ヨシムラが、第49回東京モーターサイクルショーに出展。ブースでは加賀山就臣氏とのチーム立ち上げを発表したり、新作&参考出品製品のお披露目などを行なった。ここでは出展モデルを中心にヨシムラブースの様子をレポートしていこう。

Hayabusa レーシングシーン生まれのR-11SqRが左右で登場!?

東京モーターサイクルショーブースには、これまでヨシムラが手がけた車両から、話題のニューマシンまで、ヨシムラ製品を装着したデモ車が展示された。またコンストラクターとして、壇上には今年、全日本ロードレース選手権(JSB1000)やFIM世界耐久選手権(EWC)といったレースに参戦するGSX-R1000Rをお披露目。ショー期間中には、2022レースの参戦計画発表やトークショーなども行なった。

そして、2021年に13年ぶりのフルモデルチェンジを実施した新型ハヤブサのデモ車は特に見どころが多く、中でもR-11Sq Rサイクロンは初めて2本出しとして開発された一品(開発中)となる。これまで右側しかなかったサイレンサーに左側も用意されることで、新鮮な印象を受けるのが不思議だ。また、ステップやウインドアーマー(スクリーン)など、鋭意開発中の製品が多数取り揃えられていた。

Hayabusa Slip-On R-11SqR サイクロン2本出し 政府認証(開発中)

ハヤブサ用マフラーとしては『Slip-On HEPTA FORCE サイクロン』をすでに発売しているが、最新のレーシングシーントレンドを取り入れた“スクエア”形状のハヤブサ用のサイレンサー『Slip-On R-11SqR』を参考出品。


シャープな形状のレーシーなサイレンサーが2本出しで迫力が凄いリアビュー。


ヒートガードにはヨシムラのロゴが取り付けられており高級感も抜群。


初披露となる左側のR-11SqRサイクロンは希少。サイレンサーブラケットは別売りになる予定だ(開発中)

レーシング スライダーKIT「PRO SHIELD」

ハヤブサのスタイリングにマッチする流線型の形状が美しいスライダー。自己潤滑性がある削り出しPOMが、転倒時のシャーシダメージを軽減。取り付け時のサイドカウル加工も最低限に抑える工夫がなされている。


ヨシムラ独自の形状をしたスライダーはレーサーが発祥でストリートにフィードバックされ、これがまたレーサーでも使用されるという進化を繰り返している。


価格:3万5200円(税込)。

ステップKIT X-TREAD(開発中)

確実なホールド感と高性能ベアリングでマシンとの一体感を高めるエックス・トレッドシリーズ。開発中のハヤブサ用は5ポジション設定。

ウインドアーマー(開発中)

エアロダイナミクスを考慮した3次元フォルムを採用。コンパクトでスタイリッシュだが、高速走行時でもたわみが少なく安定した視界を確保する。

ブレーキレバーガード(開発中)

リアアスクルブロック(開発中)


リアスタンドブラケットセットは7140円(税込)となる。

ステアリングステムナット(開発中)


マスターシリンダーキャップ Fブレーキ/クラッチは各7150円(税込)。

フェンダーレスKIT


価格:3万8500円(税込)。

レースだけじゃない! ヨシムラの新規軸に注目だ

来場者の視線を集めていたのは、CT125ハンターカブのアップタイプのマフラー『タクティカルサイクロン』だ。まだ試作段階で本製品ではないとのことだが、デザインだけでなく、面白いのは音量と音質にこだわったマフラーだということ。

ヨシムラというと、レース活動のイメージが強く、ハヤブサはもちろん、モンキー125といったミニモトクラスのマフラーまで軽さやパワーを追求した製品が多いが、こちらは人気のアウトドアでのシーンを意識し、キャンプ場付近での移動など低回転時は純正サウンドと同等の音量をクリア。そしてツーリングなどを楽しむ高回転領域では、ヨシムラならではのサウンドが味わえ、さらにピークパワーも純正より上回る設計となっている。

まさにライダーの使い勝手にまで考慮された挑戦的なこだわりで、その名の通り「タクティカル(戦術的)」なコンセプトとなっている。参考出品ということだが、実際発売するかどうかは、反応をみながら検討するとのことなので、ぜひ今後の動向に注目していきたい。

