文/Webikeバイヤー:タイガ

バイクのカスタムといえば、真っ先に思い浮かぶことはマフラー交換だという方も多いと思います。
性能面からみればトルク向上や軽量化、性能以外の面においても愛車を好みのスタイルや音に変えることができ、より「バイクカスタム」を感じやすいパーツです。

そんなバイクカスタムの花形であるマフラーですが、近年は性能を軽視し、信頼性の低い商品が海外通販等を通じ出回るようになりました。
バイクの性能に大きく関わるパーツなだけに、商品開発に時間をかけ、品質を保ち、アフターサービスも行っているメーカーの商品を選ぶことはとても大事です。

今回は品質、信頼性、アフターサービスの充実した日本が誇るマフラーブランドをご紹介します。

おすすめブランドその1「ヨシムラ:YOSHIMURA」

おすすめの車種:CT125ハンターカブ/モンキー125/スーパーカブ/HAYABUSA/GSX-R1000 他
1954年創業の老舗中の老舗マフラーメーカー。
日本国内のみならず世界各地の二輪ロードレースにて数多くの優勝経験を持つ製品開発能力は今なお衰えることはありません。
マフラーは2年間の保証を受けることができ(レーシングを除く)世界一とも評される性能を安心してご使用いただけます。
保証体制:
・2年間の品質保証
・マフラーリメイクサービス
・ストレートサイクロン再塗装サービス

サイレンサーカバー、ウール、リベットバンド、エンブレムを交換可能なマフラーリメイクサービスは、傷んだ箇所のみを交換依頼することが可能です。
ブラックタイプのストレートサイクロンは再塗装サービスで新品のような質感を取り戻すことが出来ます。
また、再塗装サービスを依頼するほどでもない場合は、同社の「HEAT BLACK(黒耐熱塗料スプレー)」を使うこともおすすめです。
いずれのサービスも有料となりますが、新品で購入されたマフラーをいつでもプロの手でよみがえらせることが出来るというのは安心です。

おすすめブランドその2「モリワキエンジニアリング:MORIWAKI ENGINEERING」

おすすめの車種:GB350/レブル250/CB250R/CRF250L/CB400SF・SB 他
1973年ヨシムラ製品の開発製造からスタートし、日本国内の二輪ロードレースを中心に数多くのレース参戦経験をもつマフラーメーカー。
レースでの印象からホンダユーザーに特に支持されており、ユーザーインプレッションを見ても評価の高さがうかがえます。
また、音の比較や取り付け方法の動画といったコンテンツも充実していて、初めてマフラー交換をされる方でも検討しやすいです。
保証体制:
・2年間の品質保証(一般公道走行用マフラー)
・マフラーリペア/修理

ヨシムラ同様に、購入後2年間の品質保証が付帯します。
グラスウール、サイレンサーカバーの交換が可能(マフラータイプによっては不可)です。
2022年の新商品としてモンスターブラックカラーの耐熱塗料スプレーも登場し、ご自身で塗装することも可能となりました。

おすすめブランドその3「トリックスター:TRICKSTAR」

おすすめの車種:ZX-25R/Ninjaシリーズ/Z900RS/CBR250RR 他
六角形のエンド形状が独特な「IKAZUCHI(イカヅチ)」モデルをレースシーンにも投入し、同モデルを搭載し挑んだEWC(世界耐久ロードレース選手権)では年間タイトル獲得経験も。
鈴鹿8時間耐久ロードレースでは2010年からエヴァンゲリオンレーシングとタッグを組み、リアル・レーシング・スペックにこだわったものづくりを行っています。

保証体制:
・サイレンサーリペア保証(外筒・グラスウール交換)

愛知県内に複数実店舗を有しており、いざという時直接対面で話しが出来ることは安心感があります。
また、「IKAZUCHI」マフラー専用のメンテナンスワックスやガラスコーティング剤もあり、ご自身で定期的にメンテナンスすることが可能です。

おすすめブランドその4「オーヴァー:OVER」

おすすめの車種:モンキー/グロム/YZF-R7/RS660/レブル250 他
「オリジナルバイクを作る」ことにこだわり、他のマフラーメーカーには無いエキゾーストレイアウトが特徴的なメーカーです。
4ミニ系マフラーを強みに車両メーカーを問わずマフラーをラインナップしており、2021年にはAprilia RS660用フルエキゾーストマフラーも登場しました。

