梅雨に限らずゲリラ豪雨など、最近の天気は落ち着きませんね……少しでも快適に過ごすにはバイク用のレインウェアは欠かせません。

今回はレインウェアの簡単な選び方と、コスパの良いレインウェア・ジャケットをご紹介します。

目次

バイク用レインウェア選び方のポイントは3つだけ

レインウェアを選ぶときに押さえておきたいポイントは3つ!

ここさえ注意すれば失敗することはありません。簡単にご説明します。

サイズ選びは1~2サイズ大きめにしよう

レインウェアは服の上から重ね着するので、ぴったりサイズだと窮屈です。

普段着の1サイズ~2サイズ大きめを選ぶと脱ぎ着もしやすくて快適です。

ちなみに僕はXLがジャストサイズですが、3XLのレインウェアを着ています。
やや大き過ぎでしたが、靴を履いたまま脱ぎ着できて楽ちんです。

余った袖や裾のバタつきが気になる人は、ベルクロで留められるアジャスター付きがオススメです。

『耐水圧』と『透湿性』は走行シーンに合わせて選ぶ

レインウェアの性能を示す『耐水圧・透湿性』説明すると長くなるので、選ぶ際の基準だけ書きますね。

  • 防水性
    通常の走行では『耐水圧10,000mm/cm2』以上がオススメ

    高速走行(80km)では『耐水圧20,000mm/cm2』以上がオススメ

  • 透湿性
    『8,000g/㎡』以上だと蒸れ難く快適です。
※上記はあくまで目安となります。

といった形ですね。

『防水透湿素材』について詳しく知りたい方は下記の関連記事もご覧ください。

最新のレインウェア『選び方』はこちらから!

使用するシチュエーションに合わせて最適なものを選ぼう


通勤時間15分のライダーと、バイク便ライダーではレインウェアに求める性能やスペックは違うはず。
例えば

  • 通勤15分ライダー
    防水性能はバイク用レインウェアなら気にする必要なし。使用頻度は高いので、耐久性の高いものが良い。
  • 雨でも長時間乗るツーリング大好きライダーやバイク配達員
    雨でも長時間走るので、高い耐水圧と透湿性のあるものが良い。
  • 雨の日はバイクに乗らないライダー
    ツーリング中の突然の雨に備えてコンパクトに収納できるレインウェア、もしくは防水性のあるジャケットが良い。

のように、自分の使用するシチュエーションに合わせて最適な性能のレインウェアを選びましょう。

バイク用レインウェアおすすめ7選

レインウェア選びのポイント3つが分かったところで、それにマッチするものをご紹介します。

シチュエーションに合わせて、コスパに優れたレインウェアを今回マジ厳選しました!

ワンランク上の性能を備えたRSタイチの定番人気

RS TAICHI アールエスタイチ|RSR048 DRYMASTER [ドライマスター] レインスーツ

定番の人気レインウェアといえば、RSタイチのドライマスター。

バイク用レインウェアの中では比較的高価な方ですが、それでも人気なのはその質感の良さと、バイク用レインウェアとしての性能と機能性の高さでしょう。

メーカーオリジナル素材の最上級グレードにあたるドライマスターを使用。

その性能は『耐水圧20,000mm/cm2』『透湿度10,000g/m2/24h』といったように、高い防水性と通気性を誇ります。

一般的なレインウェアのツルツルとした素材と違い、強度に優れたリップストップ生地を使用しているのでジャケットのような質感。

ほかにもリフレクターやバタつきを抑えるアジャスターなど、バイク用の機能が揃っており、メンテナンスをしながら長く愛用すれば、コスパの良いレインウェアといえる仕上がりです。

