。

エリミネーターSEでは、ヘッドライトの下に目立たないようにEDRのフロントカメラをセットしている。

右側の四角形のセンサーはGPS、反対側にはリアカメラをナンバープレートホルダーにセットする。車種専用だとスマートにセットできるのがメリットだ。

エリミネーターSEのハンドル左側には手動の録画スイッチを設置している。レバーブラケットと共締めする専用ステーに貼り付けているようだ。

こちらが本体で頑丈なアルミボディを採用しIP66/67防水仕様になっているので車体外に装着することも可能。写真はセロー250の例、エリミネーターSEでの収納場所は不明だ。

首につけるウェアラブルのドラレコ「FITT360PBα」は4月に発売

ミツバサンコーワブースでは韓国のLINKFLOWが開発したウェアラブルレコーダーを2022年に続いて展示。この度、4月に発売が決定し、大阪ではブースでの販売も実施していた。これは首につけて自転車などでの使用を想定したものだが、車種によってはバイクでも使えるだろう。

FITT360PBα [LINKFLOW] 前方に2つ、後方に1つで計3つのカメラを装備したウェアラブルレコーダー。ミツバサンコーワが輸入して販売する。

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