保証体制:
・1年間の品質保証
・有償の修理依頼の場合でも、見積りや点検までは無料で実施
・焼き色の再着色や外筒の仕様変更等も可能

既にパーツが廃盤で入手不可能な場合を除き、柔軟な修理対応が可能です。
Webikeではサイレンサーバンド、バッフル等もラインナップしており、1個から補修パーツを手に入れることが出来ます。

おすすめブランドその5「ダブルアールズ:WR'S」

おすすめの車種:YZF-R25/GSX-250R/Ninja400/CBR250R/SV650 他
若いライダーに人気のミドルクラス系バイク用マフラーを多くラインナップしており、その中でもオーバル(楕円)やラウンド(円筒)等複数のサイレンサー形状をお選びいただけます。
現在販売中のマフラーはJMCA認証モデルのみとなり、公道を走行することを前提に製作されています。

保証体制:
・グラスウールや外筒換等の修理依頼が可能
・サイレンサーリベットバンドやエンブレムの交換といった細かい作業の依頼も可能

おすすめブランドその6「SP忠男:SPtadao」

おすすめの車種:MT-09/XSR900/セロー250/SR400 他
ライダーの「気持ちイー!」の声をもっとも大切な指標とし、五感に訴えかける製品づくりを信条としているブランドです。
近年ではマフラーだけでなく、オフロードバイクのエキゾーストパイプが人気となっています。
性能はもちろん、ツーリングが楽しくなるようなマフラーづくりの苦労はブログでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

保証体制:
・6か月間の品質保証
・凹み修理やグラスウール交換については要お問い合わせ

多くのマフラーが「MADE IN JAPAN」で、品質管理されています。
取り付けビス等の紛失時においても生産終了から長い年月が経っている場合を除き、パーツのみ購入可能です。

おすすめブランドその7「ヤマモトレーシング:YAMAMOTO RACING」

おすすめの車種:CBR600RR/RVF400/CB1000R/ホーネット250/390DUKE 他
自社一貫生産での生産体制を持ち、材質へのこだわり、厳しい音量規制をクリアしつつ比較的手の届きやすい価格帯を実現させているメーカー。
RVF400やVTR1000SP-1といった比較的製造年のたった車両のマフラーも新品を購入いただくことが可能です。

保証体制:
・破損時には専用の修理依頼フォームから、有償修理の依頼が可能
・サイレンサーのチタン→カーボンへの巻き替え等が可能。※マフラータイプによっては不可の場合もあります

比較的製造年のたった車両でもラインナップがある車両であれば、安心してアフターサービスが受けられます。
人気であるがゆえに模造品も多く、個人売買や中古品を購入された場合は修理や交換のサービス対象外となります。

おすすめブランドその8「アールズギア:r’s gear」

おすすめの車種:HAYABUSA/ZZR1400/CB1300SF・SB/W800 他
スロットルの開けはじめや閉じはじめ、回転上昇/下降時のパワーのつながりを大切にし、自由自在にマシンをコントロールするためのマフラーづくりが特徴です。
アールズギア本社工場では一貫した生産体制を構築し、製品のクオリティを高いレベルで維持するための設備を有します。

保証体制:
・チタンの焼き色の再着色可能
・マフラーの破損修理、部品単位での購入が可能。※マフラーの種類や破損箇所・破損状況によってより異なります。

排ガス検査成績表が製品に必ず添付されており、ご自身でダウンロード等をする必要がありません。
ボルトやカラー等1個からご購入いただけます。

おすすめブランドその9「Kファクトリー:K-FACTORY」

おすすめの車種:Z900RS/ZRX1200ダエグ/ゼファー750/GSX1100S刀 他
Φ60.5mmの極太チタンパイプを3Dベンダーで曲げた美しいエキゾーストパイプが特徴的で、大排気量車に特におすすめです。
Z900RS用ではマフラーだけでなく、Φ60.5mmのサイレンサーと組み合わせて使用できるエキゾーストパイプ単体も人気です。

保証体制:
・グラスウール交換、リペア
・マフラー/エキゾーストパイプのクリーニング

修理依頼書をダウンロードし、修理やクリーニングの依頼が可能です。
美しいマフラー/エキゾーストパイプの状態を保つために、定期的にクリーニングを出すことで新品同様の輝きを保つことが出来ます。

