
文/Webikeバイヤー:すがこ
皆さん、バイクのグリップって交換したことありますか?
結構簡単に交換が出来るパーツの一つですが、意外と純正のままって方も多いかもしれません。
だって乗ってるときは見えないし、壊れる物でも無いし、違いもイマイチ良く分からない、そもそも変えられることを知らない方もいるかもしれませんね(実際は意外と減るし、結構違います)。
交換する方は操作性アップ、疲労軽減、ドレスアップなど様々な理由があると思います。
ただ、結局どれが良いのか?と言われると、感覚なんて人それぞれですし、デザインも色も選び出したらキリがありません……
コレだ!と思ったデザインでも、いざバイクに付けてみると微妙に色が合わなかったり
そもそも乗ってるときは見えないじゃん……と言うことに気付いたりと結構迷走しがち。
そんなあなたに、と言うか僕の備忘録として(?)定番純正グリップ3選をご紹介します。
目次
おすすめはこの3つ!
1.[ホンダ純正]ロッシグリップ
バレンティーノ・ロッシが好んで使用していたことで有名なホンダ純正グリップです。
ホンダからヤマハへ移籍後もこのグリップ使用したことから通称ロッシグリップと呼ばれるようになりました。
社内ガレージを覗くとウェビックオンロード部のレーサーの9割はこのグリップが装着されていました。
元々はCB400SF(NC31)に採用されていた純正グリップでしたが、ロッシのおかげ?かCBRシリーズにも採用されるようになりました。
適度な太さとしっとりとした硬さ、そしてほんの僅かなテーパー形状が絶妙にフィットします。
ヤマハYZFシリーズにロッシグリップはもはや定番カスタムの域に入っているかもしれません。
人気のグリップなため、dominoのオンロード モノクロやキジマのドクターグリップなど沢山のそっくりさんがいます。
左:53166-MY9-890 (長さ:約120mm)
2.[ヤマハ純正]TZグリップ
市販レーサーのTZシリーズに採用されていたグリップです。
MotoGPライダーではホルヘ・ロレンソが使っていたことが印象的ですね。
最近のレースシーンではあまり見かけませんが、一般的なグリップと比較すると肉薄で細身なため、ダイレクトな操作感が特徴です。
もう40年近く前の純正部品ですが、まだまだ現役!販売中!
ノリックこと阿部典史が駆ったYZR-M1にも装着されていました(と言うか写真がまさにそれです!)。
dominoのオンロード TZタイプと言うそっくりさんがあります。
左:47X-26241-00 (長さ:約110mm)
3.[ホンダ純正]CBXグリップ(教習車グリップ)
あまり注目されませんが、個人的におすすめグリップです。
元々はCBX1000に採用されていたグリップで、その後CB750(RC42)やCB400SFなど教習所で良く見るバイクの多くに使われ、はたまたRS250レーサーにも採用されてました。
比較的細身で、カッチリしたタイプのグリップです。
真偽のほどは不明ですが、かつてMotoGPに参戦していたカワサキのZX-RRにも似ているグリップが装着されている資料が散見されます。
JSB1000のZX-10Rにも似たグリップが装着されていることが多かったようなので、もしかすると柳川選手のお気に入りなのかもしれません。
ちなみにdominoのオンロード JAPANタイプと言うそっくりさんがありますが、内側(親指側)のデザインがちょっと異なりますね。
左:53166-422-000 (長さ:約125mm)
純正グリップなら失敗は少ない
グリップは多くの車両に装着されることを想定されているので、純正部品としては珍しい汎用性の高さを誇ります。
デザインはシンプルなのでドレスアップとしては確かに弱いですが、分かる人が見ると「おっ」となる通好みなカスタムでもありますね。
もしグリップ選びに悩んだら、純正部品から探してみるのも良いかもしれません。
ちなみに、今回紹介した品番はグリップ単体ですが、右側がスロットルコーンに装着された状態で届く(単品設定が無い)純正部品もありますのでご注意くださいませ。
おすすめグリップを教えてください。
今回は定番3選をご紹介しましたが、他のおすすめグリップも募集中です。
「最近のあのバイクの純正グリップが良さそう!」や「あれ忘れてるよ!」等ありましたらぜひ教えてください!
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