カブトが、ミラノショーでカブトブランドになって初のデュアルパーパスヘルメット「GEOSYS(ジオシス)」を発表。同時に欧州のヘルメット安全装置メーカー「Mips(ミップス)」との提携も発表された。

写真:河野正士

転倒時に頭部が受ける衝撃は直撃だけではない

スウェーデンに本社を置くMips(ミップス)は、バイク用だけでなく自転車用やスキー用など様々なヘルメットの安全と保護を専門とするメーカーで、製品名もミップスとしている。最大の特徴はヘルメットが回転方向に受ける衝撃を吸収する装置の開発で、今回カブトとの提携が発表された。

製品化されるのはカブト初のオフロードヘルメットのジオシスで、ヘルメット本体と内装の間にMips EVOLVE(ミップスエボルブ)がセットされている。これが回転方向にズレることで頭部への衝撃を和らげて脳の損傷を防ぐことができるという。

ミップスエボルブは、厚さ1mm未満のLow Friction Layer(ローフリクションレイヤー=LFL)と低摩擦コーティングで構成されている。LFLは様々なヘルメットやサイズに合わせて作られ、主に発泡スチロールが使われる衝撃吸収ライナーの内側にセットされる。

ジオシスが日本で発売になるか、また日本向けの製品にミップスが採用されるかなど現状不明だ。なお、ミラノショーでは、ジオシスのグラフィックモデルも展示されていたのでここに紹介しておきたい。

※一部記事を修正しました(11/24)

GEOSYS [KABUTO] 2006年にOGKからブランド名を変更して以来初となるオフロード対応ヘルメット。シールドも標準装備しており、アドベンチャーツアラーなどに対応する。

こちらはジオシスの内装を外した状態で、衝撃吸収ライナーの内側にミップスエボルブがセットされている。

これはミップス作動動画のキャブチャーで、斜め方向の衝撃を緩和している。人体が脳を守る仕組みを参考にした頭部保護システムになる。

展示されたジオシス帽体左後方にはミップスのロゴが配置されている。カブト独自のシェル一体型のウェイクスタビライザーも採用されている。

ミラノショーで公開されたグラフィックカラー。カラー名は未発表。

ミラノショーで公開されたグラフィックカラー。カラー名は未発表。

ミラノショーで公開されたグラフィックカラー。カラー名は未発表。

ミラノショーで公開されたグラフィックカラー。カラー名は未発表。

ミップスは新作や既存のヘルメットに実装され3000万個の販売実績を持つ

ミップスの安全装置は、新作でも既存の製品にも大きな変更なしで導入可能で、ライダーの安全性を高めることができる。市販開始は2007年からで、2021年は140以上のブランドの881種類のヘルメットにミップスが採用され、1200万個を販売。累計では3000万個のミップス付きヘルメットが販売されている。

ミラノショーでのカブトとミップス代表の記念写真。写真右側のF-17にもミップスの導入が発表されたが、続編でお知らせしたい。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    これが初じゃなくてRT-33Rで採用してたような?
    あれはまた別カウントなのかな

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