
2022年春のモーターサイクルショーにて出品され、話題を呼んだHUDモジュール内蔵のスマートヘルメット「OPTICSON(オプティクソン)」の発売がSHOEIから発表された。「SHOEI Gallery」各店にて、12月17日より先行限定販売予定となる。カラーはホワイトとブラックの2色で、価格は13万7500円(バッテリー1万1000円)。ついに登場する「スカウター」ヘルメットに注目必至だ!
https://news.webike.net/parts-gears/229045/新時代のヘッドアップディスプレイ(HUD)内蔵ヘルメット
ヘルメットにディスプレイを内蔵し、ナビゲーションなどの情報を視界に浮かび上がらせる「ヘッドアップディスプレイ」。この先端技術を搭載した「オプティクソン」が初公開されたのは、2022春の大阪/東京モーターサイクルショー。実際にディスプレイの視界を体験できるコーナーには長蛇の行列ができるほど、大きな注目を集めた。

初公開時から注目を集めたオプティクソン。カラーは「ルミナスホワイト」「マットブラック」の2色をラインナップし、サイズはM/L/XLの3種類。価格は13万7500円。

最も大きな特徴はHUDモジュール&ディスプレイだ。視界に浮かび上がるナビゲーションにより、視線を落とさずにライディングすることが可能になった。電話の着信や時計の表示もできる。HUDモジュール本体はチンガードに内蔵。
オプティクソンは車載メーターやHUDを製造する「NSウエスト」との連携により開発され、右目部分に特徴的なヘッドアップディスプレイ部分を搭載。これはチンガード部分のHUDモジュールからディスプレイに投影する構造で、表示情報は目的地までの残距離や車線指示のレーンガイダンス、時計、電話の発着信など多岐にわたる。この情報は調光センサにより周囲の明るさに応じて自動調整され、視界をさまたげることもない。使用していないタイミングでは折りたたむこともできる。
また、帽体部分にはスピーカー&マイクを内蔵しており、ナビ情報は音声でも確認でき、スイッチもシェルに埋め込まれている。スマートフォンとのブルートゥース接続によりナビや音楽、電話操作が可能だ(インカム機能は内蔵されていない)。専用バッテリーは外付けとなるが、一般的なリチウムイオンバッテリーより発火の危険性が低いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用。防水加工が施されている。
まさに未来的ガジェットといえるスマートヘルメット「オプティクソン」だが、現状の販売予定は東京・大阪・横浜の全国3か所におかれたSHOEI直営店「SHOEI Gallery」のみでの先行限定販売と発表されている。発売は2022年12月17日から、本体価格は13万7500円だ(バッテリーは別売、1万1000円となる)。販売数量、SHOEIギャラリー以外での発売予定については未発表につき、続報に期待だ!

帽体にはスピーカー、マイクが内蔵されている。このため電話の応答、ナビ音声の認識に加え、音声入力にも対応する。

シェル部分にはスイッチモジュールを内蔵。スマートフォンとの無線接続により音量再生や電話操作が可能だ(インカム機能は非搭載)。

視界に表示されるナビ画面のイメージ。ルートマップが表示されるわけではなく、右左折ポイントへの距離がリアルタイムで指示される形だ。明るさはセンサにより周囲の環境から自動調整され、視界をさまたげない。スモークシールドなどのシールドカラーに応じた設定もできる。

電源はバッテリーを有線接続。連続駆動時間やバッテリーの充電時間は未発表につき、続報に期待したい。

販売は全国3か所の「SHOEI Gallery」にて受付予定。なお入店は予約制となるため、事前に連絡のうえ訪れる必要があり注意。
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まんま実用性ないような。邪魔くさいだけで。これからスタートやね。自動運転とかと絡んでくると親和性良さそうやけど。
ヘルメットの寿命があるので、高い物のような気がする。ヘルメット10年持つようなら良いと思う。