文/Webikeスタッフ:コータロー

Webikeオフロード担当のコータローです!
オフ車には必須なハンドガード。ハンドガードで一番初めに思い浮かべるメーカーってZETAではないでしょうか?
でもZETAのハンドガードはベンドやらストレートやらアドベンチャーやら、種類が多すぎて何を選べばいいのか分からない!って方が多いかと思います。オフ担当の自分も、えーっとコレとコレの違いはなんだっけ……ってなりますもん。。
この記事を読めばZETAのハンドガード博士になれる……!はずです!!

まずはハンドガードの基本的なところから!

タイプ

ハンドガードはオープンエンドタイプとクローズドエンドタイプの二つのタイプに分かれます。エンド(端っこ)が開いているかどうかですね。
どちらを選べばいいかというとコケるならクローズド。投げる場合もクローズド。生還率を上げるならクローズドです笑
メリットは頑丈手をしっかりと守れる転んだ際に地面にハンドルが埋まらない等です。デメリットはその頑丈さ、安全性ゆえに、重量増とハンドルが硬くなることですね。

じゃあ防御力の無いオープンタイプは必要なくね?と思われがちですが、クローズドの逆で軽く、ハンドリングに影響を与えないので、モトクロスや、一部の転ばない上手いエンデューロライダーに選ばれます。(そもそもレギュレーションでモトクロスはオープンしか取り付けができません。)
通勤で風除けに使いたいなんて場合は取り付けも簡単なので、オープンもオススメです。

ハンドガードは安全を求めればガチガチに硬く重くなり、軽快さを求めると安全性と生還率が下がります。
二兎を追う者は一兎をも得ずと言えばいいのでしょうか。自分が一番欲しい機能と走る環境で選んでください。

サイズ

マウンティングキットが付属のクローズドハンドガードはハンドルのクランプ部分のサイズに合わせて品物が異なります。
オフ車のハンドルはクランプ部分のサイズが22.2mmの標準バーと28.6mmのテーパーバー(ファットバー)の2種類に分かれます。
見分け方はハンドルが端から端まで同じ径なら22.2mmの標準バー。クランプ部分が太くて、端にいくにつれて細くなるのが28.6mmのテーパーバーです。画像で丸く囲っている部分ですね。
例外はありますが、トレール車やミニモトが標準バーで、レーサーやヤル気な市販車がテーパーバーと覚えておけばOKです。
ですが、年式によってレーサーでもサイズが異なっていたり、トップブリッジが社外品に交換されて変更されていたりする場合があるので、しっかりと確認してから購入してくださいね!

これも頭の片隅に入れてから読んで欲しい、ハンドガードマウントクランプの種類!

ハンドガードの強さはコレで決まってくると言っても過言ではないのが、クランプです。
そして標準で付属してくるクランプの種類が違っていたり、別売りのオプションでより強固に装着できるクランプが用意されていたりと、ZETAのハンドガードセットはバリエーションが多いゆえに悩んでしまうんですよね。
今回は強い順にご紹介していきます!

サイド/フロントタイプ

最強といえばコレです。トップブリッジのピンチボルトに挟み込んで取り付けをします。
ハンドルに固定するタイプのマウントは転倒時に力が掛かると回転してしまいますが、このマウントは物理的に回転しないのでズレようがないです。
注意点としては、強固に固定するので、ハンドルのしなりがほぼ0になります。クロスカントリーレースでのライダー(腕)への攻撃は半端なく、腕上がりの原因にもなります。。

あとはサイドタイプとフロントタイプの二種類があるので、自分の車両がどちらのタイプか確認してから購入しましょう!えぇ、昔やらかしましたとも。

バークランプタイプ

KTM・ハスクはトップブリッジの形が特殊なため、先ほどご紹介したマウントは取り付けが出来ません。そこで登場するのがコチラの商品です!
ハンドルバークランプの上側をこのマウントに交換することで、同じように転倒しても回転しない取り付け方が可能になります。

シュラウドに四角い穴が沢山開いているKTMに乗っているころにコイツが有れば悩まずに済んだのになぁ……

U-クランプタイプ

トップブリッジに取り付けてガチガチにしたくはないけど、転倒時に簡単に回転するのも困るという欲張りさんにオススメなのがこのタイプのクランプです。
ボルト4本でハンドルに取り付けるので、標準でついてくるタイプのクランプと比べるとだいぶ強くなります。