TACTICAL CYCLONE(参考出品)


スポーツマフラーのイメージが強いヨシムラが、従来のハンターカブ用マフラー『GP-MAGNUMサイクロン』とは異なるアプローチで参考出品した『TACTICAL CYCLONE』。


その個性的なサイレンサーの形状は、ハンターカブのオン・オフどちらでも楽しめる車両そのもののタフなイメージと走破性を意識し、あえて無骨なデザインを意図し設計された新たな提案だ。

クランクケースカバー「PRO SHIELD」(開発中)

マスターシリンダーキャップ(開発中)

Monky125 “ヨシムラ”の立体文字が浮き上がるサイレンサー

目を引くのは、参考出品の集合管風マフラー。ストレートサイクロンシリーズの艶消しブラックの美しい塗装を生かすべく、なんとサイレンサー部分には従来のプレートではなく、「ヨシムラ」の文字を押し出し加工で表現。アルミ削り出しのケースカバーや『X-TREAD』ステップとのマッチングもバッチリだ。


ハンターカブと同様にクランクケースカバー「PRO SHIELD」(開発中)やマスターシリンダーキャップ(開発中)をモンキー125用に新たに開発。リムステッカー TYPE-A(税込価格:4180円)も装着されている。

ストレートサイクロン(参考出品)

クーリー氏に捧ぐ! ヨシムラらしい集合管が美しいYOSHIMURA Z1

カムシャフト(参考出品)や軽量バルブリテーナーなど、チューニングが施されたエンジンに組み合わされたのが、なんと“チタン製”の4-2-1マフラー(参考出品)。このZ1には、この他にも、アルミ削り出しのフォークブラケットやステムエンブレムやフォークキャップ、サイドスタンドストッパーなどのツボを押さえた参考出品パーツが光る。


ステムエンブレム(参考出品)にはYOSHIMURAの文字が入っている。


「ヨシムラ」の文字を押し出し加工で表現したチタン製4-2-1マフラー(参考出品)。


アルミ削り出しのフォークブラケット(参考出品)はΦ36mm用。


ベビーフェイス製のステップにヨシムラ製のサイドスタンドストッパー(参考出品)を装着する。


キャブレターはTMR-MJN38で価格は23万5400円(税込)~となる。


このカラーリングをヨシムラが再現したのは初。AMAスーパーバイクで集合管の装着が可能になった1978年のもので、2021年10月に帰らぬ人となったウェス・クーリー氏がライディングした。クーリー氏は#34で走行したこともあったようだ。

Z900RS / CAFE Yoshimura Heritage KIT AMA Edition

1976年AMAスーパーバイク選手権を走ったヨシムラZ1をオマージュしたZ900RS/カフェ用のカスタムキット。赤黒のヨシムラカラーのタンクやシートカウルなどの外装パーツ中心のSPEC1と、拘りのショート管やステップなど機能パーツを組み込んだ50セット限定のSPEC2がある。


AMAカラーのレジェンドマシン「’76ヨシムラZ1」が現代に蘇るキット。写真はZ900RS SPEC2。


SPEC1/SPEC2共通装備は、カーボン製サイドカバー、シートカウル、フューエルタンク、カーボン製フロントフェンダーなどで、SPEC1キットの価格は40万1500円(税込)~となる。


SPEC2専用装備は、機械曲チタンストレートサイクロン Duplex Shooter政府認証、ラジエターコアプロテクター、エンジンケースカバーKIT パルサーカバー「PRO SHIELD」、クランクケースエンブレムSET、カーボン製リアフェンダー、フレームキャップ、ステップKITなどで、価格は91万3000円(税込)~限定50セットとなる。

ブーステーマはP+RIDE(プライド)。“本物にはPOWERがある。走ろう誇り高く”

ヨシムラがブースに掲げたテーマは、P+RIDE。“ 本物にはPOWERがある。走ろう誇り高く。”というサブタイトルとともに大きくPRした。このP+RIDEの“P”とは、“ポップ吉村”の“P”であり、“Pure racing spirit(闘志)”。“Parformance(性能)”、“Proudiy(誇り)”。

つまり、誇り高きヨシムラの“P”と共に走ろうというメッセージが込められているのだ。


 
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