文/Webikeスタッフ:tetsu.26

雨の日対策はライダーにとって悩みの1つかと思います。ジャケットやパンツであればレインウェアを着れば問題はないのですが、残念ながらシューズ・ブーツまではカバー出来ません。
シューズ・ブーツ用のレインウェアとして、「ブーツカバー」というアイテムがありますが、使用しているうちに破れてしまったり、エンジンの熱で溶けてしまったりするため、エマージェンシーといった感が拭えません。
そこでおススメなのが、シューズ・ブーツを選ぶ際に防水性能を持ったものを最初から選んでしまう、ということです。今回は雨対策として最新の防水シューズを、シューズ・ブーツのタイプ別にご紹介いたします!

目次

防水シューズを選ぶポイントとは?

防水シューズにおける「防水処理」とは、おおよそ3つの要素を備えています。

  • ①:表面生地自体に防水処理が施されている。
  • ②:縫い目に浸水を防ぐ処理が施されている。
  • ③:サイドジッパーなどがある場合、止水テープなどの加工が施されている。
  • いずれも足首より上まで浸水すれば中に水が入ってしまいますが、走行時はもちろん水たまりに足を入れる程度で中が濡れることはほぼありません。
    また特別、防水シューズだからと気を付けるべきポイントなどはありません。プロテクターとの相性や脱ぎ履きのしやすさ、デザインなど普段と同じポイントでお好みの一足を見つけてもらって大丈夫です!

    バイク用ブーツ・シューズの種類

    一言にバイク用のシューズ・ブーツと言っても様々です。今回は最近人気が集中する3カテゴリーに分けて防水シューズを紹介していきます。

  • ①:ライディングシューズ
  • バイク乗車時の操作性と転倒時のプロテクション性能を両立したモデル。シルエットはくるぶしを覆うハイカットモデルがメイン。

  • ②:カジュアルシューズ
  • 電車に乗っても違和感がないほどのルックスで普段履き出来るライディングシューズ。もちろん随所にプロテクションを装備。

  • ③:ツーリングブーツ
  • ロングツーリングでも疲労感なく使用出来るバイク専用のブーツ。オフロードユースまでも想定したアドベンチャータイプが人気。

    防水ライディングシューズ 5選 

    alpinestars:アルパインスターズ |FASTER 3 DRYSTAR SHOE [ファスター3 ドライスターシューズ]

    アルパインスターズのロゴが映えるライディングシューズ。スウェード調の生地が高級感を醸し出しています。ライディングシューズの中でも軽量な部類ですが、かかと・つま先・くるぶしにプロテクションをしっかり装備しています。

    FLAGSHIP:フラグシップ |フィールドライドシューズ

    ダイヤル式のワイヤー調整システムを足の甲と脛部分の2ヵ所に備えたモデル。未舗装路にも対応したブロックパターンを採用するアドベンチャーモデルながら、見た目に反して軽いのが特徴です。シフトパッドや各種プロテクションも完備。

    ROUGH&ROAD:ラフ&ロード |デュアルテックスラフライディングシューズ

    脱ぎ履きが楽なダイヤル式調整システムやビブラムソールを採用した豪華モデル。シフトパッドや各種プロテクションを装備しつつ、全体重量も片足500g以下に抑えた文句なしの逸品です。

    RS TAICHI:アールエスタイチ |RSS013 DRYMASTER アローシューズ

    かかと部のプロテクターを大型することで、万が一の転倒の際にも衝撃が伝わりにくい構造を採用しています。シューズ・ブーツ分類では珍しい、CE規格も取得済。ダイヤル式の調整システム「BOA」を採用しているため、脱ぎ履きも楽チンです。

    GOLDWIN:ゴールドウイン |Gベクターライディングシューズ GSM1057

    ライディングシューズの殿堂とも言える一足。ダイヤル式調整機構こそ備えていないものの、脱ぎ履きのしやすさには定評があります。靴ひもが長いですがホールドするベルトが用意されているなどバイクに乗る上でストレスになる要素が徹底的に排除されています。

    防水カジュアルシューズ 5選 

    DAINESE:ダイネーゼ |YORK D-WP SHOES [ヨーク] シューズ

    カウハイド・スエードレザーを採用した高級感のあるモデル。ダイネーゼならではの洗練されたデザインも秀逸です。スクーターに乗車した際フットボード上で滑りにくいようにと考慮されたラバーソールも一押しです。