また、ケーブルやブレーキホースをかわせるようにU字型になっているので、取り付けの自由度も比較的高いです。
22.2mmと28.6mmの2タイプがラインナップされています。

ロングUクランプキット大径バー用(28.6mm)

先ほどご紹介したクランプのロングバージョンで、より干渉を避けるためにロングになっています。

長くなった分強度は落ちるので、YZ系のバンジョーがマスターの前にくる車両はこちらを、そうでなければノーマルをオススメします。

バークランプタイプ

アーマーハンドガードに付属する、標準サイズのアルミニウム製マウンティングアダプターです。
取り付けの柔軟性はピカイチで、様々なサイズのハンドルに対応します。
が、様々なサイズに対応するということは、可動部が多く、ガッチリとは付きません。
街乗りや軽い林道ツーであれば問題なく機能しますが、ガッツリ走るのであれば前述したクランプがオススメです。
ミドルタイプとロングタイプの長さ違いがあり、それぞれに22.2mm28.6mmの2タイプがラインナップ。

ロングタイプはモタードでラジポンを入れる際、逃がすために購入する方も多い商品ですね。

クローズドタイプハンドガード

長々とタイプや固定方法の説明をしたので、ここからはハンドガード本体のご紹介です!
パッと見は全部同じように見えてしまいますが、それぞれ狙いが異なる設計がされているので、自分に合ったハンドガードを探してください!

アーマーハンドガード べンド

ZETAのハンドガードといったらコレ!日本で一番装着されているハンドガードと言っても過言ではないでしょう。大抵のオフ車に取り付けることができます。
エンド付近の形状を湾曲させることで、手の動きを妨げないようになっています。

昔は転倒するとすぐ曲がるイメージでしたが、最近は材質が変わったのかそこまで曲がらなくなりました。
ハンドガードで迷ったら、とりあえずコレを選んでおけば間違いないです。

アーマーハンドガード ストレート

こちらはベンドと違い、エンドまでストレートに作られています。

曲げが無い分ベンドよりも強度面で有利です。投げまくったり、ハードな使い方をするのであればコチラがオススメ。
あとは、曲がってしまった時に修正がしやすいというメリットもあります笑

アーマーハンドガード ベンド Uクランプ

オプションのUクランプが標準でついてくるセットです。
ハンドガードに強い衝撃が加わってもズレにくく、より強固な固定力を得られます。

あとからクランプを別で買うよりもお得な値段になっているので、初めからコチラを選ぶのも〇
ラインナップはテーパーハンドル用 (28.6mm)のみなのでご注意を。

アーマーハンドガード XC キット

アーマーハンドガードべンドに別売りのXCプロテクターがセットになったオールインワンキットです。
ハンドガード本体はブラック、プロテクターはブラックとホワイトの2色から選ぶことが出来ます。

アーマーハンドガード XC-PRO キット

アーマーハンドガード ベンド UクランプにXC-PROプロテクターがセットになったオールインワンキットです。
XC-PROプロテクターはガード面積が広く、最高のプロテクション性能を得られます。
ハンドガード本体はブラック、プロテクターはブラックとホワイトの2色から選ぶことが出来ます。
こちらもラインナップはテーパーハンドル用 (28.6mm)のみなのでご注意を。

プロ アーマーハンドガード ベンド

普通のベンドとの違いは、サイドバンパーとバーエンドアダプター(アンカー)です。バーエンドアダプターの全長を長く設計することで、ガードをしっかりと保持できます。

また、ガード本体とバーエンドアダプターの結合部を凸凹のはめ合いにすることで、衝撃を受けた際にガードが回転してズレるなどのトラブルを防ぎます。
このハンドガードはちょっと特殊で、鉄ハンドル不可、クランプ別売りとなっています。

せっかくガッチリと付けられるバーエンドアダプターが付属しているので、サイドタイプ/フロントタイプかバークランプタイプで取り付けたいですね!

