
こんにちは。オフロード担当のコータローです!
今後シリーズ化するか分かりませんが、自腹インプレ企画!
最近ブーツを10年ぶりに買い替えました。それはそれは悩みに悩みましたね。軽さを取るか動きを取るか強靭性を取るか、ソールはMXかEDか……などなど、ブーツを買おうとすると選択肢が多すぎるんですよね。
今回は悩みぬいて購入したブーツがマジで最高なのでみなさまにご紹介します!
で、買ったブーツはなに?
今回自分が選んだのは、アルパインスターズのTECH7 エンデューロ ドライスターというモデルです。
どのようなモデルかをザックリと説明すると、アルパインスターズの中上級モデルで、ソールはエンデューロ仕様。そして防水のモデルです。
アルパインスターズのブーツの一番の特徴はデザインのカッコよさ!しかしカッコいいだけではありません。細部にこだわりがちりばめられています。
ソールはエンデューロ仕様になっています。今はやりのハードエンデューロのオシにも対応。新品状態から張り替えで社外のソールにする手もありますが、お金が掛かるので純正で採用されているのはうれしいポイントですね!
ピボットが左右についており、柔軟に動きます。ですが、ねじれなどの横方向への動きはしっかりと制限し、足首を守ってくれます。
衝撃に強いアルミ製のバックルシステムを採用し、簡単で正確なロックと耐久性を確保。しっかりと締めこみながらロックできる機構になっているのでフィット感マシマシです。
このブーツの一番の特徴である、アルパインスター独自の防水透湿素材「ドライスター メンブレン」は優れた防水性能と通気性を実現。
わざと水たまりに入ってしばらくバチャバチャとしてみましたが、浸水は一切無し!(周りから変な目で見られていたはず)
ブーツ内のゲートルは通常モデルと比べると延長されており、水や泥の侵入を防ぎます。かなりの水深でも浸水しません!
インプレ!
ブーツが届いてから、練習を3回、レースを3回走りました。内容はモトクロス練、WEX、ミニバイぱにっくとインプレにはピッタリのバリエーションです笑
まず履いて感じるのは包まれるようなフィット感。ソールが貼り付け式の一体型ということもあって、ブーツ感はありません。スニーカーのような履き心地です。また、ガエルネを長いこと使っていたのですが、ソール部分の軽さに驚きます。オフロード走行では足を前に出すことが多く、先端が重いとかなりツラい。長時間走るエンデューロでは疲労度が変わってきます。
ブーツは普段履いている靴よりも小さいサイズを買うことが多いですが、TECH7のサイズ感はタイトめなので普段履いている靴と同じでフィットすると思います。大きい分にはインソールで調整もできますし。
↑あまり浸透していないのですが、、ウェビックは無料でサイズ交換ができるんです!オフブーツも対象ですよ!!↑
モトクロス編
普段はエンデューロばかりでモトクロス的なことをしないのですが、会社でMX408を貸し切って走行する機会がありました。
TECH7のベースモデルはモトクロスブーツなのでもちろん絶好調。
今まで使っていたブーツはくたびれすぎていて、足首はふにゃふにゃ。新品のブーツはしっかりと足を固めてくれるので走ってて楽!今までスタンディングが苦手だったのですが、ブーツもその要因の一つであったことが判明。ブーツとしての形が残ってるからと買い替えないのはダメですね。反省しました。
エンデューロソールでモトクロスは自分のようなへたっぴであれば、特にデメリットは感じませんでした。むしろしっかりとステップをグリップしてくれて走りやすかったです。
クロスカントリー編

画像提供:JNCC
WEX最終戦のGAIAに出場しました。走ったことがある方はお分かりでしょうが、コースに沢があって2~3回は沢渡りがあります。
今まで履いていたブーツだと、足を付いた瞬間浸水。走っているとブーツの中がグッチュグチュとし始めて最悪な状況になります。個人的にはオフロードレースで熱中症の次くらいに嫌いな状態です。
しかし!防水のドライスターモデルなので、全く浸水無し!わざと沢でバシャバシャしてみましたがサラッと快適。最高すぎる……
マディレースや沢が多いコースでの練習にピッタリです。
CRF125Fに大人が乗るとなかなか窮屈なのですが、ヒンジのおかげでくるぶしがある程度動くので、シフトチェンジも問題なく行えました。
ハードエンデューロ編
自分がブーツを選ぶ際に結構重要視しているのが、歩きやすさです。ハードエンデューロでひたすら押したり、コース開拓やコース作成で歩いたりと、バイクに乗っていない時間も多いんです。その際にガッツリなモトクロスブーツじゃ足首が動かないし重いしやらで疲れ切ってしまいます。
昨年末にミニバイぱにっくに出場しました。ミニぱにというレースは小排気量&スモールホイールなバイクでめちゃくちゃになろう!という特殊なレースで、コースはなかなかの難易度。押して押してクリアなんていうセクションが多々あります。
正気か?というようなヒルクライムやキャンバーで何度か降りて押すハメになりましたが、つま先部分とくるぶし部分が程よく曲がることでスムーズに押すことができました。あまり柔らかすぎても怪我の原因になってしまうので、いいバランスだと感じました。
また、ソールがビブラムなどの社外品に比べると、フラットな箇所も多く、そこまで食わないんだろうなと思っていましたが、滑ることなくオシができました!
悪いところ
いい所ばかりを紹介しましたが、悪いところもしっかりとお伝えいたします。
①蒸れる
防水透湿素材は、内部に溜まった湿気は外に排出し、外部からの水は中に通さないという仕組みです。
が、みなさん夏にアウトドア系ウェアを着ていて透湿機能が追いつかなかった経験はありませんか?浸水はしてないけど肌にペターっと引っ付くアレです。
ブーツで厚みがかなりあるからか、外に排出される量は少ないようで、結構蒸れます。
防水性能が高いので、しょうがない!と思っています。水が入ってグチュグチュになるのに比べたら……
またかなり乾きづらいので、走った後は中を水洗いしなくてもファンを当てて乾かすようにしています。
※筆者は汗っかきです。それも影響しています。
②ソールが弱い
自分が乗っているマシンはケン・ロクスンも乗っている黄色いメーカーのバイクなので、キックスタートオンリーです。
たぶん100回くらいキックをした結果がコチラ……
oh……
後片付けでブーツを洗っている際に発見し、かなり凹みました。。ガエルネなどの板状のタイプのソールに比べると耐久力では劣りますね。ですが、令和の時代にセルのないバイクに乗っている確率は低いので、問題のない方も多いのではないでしょうか?
まとめ

バリエーションは3色。もう少しカラフルなのが欲しいところ。
最近はこのドライスターの良さが浸透しているのか、アルパインスターズのブーツの中でも売れ筋の商品です。
レースに出るとマディの確立が高い、雨男雨女のみなさん、沢が多いコースを走ることが多いアタック系のみなさん、一足いかがでしょうか?QOL爆上がりますよ!
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