
皆さんはブレーキレバーやクラッチレバーは純正のまま使っているでしょうか?
確かに、純正のレバーは価格も安く、多くの人に馴染みのある形状で安心感があると思います。
ただ、一部の人にとっては合わない場合も。例えば、手が小さかったり、握力がなかったりしたらレバーが近くにあった方が良いですし、ドレスアップしたい方は純正にありがちなシルバーじゃつまらないですよね。
今回は、そんな方々にオススメのU-KANAYAのブレーキ・クラッチレバーをご紹介します。
目次
U-KANAYAってどんなブランド?
U-KANAYAとは、1960~70年代にGPライダーとして活躍した金谷秀夫氏とコラボしたCNCマシニングによる高精度なアルミパーツを制作・販売しているブランドです。
商品ラインナップとしてはアルミビレットレバーが有名ですが、他にもマスターシリンダーリザーバータンク、ローダウンリンク、エンジンカバーなどがあります。
特にアルミビレットレバーはU-kANAYAを代表する商品です。
特徴は自分の好みに合わせてレバーの形状・レバーの長さ・レバーの色・アジャスターの色をカスタムオーダーできること。
なんと、その組み合わせパターンは300種類以上になります。

ツヤありのレバー。光沢があり美しく輝く。後述するレバー形状によってカラーバリエーションが異なるものの、最大8色から選択できカラーコーディネートが捗る。

一部モデルではツヤなしカラーもラインナップされている。落ち着いた色合いを求めるライダーに。どのモデルでも全5色から選択できる。

レバーの位置を調整できる6段階のアジャスター。調整幅は30mm。レバーと異なるカラーにすることで、愛車を彩るワンポイントになる。どのモデルにも付いており、全8色から選択できる。

スタンダートタイプ、GPタイプではレバーの長さまで選択可能。ショートレバーでは一般的に指3本がけまでが限界。自身の操作のクセによって、転倒時に曲がりにくいショートレバーにしてみるのもアリ。
沢山選択肢があるのは嬉しいことですが、色々ありすぎてどれを選んだらいいのか迷ってしまいますね。
今回の記事では、選択パターンの多いアルミビレットレバーに焦点を当て、「レバー交換してみたいけど、社外品のレバーってよくわかんないんだよなぁ……」というお悩みを解決します!
純正の握り心地は好きなんだけど、色を変えたいor調整式レバーにしたい!という方

ツーリングタイプ。実際に触ってみた感想としては、非常に握り心地が良い。それに尽きる。
レバーって、意外と繊細な操作パーツです。
いきなり形状も長さも純正と違うものにすると、しばらくの間違和感が付きまとってしまうことも。
特にブレーキレバーに関しては、安全性に直結するものなのでフィッティングには妥協しないでほしいというのが私個人の意見です。
このツーリングタイプのレバーは、純正レバーと同じく丸みを帯びたカタチをしています。
なので、握り心地が良く多くの人が違和感なく操作することが可能です。
なお、他のタイプはやや角ばったレバー形状をしており、ユーザーのインプレの中には手が痛くなるとの声も。
レバーの長さはロングのみの設定ですが、疲れにくいのは圧倒的にロングタイプ。
てこの原理でショートレバーよりも少ない力で握ることができます。
自信をもって多くの人にオススメできる、担当イチオシのレバーです。
転倒したときにレバーが折れたり曲がったりするのを防ぎたい!という方

可倒式Rタイプ。衝撃が伝わっても力が逃げる設計になっており、万が一転倒した際も安心できる。
長くバイクを乗っていれば避けられない転倒。
私もちょっとした立ちごけから本格的なスリップダウンまで色々痛い思いをしてきたから言えるのですが、転倒したらレバーはほとんどの確立で曲がるか折れてしまいます。
そんな時に、こんなレバーがあったなら!
この可倒式Rタイプのレバーは、レバーの根本部分が衝撃を受けた際上方向に力が逃げるようになっています。

実際に人力でレバーを倒そうとしてみると、かなりの力が必要だった。レバーがガタつくといったことはなく、精度の高さが伺える。
曲がったレバーで走るのはとっても大変ですし危険です。
転ばぬ先の杖ならぬ転ばぬ先のレバー、運転に自信がない・免許取り立ての方にオススメとなっています!
とにかくレーシングな雰囲気を纏いたい方

GPタイプ。空気抵抗を減らすための肉抜きが随所にされており、レバーの長さをロング・ショートから選択可能。ショートタイプだとさらにレーシーさが増す。
せっかく社外のレバーにするなら、カスタムしている感じが出るものがイイ!といった方や、とにかく前面投影面積を減らしてスピードを追い求めるような方にオススメなのがこのGPタイプ。
肉抜きされたレバーがカッコイイですね。
なお、U-KANAYAのレバーは全てのレバーにおいて先端に切れ欠が入っており、衝撃を緩和する設計になっています。

赤い丸の部分が衝撃を緩和してくれる。万一転倒しても折れる可能性は少ない。
肉抜きされているからといって強度に心配がある、といったことはありませんし、サーキットユースにも耐える製品となっています。
スーパースポーツに乗っている、レーシングな方にオススメのレバーです。
とりあえず好みはないけど社外のレバーにしてみたい!という方

スタンダードタイプ。先述したGPタイプの先端部の肉抜きがなくなったバージョン。幅広い車種にラインナップされていることが特徴。
幅広い車種にラインナップされていることが特徴のスタンダードタイプのレバー。
形状は、GPタイプから肉抜きが抑えられた形になっています。
レバーの長さもGPタイプと同様ロングとショートから選べますが、ショートタイプにする方はブレーキを何本の指でかけるか確認してからの方が良いです。
というのも、ショートタイプだと3本までが限界だから。
ただ、個人的な意見を言うならばショートタイプは2本がけまでなのかなという印象があります。
パッと指を伸ばした時、3本だと幅ギリギリなので指が収まりきらない可能性があります。
もし好みが特になければ、ロングタイプのレバーをオススメします。
レバーをカスタムしてみよう!
今回はU-KANAYAの代表的なアルミビレットレバー4種をご紹介しました。
目的に合ったレバーを選んで、自分好みのカラーにできてしまうのはオーダーメイドのようで悩んでいるのも楽しいですね。
ちなみに、レバー各種は左右セットでの販売となっています。
セットでも1万円弱で購入できてしまうので非常にリーズナブルですし、転倒でダメージが入って交換の必要が出ても部品ごとにオーダーできるのが嬉しいポイント。
一生モノのお付き合いができる、U-KANAYAのアルミビレットレバー。
純正派の方も、この機会に交換してみては?
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