文/Webikeバイヤー:ほり
ガラス系コーティング剤に新しい商品が登場!その名も「HOPITOS-KARIS(ホピトスーカリス)」。
作っているのは、アウトドア用品×バイク用品というありそうでなかったジャンル2つを手掛けるテオゴニア。
実際にwebikeスタッフのバイクに使ってみましたので、その実力のほどをインプレッション!
目次
そもそも、ガラスコーティングって何?
ガラスコーティングとは、ガラス質の被膜を表面に形成することで、光沢を出したり水弾きや汚れ落ちを良くする施工のことです。
ガラスコーティングは施工方法によって大きく2種類に分かれ、プロの専門家(用品店やディーラーなど)が行うものとDIYで行うものがあります。
プロとDIYで何が違うの?というと、仕上がりの美しさ・価格・コーティングの持続期間が違ってきます。
まず価格ですが、プロにお願いすると金額的には約5~15万程度。車両タイプや施工部位によって差が出ます。
一方、DIY用のガラス系コーティング剤は約3千円~1万円程度となっていて、費用面においてはDIYの方が安く済むというメリットがあります。
次に持続期間ですが、こちらはプロによる施工の方が長くなっています。
メーカーにもよりますが、3年程度は持つのが一般的。中には10年と謳っているブランドも。
対してDIYでは長くても6か月程度の商品が主流。
コストをかけたくなければ、ガラス系コーティング剤を使ってDIYという方法も選べますし、クオリティを求めるのであればプロに依頼して美しく長持ちさせることもでき、自分のニーズに沿って選択できるようになっています。
ガラスコーティングとガラス系コーティング剤って何が違うの?
ガラスコーティングとガラス系コーティング剤の大きな違いは、水溶性かどうかという点になります。
ガラス系コーティング剤は施工をカンタンにするため、界面活性剤が成分として含まれています。
このおかげで、馴染みが良くなり洗車後にすぐ使用できるようになっています。
しかし、雨や溶剤などによって流れやすいという欠点があり、持続期間が短いのはそういった理由からです。
一方、ガラスコーティングの方は界面活性剤は含まれておらず、硬度も高くキズに強いため落ちにくくなっています。
ただ、施工前に下地処理が必要だったり、薬剤を塗布してから硬化するまでの時間が短いことから高い技術が求められ、DIYでやるのは一般的ではありません。
HOPITOS-KARIS(ホピトスーカリス)ってどんな商品?
- ガラス系コーティング剤
- 洗浄・保護・つや出し用
- ボディ・樹脂パーツ・ヘルメット等に使用可
- 1本で自動車10台分の容量
- 最長6か月持続
- 洗練されたパッケージデザイン
今回ご紹介するHOPITOS-KARIS(ホピトスーカリス)はガラス系コーティング剤の分類になります。
近年人気を博しているジャンルでもあり、ケミカルを取り扱う各社から様々な商品が出ています。
そんな激戦の市場に新商品を投入したテオゴニアは、2017年にキャンプ&バイク用品ブランドとして生まれた新進気鋭のメーカー。
「さりげない上質さ」をコンセプトに開発された商品は、その道のベテランであればあるほど良さのわかるものばかり。
きっと今回もイイモノを出してきたハズ!という期待を胸に、実際にwebikeスタッフのバイクに使用してみましたのでその模様をお届けします!
いざ、インプレッション!
まずはコーティングの前に洗車から!
タイミング良く、連日の雨で汚れてしまったLEAD110を発見したのでHOPITOS-KARISの実験台になってもらいました!
実はこのHOPITOS-KARISですが、カーシャンプーもラインナップされているんです。
それがこのHOPITOS-DIO(ホピトスーデュオ)。
このカーシャンプー、なんと炭を使っているんです。
おしゃれなデザインも相まって、ブラックコーヒーかと思ってしまいました。
説明を読むと、良く振ってボトルのキャップ一杯に水4リットルで希釈してご使用くださいとのこと。
ボトルを入念に振ったのち、キャップに原液を垂らしてみると……
なんかドロドロしてる。
これが、500倍に希釈しても洗浄力を発揮する秘訣と見た……!
今までのカーシャンプーとは一味違うんだという主張がビシビシ伝わってきます。
原液をバケツに入れたら、充分に泡立てて使用してくださいとのこと。
ものすごい泡!