耐水圧 20,000mm/cm2
透湿性 10,000g/m2/24h
シチュエーション 通勤・バイク配達・ツーリング
コストパフォーマンス

500mlペットボトルサイズになる超コンパクトなレインウェア

ROUGH&ROAD ラフ&ロード|デュアルテックスコンパクトレインスーツ

「雨の日はバイクに乗らないけど、突然の雨に備えてレインウェアは携帯したい。」

そんなあなたにオススメなのが『デュアルテックスコンパクトレインスーツ』です。

収納すれば超コンパクト。500mlペットボトルとほぼ同サイズにまでなります。

機能面については、透湿生地ではないため、他のレインウェアと比べると通気性に劣りますが、背中に大型のエアベンチレーションを装備するなど快適性も配慮されています。

カバンの中に常備しておきたいレインウェアです。

耐水圧 -
透湿性 -
シチュエーション 街乗り・通勤・ツーリング
コストパフォーマンス

ゴールドウインの性能・価格を両立したスタンダードモデル

GOLDWIN ゴールドウイン|Gベクター3 コンパクトレインスーツ GSM22902

高品質なウェアにこだわるゴールドウイン。こちらはゴールウインの他モデルと比べると少々価格を抑えたスタンダートモデル。

ただ、性能は申し分なく『耐水圧:20,000mm/cm2以上』『透湿性:8,000g/m2/24h』と、バイク用レインウェアとしての性能はしっかり確保。

また、コンパクトな収納も魅力の一つ。通勤からツーリングまでマルチに使用できるため、常時携帯用にもオススメ。

ちなみに筆者もこのレインウェアを愛用していた過去があり約2年半ほど使用していましたが、縫い目からの浸水もなく快適に使えていました。耐久性の高さも個人的に推したい商品です。

耐水圧 20,000mm/cm2以上
透湿性 8,000g/m2/24h
シチュエーション 通勤・バイク配達・ツーリング
コストパフォーマンス

性能より価格重視なら「レインバスター」

RS TAICHI アールエスタイチ|RSR046 レインバスター レインスーツ

RSタイチのレインウェアはレインバスターとドライマスターという2つのモデルで成り立っています。

そのひとつ、レインバスターはどちらかというと性能よりも価格重視のモデルとなっています。

素材はナイロンを採用。質感は、一般的なレインウェアのようなシャカシャカした感じとなっています。

お手頃な価格ながら、フィッティングを高めるアジャスターやバタつき防止のフラップなど、バイク用レインウェアとしての機能はしっかり押さえられたモデルとなっています。

耐水圧 -
透湿性 -
シチュエーション 通勤・街乗り
コストパフォーマンス

ワークマンにも負けない! 高性能でこの価格!?

KOMINE コミネ|RK-539 ブレスターレインウェア フィアート

高い防水性と透湿性を誇りながら、税込1万円ちょいで買えるコスパの高いレインウェアです。
しかも

  • バタつき防止ベルト
  • ベンチレーション
  • 収納式フード
  • 内裾に耐熱素材を使用
  • ポーチ付きでコンパクトに収納できる
  • S~5XLBサイズまで7段階のサイズ設定

とバイク用品メーカーならではの機能が満載!

コストパフォーマンスでいえば流行りのワークウェア系ブランドより断然お得。

高性能でコスパの良いレインウェアを求めている方にはオススメです。

耐水圧 27,000mm/cm2以上
透湿性 10,000g/m2/24h以上
シチュエーション 通勤・ツーリング・バイク配達
コストパフォーマンス

女子ライダーに着てほしい!普段使いもOKなレインウェア

HONDA RIDING GEAR ホンダ ライディングギア|コンパクトセットアップ

まず注目したいのがバイク用とは思えないオシャレな色使い。

4色ともナチュラルで普段着のアウターとして使えそうですよね。

シルエットも細身で男女ともスタイルがキレイに見えるデザイン。ストレッチ素材を採用しているので動きやすさの面もしっかり考慮されています。

もちろんホンダのレインウェアなので、バイク用レインウェアとしての性能もバッチリ!

また、リフレクターを備えるなど安全性もしっかり確保。

レインウェアもオシャレにこだわりたいライダーにオススメです!