おすすめブランドその10「ビート:BEET」

おすすめの車種:ZX-25R/Z H2/Ninja1000SX/W800 他
カワサキワークスにも認められた高性能マフラーを中心に、カワサキユーザーからの評価が高いです。
ヒートフィニッシュ(焼色処理)を施されたマフラーは見た目に美しくなるだけでなく、熱による酸化皮膜によって雨天走行時等の汚れを付き難くし、美しい色合いを長く保つ効果もあります。

保証体制:
・マフラータイプにより保証対応が異なります。

マフラータイプにより、グラスウール交換の可否がありますが基本的にはメンテナンスが可能です。
また、R-EVO Type2 / NASSERT-R の場合、補修用サイレンサーのみの購入が可能です。

おすすめブランドその11「ビームス:BEAMS」

おすすめの車種:CB400SF・SB/セロー250/YZF-R25・3/フォルツァ350/Vストローム250 他
1994年創業と比較的新しいメーカーですが、リベットや金具等の構成部品すべてにおいて日本製の材料を使用するこだわりを持っています。
焼き色のインパクトが際立ちますが、JMCA認証を取得した公道を走行可能なマフラーがほとんどです。

保証体制:
・2年間の無料修理保証(一部商品を除く)
・2年経過後も有償のアフターサービスを受けることが可能

エキゾーストガスケットがあらかじめ付属しているモデルも多く、ガスケットを選ぶ必要がありません。
バッフル単体でも販売しており、ご自身でリペアしたいという方でも安心してご購入いただけます。

おすすめブランドその12「アールピーエム:RPM」

おすすめの車種:CB400SF・SB/ゼファー400/CBX400F・500F/ZRX400/バリオス2 他
多くのマフラーがハンドメイドにより丁寧に仕上げられ、何層ものメッキ仕上げによる光沢が特徴的です。
1980-1990年代のネイキッドタイプのバイクに特に人気があります。

保証体制:
・修理の依頼を受けて1本1本個別に対応を実施
・ボルトやリベット等のパーツも注文可能。※エキゾーストパイプのみやサイレンサーのみの注文は基本的に不可

ステッカー、エンブレム単体でもご購入いただけます。
マフラーの再メッキは行っていませんが、セラミック塗装等はマフラーの種類によって対応いただけます。

Webike安心保障サービスについて

上記でご紹介したメーカー以外にもマフラーはバイクにとって花形のカスタムパーツであり、多くのメーカーが存在します。
Webikeでは安心してマフラーをご購入いただけるよう、「パーツ無料保証」サービスを設けており、納品日から起算して「1年間」の保証期間内に商品に不具合が発生した場合、ウェビックが当該商品の修理・交換対応をいたします。※対象の商品には「無料保証」マークが表示されています。

Webikeカードで決済いただいた場合はWebikeカードの付帯特典として修理保証の期間を+1年とし、合計「2年間」を無料で保証しますので、あわせてご検討ください。

マフラーの交換が不安!という方は「Webikeピットイン」サービス

せっかく新品で買ったマフラーを自身で取り付けることによって傷つけたり破損させたりしてしまっては残念な気持ちになってしまいます。
Webikeピットインサービス加盟店かつマフラー交換が可能なお店であれば、お店に商品を直送しプロにマフラーの取り付けを依頼することが可能です。※別途取り付け工賃が発生します。

これから初めてバイクのマフラーを交換しようかなと考えている方は、まずはご自身のお家の近くでWebikeピットイン加盟店があるか探してみてください。

まとめ

愛車のマフラーを交換するなら、アフターサービスや保証体制が充実している方が安心感がありますね。
どうしてもマフラーは性能、見た目、価格の要素だけで探してしまいがちですが、購入してから長く、美しく使い続けることの出来る点も大事です。

また、近年では一部のネットショッピングサイトやフリマアプリ等で偽物が出回り、中古で購入されたマフラーは修理を受け付けないというメーカーも多いようです。
必ずしも新品のマフラーを購入しなければいけないということはありませんが、もしもの時メーカーのサポートを受けることが出来るというのは大切なポイントです。

今回は日本のブランドを例にご紹介しましたが、海外発のメーカーでも保障やアフターサービスがしっかりしているメーカーもたくさんありますので、ご自身が欲しいと思っているマフラーメーカーの保証体制を一度調べてみてはいかがでしょうか。

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