文/Webikeバイヤー:けんたろう

これぞ、ゆるキャン△

どうも、最近のマイブームはキャンプとカブ!Webikeのnemo-Tです。
いつも僕がキャンプツーリングに行くときに大活躍するのがタナックスさんのツーリングバック。
Webikeでも度々ご紹介しているのでその品質、積載能力、コスパはご存知の通りだと思います。(え?知らないって?今すぐ過去記事をチェック!)
とはいえ多くの方にとって大容量のシートバックは年に数回長距離ツーリングへ行く際に出番があるというようなアイテムなのではないでしょうか。
なかなか日常的に使う機会はないですよねぇ……。

そこで今回はちょっと目線を変えて、通勤・通学から日帰りツーリングなど日常的に活躍できるアイテム、シートシェルケースをPCX125に装着してレビューしてみたいと思います!
もちろんキャンプも行ってきました。

取材協力:タナックス株式会社

車両協力:キズキレンタルサービス

今回ご紹介するシートシェルケースは、2019年の5月に発売されたばかりのNEWアイテムです。
デザインは、最近は流行りのアドベンチャー系バイクにもバッチリ似合いそうな、シェルケースタイプのシートバックになっています!
今回はそんなタナックスのシートシェルケースをWebikeスタッフが、通勤とツーリングで使ってみたので、そのインプレッションをお届けします!

1.通勤・通学から日帰りツーリングにピッタリ!

シートバックというとツーリングで使うものというイメージありませんか?
今回紹介するシートシェルケースは容量や、取り外しの簡単さから、日常でもかなり使えるアイテムでした!

容量はメットインレベルの25リットル


シートシェルケースの容量は25?リットル
これはPCX125のメットイン(28L)より少し少ないくらいの容量になるのでシートシェルケースを装着したスクーターは実質メットイン2つ分の容量になります。
もちろん、メットインがないオンロードバイクに取り付けても25Lの容量は日常使いから日帰りのツーリングにはピッタリなサイズ感です。

上の画像では椅子、バーナー、マグカップなどツーリング先でちょっとコーヒーやカップ麺入れるくらいの荷物を積んでみました。
正直容量はまだ余裕があるので、ここに着替えなどを入れて一泊くらいの泊まりツーリングもできますね。

カラーは選べる三色

カラーは定番のブラック、鉄製のハードケースのようなヘアラインシルバーに加えスタイリッシュなカーボン柄から選べます。
愛車のイメージに合わせて選べるのは汎用シートバックにはある意味大切なこと。
個人的にはアドベンチャー感あふれるシルバーがかっこよく見えました。
シルバーはどことなく、ゆるキャンに出てくるビーノについてそうなところもポイント。

縦置き横置きどっちもイケる

一般的なシートバックは車両に積載する方向が決まっているものがほとんどです。
しかしこのシートシェルケースは縦でも横向きでも積載できちゃうんです!
おかげで、車両のシート幅や、カウル形状に合わせてかなり自由に積載できちゃいます!

PCXの場合は縦置きのほうが安定感がありました。
シート幅が広い車種は横置き、細い車種は縦置きが安定しそうです。

POINT
・容量は通勤から一泊程度のツーリングにピッタリの25L
・カラーは選べる3色
・縦横どっち向きでも装着できるので幅広い車両に対応可

シートシェルケースはこちら 

2.シートシェルケースを装着・積載してみた

Kシステムベルトで簡単3分取り付け


取り付けはタナックス製品ではおなじみの画期的アイテムKシステムベルトを使います。
従来のシートバック取り付けは複数の取り付けベルトをそれぞれ車体に接続する方法でした。
これが意外と面倒で、時間もかかっていました。
でも、Kシステムベルトならシートにグレーのベルトで縛りつけるだけ!

シートにKシステムベルトを取り付けた後は、4か所のバックルの長さを調整してバックを装着するだけ!
どうです?すごく簡単ですよね?


3分くらいで取り付けが完了するので、時間のない朝やお出かけ前のほんのひと手間で、積載力をアップできます。
もちろん従来の固定ベルトも使用可能なのでシートの小さいスーパースポーツでも積載できそうです。

Kシステムベルト単品はこちら 

余ったベルトの処理も忘れずに


取り付けを行った後はビロビロに余っているベルトを必ず処理しておきましょう。
そのまま車体の外に出しておくと車などに引っ掛かったりして重大な事故につながる可能性があります。何よりカッコ悪い……。
余ったベルトの処理方法は大きく分けて3つ

その1.シート下に挟んだり車体やロープに巻き付ける

オーソドックスで手間がかからないのはこの方法。
ただ、走行中に解けると意味がないので、しっかり巻き付けることを忘れないようにしましょう。

その2.専用アイテムベルト止めストッパー MP-295で縛る

オプション商品のベルト止めストッパー MP-295を使う方法もあります。
マジックテープのついた小さな部品で束ねた紐を縛ることができます。

ベルト止めストッパーはこちら 

その3.余った部分を切ってしまう
もし、あなたが他の車両に浮気しないなら切ってしまうのもいいでしょう。
切った端はほつれ防止のために一度ライターなどであぶるといい感じに仕上がります。

また、シートバック取り付けの際カウル形状によってはバック本体やベルトと当たって車体に傷をつける場合があります。
カウルに傷がついてしまうのを防ぎたいときは、プロテクターシートを使うと傷がつかなくてグッド!

プロテクターシートはこちら 

シートバックを装着してもメットインは開けられる


シートの上に積載するのでメットイン使えなくなるのでは?
そう思っていた時代が僕にもありました。
大丈夫!ちゃんとメットインも使えます!完全にプラス方向のメリットしかありません!