アドベンチャー アーマーハンドガード

アドベンチャーツアラーやハンドル全長が短く曲げ角度が大きいハンドルバーにあわせてつくられたハンドガードです。
全長を短くしたり、Uクランプとの結合部にフラットヘッドボルトを採用したりすることでカウル/スクリーンやメーターへの干渉を軽減しています。

V-STROM250やNC750X、クロスカブなど、ハンドガードを付けたいけどスペースや取り回しで諦めていた車両に取り付けが可能です!

レバーの干渉防止や取付の微調整に使用する2種類のバーエンドスペーサーが付属。ハンドガードあるあるのちょっとずらせれば装着できるのに。。を回避することができます。

アドベンチャー アーマーハンドガード 車種専用

通常のハンドガードよりも取り付け範囲が広いアドベンチャーアーマーシリーズですが、それでも取り付けが出来ない車種はいくつかあります。
ZETAのすごいところは、車種専用で作っちゃうところ。
アフリカツイン、テネレ700、CRF250L(21-)、モンキー125、CT125の5車種用がラインナップされています。

車種専用設計なので、ボルトオンでつくのも嬉しいポイントですね!わかりますか?このギリギリ感。ホンキです。

アントラーハンドガード

剛性と柔軟性を高次元でバランスさせた、軽量な樹脂製ハンドガードです。
クローズドタイプの手とレバーの保護性能は欲しい、でも重いのは嫌だ。オープンタイプの軽さが好きだけどもう少し保護性能が欲しいというワガママさんにピッタリな商品です!
グニャグニャレベルで柔らかいです。なので、ハードな使い方をすると壊れてしまうためJNCCやWEXなどのXCレースにオススメです。

オープンタイプハンドガード

オープンタイプのメリットはなんといっても軽快なこと。普段クローズドタイプに乗っている方、外してみてください。え?なにこれ!?と、ハンドリングがビックリするくらい変わりますよ!
ですが、レバーへの防御力は皆無なので、ピボットタイプのレバーやポリスポーツやARCなどの折れない機構・素材のレバーに同時交換することをおすすめします。

インパクトX2ハンドガード

ZETAの中で一番オーソドックスなオープンハンドガードです。
コンパクト設計なので、ミニモトにオープンタイプを付けるのであればX2がおすすめです。

ステーはレバーホルダーの下側を大きく避けてハンドルバーにセットする為、レバーのセッティング位置の上下に関わらず好みの高さに取り付けが可能!

衝撃に強く、破損しにくい樹脂製のステーに、3箇所の取り付け位置を設定。プラスチックガードの取り付け位置を自由に選択できます。

インパクトX3ハンドガード

ライダーの要望により最適なサイズと形状に設計されたオープンハンドガードです。
とりあえずフルサイズのオフロード車にオープンタイプを付けたいのであれば、これを選んでおけば間違いないです。

マスターシリンダーガードが標準装備されており、2段階の位置調整によりマスターを保護することができます。


X3ハンドガードについてくるマウントは左右方向に3か所と角度が2段階で調整が可能です。
調整可能範囲が広いのは嬉しいポイントですね!

スティングレイハンドガード

全日本MX選手権の実戦において、ライダーからの要望をもとに開発されたユニバーサルMXハンドガードです。
シンプルでオーソドックスなものを選びたいならコレ!
取り付けに関してはインパクトX2ハンドガードと同じ自由度です。

スティングレイベントハンドガード

スティングレイハンドガードの上部をメッシュ構造にすることで、ガード能を損なう事なく、空気抵抗の軽減と軽量化を狙ったモデルです。
とにかく軽さを求めたい。でもレギュレーションでハンドガードが必要という場合、最有力候補になると思います!

おまけ。こんな便利グッズもあるよ!

CW ハンドウォーマー

ハンドガード専用設計のハンドウォーマーで、上からそのまま、工具無しで簡単に取付け可能です。
昨年からLサイズが増えたことで大型のスクードプロテクターにも対応しています。

冬にぬくぬくで走れるってQOL爆上がりですよ!
毎年極寒期には売り切れてしまうので、シーズンインする前に確保しておくと〇。

まとめ

かなりのボリュームになってしまいましたが、ZETAのハンドガードでどれを買おうか迷ったらこの紹介記事を読めばOKです!
ハンドガードになにを求めるかによってチョイスするタイプが違ってくるので、吟味して選んでみてくださいね!

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