これなら、万一車体に汚れなどが付着していても泡のおかげで優しく洗車することができますね。
他にも研磨剤不使用、全塗装色に使用可というのも嬉しいポイント。
ぱっと見のお値段は張りますが、指定の容量であれば1回あたり27円とコスパも抜群。
インパクト大だけど、実はバイクにもお財布にも優しいカーシャンプーHOPITOS-DIO、アリだと思います。
いよいよコーティング!
車体がキレイになったところで、いよいよ本命のガラス系コーティング剤HOPITOS-KARISの出番です。
こちらもまたおしゃれなパッケージデザインで、美容室に置いてあったらヘアスプレーだと思い込んでしまうかも。
パッケージを開けると、スプレー缶と肌触りの良いウエスが2枚出てきました。
その辺の雑巾で施工するわけにはいきません。拭き付け用と磨き用で2枚入っているのはありがたいですね。
施工方法も2パターンから選べるようになっており、コーティングしたいところに直接吹くのも良し、ウエスに吹いて塗り付けるのも良し。
いずれの方法にしても、水に濡れた状態で使用します。
洗車したてでも気にせず使用できるのはお手軽でいいですね!
今回はウエスに吹き付けて塗る方法を選択。
バイクに施工するなら細かいところが多いのでウエスに吹くのがオススメです。
早速、ウエスにスプレーを吹いてみると……
やっぱりこれヘアスプレーじゃない?
コーティング系のケミカルでモコモコなのって初めて見ました。
フォームタイプのメリットは、こぼれにくく扱いやすいところ!
ユーザーのことを考えられている製品だと実感します。
施工中にも思ったことですが、刺激臭がありません。
この手の商品は独特な臭いがするイメージがありましたが、それがありませんでした。
繰り返し使うことを想定して、気持ち悪くならないように配慮されているのでしょうか?
説明によると、直径5cmのフォームで80×80cm四方に施工が可能とのこと。
見かけによらず、かなり広範囲を少量のフォームでカバーできてしまうようです。
で、念入りに磨き上げた結果がコチラ。
洗車前と洗車+コーティング後全体的に光沢がマシマシになり眩しいぐらいになりました!
オーナーのスタッフからも、「ヌルテカになりました!」と喜びの声が聞け、一見してわかるほどの効果があったようです。
さらに普段は絶対しませんが洗車後に断腸の思いで車両に再度水をかけました。
こちらは洗車した状態とコーティング後の水キレです。
コーティング前は水がべったりとボディに付いてしまっていますがコーディング後はスルスルと水をはじいています。
また、樹脂パーツにも塗ったところ、こちらは写真でも明確にわかるほどの効果が見られました。
施工前はリアフェンダーの樹脂が白くなっていたのに対し、施工後は輝きを取り戻して黒々としているのがわかります。
こちらも同様にコーティング前と後で水をかけてみました。
樹脂パーツでも水の弾き具合は一目瞭然です!
ガラスコーティング剤としては申し分のないパフォーマンスであることが今回施工してみてわかりました。
(※施工後は、ガラスコーティングの硬化を待つため水がかからない環境で12時間経過させる必要があります。)
- フォームタイプで施工がしやすい
- 刺激臭がしない
- 必要以上にツルツルにならない
- 光沢が出る
コーティングDIY勢の強い味方、HOPITOS-KARIS!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ガラス系コーティング剤では比較的ハイエンドなクラスになるHOPITOS-KARIS。
愛車を自分の手で大事にしたい!そんなオーナーの期待に応える製品だと思いました。
バイクやクルマだけでなく、意外なところで携帯電話・腕時計などにも使用でき、マット塗装にも対応しています。
バイク周りでは、ミラーシールドなどの特殊な表面加工がされているものを除きほとんど網羅していると言っても過言ではありません。
個人的オススメポイントは、ワックスが含まれているコーティング剤と違ってタンクに塗布しても滑らないのが良いと感じました。
やはり、そこはバイクを愛するメーカーが考えています。ニーグリップの妨げになるようなことはしません。
デザインにこだわりのある方、施工がしやすいガラス系コーティング剤が欲しい方にオススメの製品です。
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