国産バイク用インカム「B+COM」の製造販売を行うサインハウスから、新型モデル「B+COM SB6XR」が発売される。サインハウスは部品調達や輸送遅延の影響をうけ、昨年12月に従来のフラッグシップモデル「CB6X」の生産終了を告知。同時にこの新モデルの名称のみ公開していたが、詳細な機能やデザインは未発表だった。

今回公開された詳細情報によると、「SB6XR」は基本的な機能を「SB6X」から引き継ぎつつ、さらに操作性やデザインを洗練。薄型化やデバイスボタンの見直し、24時間に及ぶ連続稼働時間の達成といった性能向上により、使い勝手を従来モデルからさらに高めた。もちろん「B+LINK」による簡単でクリアな通話機能や、IP67相当の防水性などの性能面での強みはそのままだ。発売は2023年3月17日(金)が予定されており、価格はシングルユニットが4万4000円、ペアユニットが8万5800円となる。

小型化を達成したデザインと、押しやすいボタンのインターフェース

スタイリッシュで洗練された「B+COM」の唯一無二のデザインは従来モデルから踏襲されつつ、さらにスリムなシルエットとしてリニューアルした「SB6XR」。
本体のケースは「SB6X」からさらなる薄型化を実現し、ヘルメットとの融合感を向上。正面のデバイスボタンはより立体的な造形に仕上げることで、押した感触がよりハッキリと分かりやすく、グローブを装着したままでも押しやすく改良された。

 

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従来のフラッグシップ「SB6X」と基本的なシルエットは同じだが、厚みは5.2%の薄型化を達成。ヘルメットにぴったりと融合したデザインとなった。

 

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対して本体正面のデバイスボタンはより立体的形状に改良。グローブを装着していても、押した感覚がしっかり判断できる。

 

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3つしかないボタンによるシンプルな構成は従来から引き継ぎ。通話や音楽再生などもワンタッチで開始でき、直感的な操作が可能だ。

 

バッテリー容量拡大による24時間稼働と「B+LINK」の継続採用

改良点はデザインだけではない。本体ケースを根本的に見直しバッテリー容量を向上させつつ、無駄を削ぎ落とし小型化と大容量化を両立。さらに専門のエンジニアが電気回路設計を最適化し、効率の良いパワーマネジメントを組み込んだことで、「SB6X」からさらにバッテリー消費効率がアップした。使用可能時間は最大24 時間を達成している。また、バッテリーの劣化が始まった場合には、サインハウスによるバッテリー交換サポートも設定されている。

通話機能の面では「B+LINK(ビーリンク)」を使用し、ノイズが少なく、よりクリアでナチュラルな通話品質を実現。ライディングにおいても、ストレスフリーな会話を楽しむことができる。また「SB6XR」「SB6X」「ONE」であれば、同機種どうしでも3機種を交えながらでも、最大6人まで通話が可能。信号や渋滞で仲間と切断されてしまっても、自動復帰機能があるためお互いが近付けば自動で会話を再開する。

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従来モデルの連続稼働は最大約18時間。「SB6XR」ではインカム通話使用時間で最大約22時間、音楽再生使用時間で最大約24時間という長大な稼働時間を達成した。

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最大6人での同時接続を可能とする「B+LINK」は、スムーズなコミュニケーションを可能にするサインハウス独自のシステム。接続がスムーズで音質もよく、ストレスのない通話を実現した。

アクセサリー類は従来モデルと互換!フェイスプレートは新デザインをラインナップ

ヘルメットとインカム本体を固定するベースプレートも新設計。搭載されたロック機構がヘルメットと「SB6XR」を強力にホールド。不意にずれてしまうトラブルを防ぎ、ワンタッチでロックを解除だ。しかし従来モデルのベースプレート、マイク、スピーカー類のアクセサリーとは互換性があり、「SB6X」で使用していたものをそのまま引き継いで使うことも可能。面倒な付け替え作業は不要だ。

本体のフェイスプレートは「SB6XR」専用となるが、こちらも従来モデル同様にバリエーション豊かなグラフィックを選択可能。「カモフラージュ」や「トリコロール」といった継続カラーの他にも、「マーブル」や「ライジングサン」などの新カラーも登場した。ヘルメットのグラフィックに合わせて、自分好みにカスタマイズを楽しむこともできる。

 

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ベースプレートはロック機構を備えた新設計を採用。しかし従来モデルのプレートも使用可能で、マイクやスピーカーも交換する必要はない。

 

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現在、全8種のフェイスプレートが発売予定。自分のヘルメットに似合うデザインをセレクトしたい。

 

ヘルメット着用イメージ

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フルフェイスヘルメット装着例。左:アライ「RX-7X」、右:OGKカブト「AEROBLADE-6」

 

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ジェットヘルメット装着例、左:SHOEI「J-FORCE IV」。システムヘルメット装着例、右:SHOEI「NEOTEC II」

 

発売日・主な仕様など

B+COM SB6XR ( ビーコム エスビーシックスエックスアール )

発売日:2023年3月17日(金)予定
価格:シングルユニット:44,000円、ペアユニット:85,800円

本体仕様

Bluetooth Ver:Bluetooth5.0
出力レンジ:Class1/Class2
バッテリー:Li-Po 3.7V 1000mA
充電時間:約3時間(DC5.0V USB Type-C 端子)※急速充電には対応していません。
端子:USB Type-C(充電、スピーカー)microUSB(マイク入力)
本体サイズ:W107×H45.7×D23.6(mm)※アンテナ部除く
本体重量:53g
防水性能:IP67相当
保証期間:ご購入日から1年間

オーディオ/インカム仕様

対応プロファイル:HSP,HFP,A2DP,AVRCP
スピーカー:外径Φ40mm×D10.7mm ネオジムマグネット インピーダンス16Ω
連続使用時間:インカム通話最大約22時間/携帯通話、音楽再生最大約24時間(それぞれ単体での稼働の場合)
最大通話可能人数:6人
グループ通話方式:B+LINK
ユニバーサル通話:対応

情報提供元 [ SYGN HOUSE ]

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    たけ~んだよ
    1万円台じゃないと買う気になれない

  2. 匿名 より:

    Amazonの1万いくらのやつでも十分使えますし、大して機能も変わらないのに高すぎる。

  3. 匿名 より:

    高い価格ですねー。
    高い分なにが、吐出してるのかの、説明がないと、かえません。

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