耐水圧 15,000mm/cm2
透湿性 5,000gg/m2/24h以上
シチュエーション 街乗り・通勤
コストパフォーマンス

まさに"プロ仕様" 驚異の耐水圧と透湿性

GOLDWIN ゴールドウイン|Gベクタープロフェッショナルレインスーツ GSM22104

雨でもバイクに長時間乗り続けるプロフェッショナルなライダーへ。

なんと『初期耐水圧:40,000mm/cm2以上』『透湿性:20,000g/m2/24h』というハイスペック!

まさに濡れ知らず・蒸れ知らずのレインウェアです。

ロングツーリング、バイク便や配達などで雨でも長時間乗り続けるライダーにイチオシのレインウェアです。

耐水圧 40,000mm/cm2以上
透湿性 20,000g/m2/24h以上
シチュエーション バイク配達・ロングツーリング
コストパフォーマンス

レインウェアとしても使えるジャケット2選

雨をしのぐ手段として「防水機能を持ったライディングジャケット」も選択肢に追加してみませんか?

いざというときにレインウェアとして活躍してくれるため、

  • (パンツは必要ですが)レインウェアを常備しなくてもよい
  • 1着で2役を兼ねるため、荷物の数が減る(身軽になる)
  • レインウェアに着替える手間が省ける

といったようなメリットが見込めます。

価格についてはジャケット相応ですが「晴れの日も雨の日も頼れるジャケット」であるということを考えると、コストパフォーマンスに優れるアイテムといえるでしょう。

そんな防水機能付きのジャケットを2つに絞ってご紹介します。

突然の雨も平気!RSタイチの全天候型ジャケット

RS TAICHI アールエスタイチ|RSJ324 ドライマスターフィールド パーカ

何の変哲もないライディングジャケットですが、実はレインウェアとしても活躍してくれる優秀なジャケットです。

RSタイチのレインウェアでも使用される生地素材「ドライマスター」を採用。

そのおかげで『耐水圧:10,000mm/cm2・透湿度:10,000g/m2/24h以上』という「もはやレインウェアじゃん!」とツッコミたくなるような性能を持ち合わせています。

筆者もこのジャケットの1ユーザーでしたが、通常の雨なら浸水もなくレインウェアの役割を果たしてくれます。

普段そんなに大荷物を抱えてバイクに乗ることがないので、レインウェアを常備しなくても間に合ってしまう点もありがたい……

まさに一石二鳥なジャケット。突然の雨にも対応できる強い味方となってくれるでしょう。

耐水圧 10,000mm/cm2
透湿性 10000g/m2/24h以上
シチュエーション 通勤・街乗り・ツーリング
コストパフォーマンス

アウトドアテイストなデザインの防水パーカー

HONDA RIDING GEAR ホンダ ライディングギア|スーパーシェルジャケット

アウトドアな雰囲気を醸し出すデザイン、バイク以外でも使えそうなホンダライディングギアのスーパーシェルジャケット。

もちろんデザインだけではありません。耐水圧はなんと20,000mm/cm2と一部のレインウェアを超える防水性能を持っています。

これ一着でライディング、普段使い、レインウェアの役割がこなせてしまう優れたジャケットです。

耐水圧 20000 mm/cm2
透湿性 8,000g/m2/24h
シチュエーション 通勤・街乗り
コストパフォーマンス

レインウェア長持ちさせる裏技

最後にレインウェアを長持ちさせるための裏技メンテナンス方法をご紹介します。

  • 1.表面についた排ガスや油などの汚れを水洗いする。
  • 2.日陰に干してしっかり乾かす。
  • 3.撥水スプレー(フッ素系)をしっかり吹き付け、乾かす。
  • 4.当て布をした上からアイロンの弱で熱を加える
    (ドライヤーでも可)

これで撥水力の落ちてきたレインウェアがバッチリ復活しますよ!是非お試しください。

【上記の方法を動画で詳しく解説】


まとめ

バイク用のレインウェアは、雨でも快適なライディングができるような工夫が沢山。

自分に合った一着を見つけて、梅雨を乗り切りましょう!

ヤー!

ハッ(笑顔)

" /> 最新のレインウェア『選び方』はこちらから!

この記事にいいねする


コメントを残す