    DAINESE:ダイネーゼ |METROPOLIS D-WP SHOES [メトロポリス D-WP] シューズ

    ダイネーゼのシンボルでもある「スピードデビル」を側面に配したモデル。同じダイネーゼのヨークシューズと人気を2分しています。両サイドに大型のサイドジッパーが設けられているため、脱ぎ履きがしやすいです。

    alpinestars:アルパインスターズ |CR-X DRYSTAR RIDING SHOES[CR-X ドライスター ライディングシューズ]

    ランニングシューズの思想をベースにしたモデル。片足の重量が400g程度と超軽量であることも相まってライディングはもちろん歩きやすいモデル。転倒時に一番ダメージを受けやすいくるぶし部分にはTPR素材で補強されているため、安全面にもぬかりはありません。ツーリング先でもバイクを降りて散策したい人に最適です。

    gaerne:ガエルネ |
    ボヤージャー CDG GORE-TEX (シーディージー ゴアテックス)

    筆者も普段使用しているため、その良さが身に染みているモデルです。スウェード調でカジュアルなルックスもさることながら、サイドジッパーを外側に持ってくることで、バイク乗車時のくるぶしまわりのホールド感が秀逸です。1年以上使用していますが、もちろん浸水することもありません。

    FORMA:フォーマ |SWIFT DRY(スウィフト ドライ)


    本革使用で防水性能を備えた今一番人気のモデルがコレ。長時間バイクに乗っても足を圧迫しないように設計されたシューズ形状が、疲労の蓄積を軽減します。一方でTPUプロテクターを装備しておりCE規格を取得しているなど、カジュアルブーツながら安全性が高いのもポイントです。

    防水ブーツ 5選 

    gaerne:ガエルネ |ネオレトロ防水ブーツ「Gストーン ゴアテックス」

    柔らかな感触のフルグレインレザーで作られた、クラシカルな雰囲気のブーツ。ソールはブロックパターンを採用しており、くるぶし周辺を中心にプロテクションも完備しています。内側のサイドジッパーには、車体に傷をつけないようにファスナーガードが設けられているなど、履き心地と相まってライダーへの優しさを感じます。

    FLAGSHIP:フラグシップ |タクティカルライディングブーツ

    昨年大ヒットした商品です。足の甲と脛の部分の2ヵ所にダイヤル調整機構を設けることで、足全体をしっかりホールド出来ます。タクティカル系のブーツ+ブロックパターンソールの組み合わせは、靴重量が重くなる傾向にありますが、こちらはプロテクションまで装備しているのに軽量のため、バイクを降りて歩いている時でも疲れづらいです。

    FORMA:フォーマ|ADVENTURE LOW (アドベンチャー ロー)

    オフロードブーツのショート丈バージョンとも言えるアドベンチャーモデル。本革を使用しており、履き心地は柔らかです。それでいて、2箇所に設けられたバックルで固定すると、ガッチリ足首まわりを固定できるので安心感があります。輸入商品で欠品が多いため、「在庫あり」で見かけたら即買いすることをおススメします。

    GOLDWIN:ゴールドウイン |GベクターGWM X-OVER[X-オーバー] ショートブーツ GSM1061


    ショートタイプのタクティカルブーツではド定番ですね。ゴールドウィンらしくビブラムソールを採用しており、路面やステップへのグリップ感も抜群です。サイドジッパーも内側にかつ長めに設けられているため、脱ぎ履きもしやすいです。もちろんジッパーで車体に傷をつけないようにファスナーガードが付けられているなどは流石です。高い機能性を誇るゴールドウィンのツーリングブーツならではを感じる一足です。

    RS TAICHI:アールエスタイチ |RSS010 DRYMASTER [ドライマスター] コンバットシューズ

    タクティカルタイプのアドベンチャーブーツ。㈱クラレが開発した人工皮革・Clarinoを使用しており、革の質感や履いた時の柔らかさはそのままに、通気性を向上させています。ソールにはビブラム製をベースにRSタイチで開発した独自パターンを採用しています。ブーツの脱ぎ履きのしやすさに大きく貢献するダイヤル調整式のBOAシステムは大型のM4タイプを採用しているため、グローブを付けたままでも操作が出来るなど、使い勝手が考え抜かれた一足になっています。

    防水シューズ・ブーツ15選 まとめ

    今回紹介した防水シューズ・ブーツ15足はいずれも高い防水性を備えているのはもちろん、脱ぎ履きのしやすさであったり、高いプロテクション性能であったり、履き心地や操作性が良かったりと、プラスαの性能を備えています。どれも自信を持っておススメ出来ますが、まずはライディングシューズ・カジュアルシューズ・ツーリングブーツと、好みのシルエットから選んでみるのが良いかと思います。これで雨予報でも楽しくバイクに乗れます、、よね??

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