シートを上げてもご覧の通り擦り落ちたりしません。

シートバックなので取外し可能

当たり前なことですが大きいメリット。
取り外しも取り付けも自由自在なので、使いたいときだけつけることができます。
また、リアボックスと違い車体に固定するステー等もないので愛車のデザインを損ないません!

POINT
・Kシステムベルトで簡単短時間取り付け
・バック装着後もメットインをオープン可能です
・いつでも取り外し可。愛車のデザインを損なわない

3.シートシェルケースを使ってみた【通勤編】

タナックスさんからお借りしたその日から早速通勤で使用してみました。
PCX125はシート下の容量もかなりあるんですが、雨具や仕事道具、いろいろ入れていると容量が結構圧迫される。
僕も荷物が多いタイプの社会人の一人で、そもそもシート下に収まりませんでした。
そこでいい仕事をしてくれるのがシートシェルケースです。

A4ファイルが収納可能な絶妙なサイズ感


今回はシルバーのシートシェルバックを使用しましたがアルミのようにも見えるシルバーは高級感あふれる大人のデザインとなっています。
持ち手もついているので車体から取り外しても意外と使えちゃう感じです。

縦横のサイズがA4ファイルを収納できる寸法になっているのでこれをそのまま通勤に使ってしまうというのもアリかもしれません!

家族からの急なお買い物依頼にも対応可能


仕事終わり、意外とあるのが家族からの「~買ってきて」的なアレ。
僕もインプレッション初日に早速そのシチュエーションに遭遇しました。
PCXのシート下が仕事道具とと雨具でパンパンの僕は、いつもなら買い物をして帰ることができないわけなんですが、今回は25L分シートシェルケースが付いているのでサクッと積載。
シートシェルケースのシェルで家庭内の平和もがっちりガード。守れます。

POINT
・通勤でも使える絶妙なサイズ感
・シートバック+αの積載機能がほしい方にオススメ
・大人なデザインで街中でもリアボックスよりカッコいい

4.シートシェルケースを使ってみた【キャンツー編】


▲今回はフィールドシートバッグを装着したプジョーのジャンゴと2台でキャンプに行ってきました。

シートシェルケースは25Lなので本来キャンプ目的で使用するのはちょっと厳しい……。
おとなしくキャンピングシートバックグランドシートバックをオススメしたいところ……なんですが、スクーターにはメットインがありますよね。
メットインは大体28Lちょいくらいの容量があるのでシートバックと合わせればなんと50リットル!
これってキャンピングシートバッグ2より10L少ないくらいなんです。行けそうじゃないですか?
というわけで、PCX125(メットイン使用)×シートシェルケースでキャンツーいってみましたinふもとっぱら

意外と入るシートシェルケースに助けられた


今回キャンプにもっていったアイテムは上の画像+焼き肉用にコンパクトグリルと着替え。
意外と!?想像していたよりも結構持っていけました。
このうちテントと、画像にありませんが着替えはPCXのメットインへ。
他のアイテムはシートシェルケースに入れる、もしくは縛りつけて積載しました。

結構はいるんですね…25L。どれくらい入るのか……正直出発前日はドキドキでしたが結構イケそうです。

シェルケースの上にも積載できる!


シェルシートケースの上面にはあらかじめ積載するためのベルトが付いています!
これが大変便利!どうしてもケースに入らない長物を積載するには、もってこいの機能です。

今回は、寝る時に使用するマットとテーブルを載せてみました。
こういう細かいところで便利な機能があるのは、さすがタナックス!といったところでしょう。


最終的な積載はこんな感じ。
どうでしょう。意外とコンパクトに収まっているのではないでしょうか。
最終的にはこの上に脱落防止もかねて、ツーリングネットをかぶせて走行しました。

この積載状態でも、荷物が落ちる、落ちそうになるということはなく、安定して走行できました。
もし不安な場合はツーリングネットタイベルトなどでさらに固定するというのもアリかもしれません。

ツーリングネットが取り付けられる


タナックスさんに慣れすぎて当たり前のような気がしてくるこの機能も付いてます。
シートシェルケースには左右に2か所づつ、前後に2か所づつ、計8か所のリングが付いています。
ここには各種ツーリングネットやロープを装着可能なので、さらに積載を増やせます。

ツーリングネットはこちら 

結論:メットインのあるスクーターの場合はキャンプにも行けそうです。
皆さんの通勤通学用スクーター、意外といいツアラーになってくれるかもしれませんよ!

POINT
・バック上面にも積載できるベルト付き
・ツーリングネットを装着してさらに積載力をアップできる
・日帰りから一泊程度の荷物なら十分積載できる

5.通勤からツーリング、メインにもサブバイクにも使える


今回は、PCX125を使用してのインプレッションをお届けしましたが、もちろんタナックス製品なので様々な車両に取り付けが可能です。
サイズ感も日常からツーリングまで使い易く、デザインも今までのソフトタイプのシートバック比べスタイリッシュな印象になっているので、スクーターからアドベンチャー、スーパースポーツまで幅広く似合うこと間違いナシ!

また、タナックスのシートバックは、取り外し取り付けが大変簡単なので、複数台バイクを所有している方の場合は一つのバックをメイン、サブ両方のバイクで使いまわせます。
スクーターというと専用ステーを介するリアボックスが一般的ですが、シートバックの場合、車両に備え付けるステーやオプションもないので、比較的リーズナブルに楽しめるのもポイントです。

メインとサブ、日常とツーリングどっちでも使えるシートシェルケースはコスト面でも機能面でもとってもオススメです

POINT
・シートバックなのでメインとサブのバイク両方で使える
・通勤からツーリングまで毎日使えるサイズ感
・機能だけでなくコストパフォーマンスにも優れる

シートシェルケースはこちら 

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