文/Webikeバイヤー:たく

世界最高峰のバイクレースmotoGPといえばレベルの高いレース展開やマシンの性能というのも注目ポイントなんですが、同じくらい注目してみると面白いのが、
ライダーが使用しているヘルメットのグラフィックなんです!
特に上位ライダーはシーズンを通して使用する通常デザインのほかにも、母国グランプリやテスト用、特別なレースなどにあわせて、様々なグラフィックを用意しています。

今回は知っているとmotoGPがもっと面白くなるレプリカヘルメットの中からマルクマルケス選手の歴代ヘルメットグラフィックをマルケスのについての小ネタと合わせてまとめてみました!
マルケス選手が有名になる前どんなヘルメットだったか、皆さん知りたいですよね!?

2020最新マルケスヘルメットはコレ!

X-14 MM93 BLACK CONCEPT 2.0


こちらは2020年夏現在最新のマルケスレプリカ。
ダークなカラーリングのこのモデルはウィンターテストモデルです。
ちなみにmotoGPの合同ウィンターテストは毎年カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われます。
カタールは冬季でも温暖な気候なのでテストにピッタリ!というわけです!

その1.マルケス伝説の始まりは意外に地味!?

さてここからは歴代マルケスのヘルメットを振りかえって行きたいと思います。
今でこそ、ロッシと肩を並べるほどの超大物ライダーになり個性的なヘルメットデザインで注目を浴びることの多いマルケスですが、
その伝説の一歩目はかなり地味なグラフィックでした。

XR-1100 MARQUEZ (エックスアール-1100 マルケス)

一見するとレプリカには見えないこちらのXR-1100が輝かしいマルケス伝説一個目のレプリカになります。
2012年頃マルケスがmoto2クラスに出ていたころのモデルです。
マルケスといえば今でこそ蟻のマークでおなじみですが、この頃はオーソドックスなグラフィックに背面にわずかに93のゼッケンナンバーが描かれていただけとなっています。
とはいえ、この時代からすでにレプリカが作られるというのはマルケスの才能が比較的初期の段階から頭一つとびぬけていたということの証拠でしょう!
ちなみに実際にマルケスがレースで使用していたモデルにはスポンサーロゴがいっぱい入ってました。特にヘルメットサイドのレッドブルが目立ってましたね!

その2.motoGP参戦!マルケスの蟻の意味。

マルケスのヘルメットに描かれている、蟻。なんでマルケスが『蟻』をモチーフにしているかご存知ですか?
2012年頃から使用し始めたマルケスの『蟻』ですが、その理由についてマルケスは「アリはこの世で一番強く、細く、働き者の生き物だからだ」と語りました。
マルケスは身長168cmと比較的小柄な体格ということもあり『蟻』に自分の姿を投影したといわれています。

X-TWELVE MARQUEZ

ベースとなるヘルメットがXR-1100からX-12に進化しました。X-12では空力をさらに重視し、後頭部のフィンがXR-1100に比べ若干伸びているのが特徴です。
グラフィックデザインもマルケスのトレードマークの『蟻』をモチーフにしたグラフィックでモト2時代からガラッと変わりましたね。


若干アニメっぽさを感じるこのデザインなんですが、実はアルド・ドゥルディ氏によるデザインなんです。
アルド・ドゥルディ氏は有名なデザイナーで、ロッシをはじめとした数々のレーサーのヘルメットデザインを手掛けてきたヘルメットデザイン界の巨匠です。
最近ではアライのヘルメットを多くデザインしていることで知られています。
ちなみに、アルド氏が最初にデザインしたヘルメットはヴァレンティーノ・ロッシの父、グラツィアーノ・ロッシのヘルメットといわれています。
意外と多くのヘルメットをデザインされているのでもしかしたら今あなたが被ってるヘルメットもアルド・ドゥルディ氏デザインかも!?

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