文/Webikeバイヤー:すがこ

原二スクーター代表格の一つであるヤマハ シグナスX。
強制空冷エンジンに前後12インチホイールで2002年に登場し、着々と進化を重ねてきました。
2021年末に遂に空冷エンジンの別れを告げ、シグナスグリファスへとフルモデルチェンジを果たしました。
今回はそのグリファス……ではなく、シグナスXの最終型である5型にOPMIDの油温計を付けてみます。

OPMID PnPサーモメーター

オプミッドのPnPサーモメーターはカプラーオンの油温計&電圧計で、
純正温度センサーの信号を読み込むプラグ&プレイ(PnP)設計のコンパクトサーモメーターシリーズです。
エッジの効いたシャープなボディにクールなブルーLED 7セグモニターを採用した、コストパフォーマンスに優れたメーターです。

シグナスX 5型 外装の外し方

折角なので、カウルパネルの外し方も残しておきます。
スクーターですから、爪を折らないように気を付けたいところです。
また、最近のヤマハ車にありがちなトルクスボルトがちょいちょいありますのでご注意ください。

アッパーカバーの外し方

まずはミラーを外しましょう。
※ヤマハ車なので右ミラーは逆ネジですよ!
※画像の車両はアフターパーツのミラーに変更されています。

ボルトとクリップを外します。



ミラー横とハンドル下にボルトが、フロントカウル前方にクリップがあります。
あとは内張り剥がしを使って……

フロントカウル1の外し方

まずは最近のスクーターでありがちな、正しい外し方がイマイチ謎なコレを外していきます。

一応、このボルトを外すだけです……
※右側にもあります。

あとは斜め下に引き抜く

斜め下方向に引っ張る?とツメが外れます。
結構力業なので、ケガや車両への傷には気を付けてください。

裏側はこんな感じでした。
ツメの位置や形状など是非参考にしてください。

フロントカウル2の外し方

次はフロント回りをごっそり外していきます。

蓋の奥にあるボルトを外します。

外から見えるビスを外していきます。

なぜか右側のボルトだけトルクスボルトだったのでご注意を!
と言うか、なんでトルクスとプラスが混ざっているかご存知の方教えてください!

フロントフェンダーの奥側左右にビスがありますので、計4つ外せば準備完了!

内装剥がしでべりッと外していきます。

フロントカウルのエラの辺りと
ツメがありそうなこの辺りに内装剥がしを差し込むと…

べりッと剝がれてきますね。
ヘッドライトの配線などを忘れずに外しておきましょう。

次はシートの取り外し!

シートは比較的簡単に取り外し可能です。
しかし、鬼のように固く締まっていましたので、ちゃんとした工具で緩めることをお勧めします。

無事外れたらシート下のパネルも外していきます。

ここまで来るとやっとシリンダーヘッドが見えてきました。

いよいよサーモメーターの装着

今回の目的はオプミッドのサーモメーターを取り付けること。
決してカウルをバラすことではないのです~。
気を取り直して、進めていきましょう。

内容物の確認

メーター本体の他、表示切替用のリモコン、取扱説明書、各種ハーネス類、インシュロックと両面テープ、BW’S用ハンドルパイプマウントが入っています。

まずはエンジン側の割り込みハーネスを取り付け

ピックアップツールが神がかり的にジャストフィット

センサー割り込みハーネスからメーター本体までの延長ハーネスは、フットパネル内を通します。
フットパネルを外しても良いですが、確認したところギリギリ行けるんじゃなかろうかと悪魔の囁きが聞こえましたので
横着出来そうな方法を全力で考えてみました。

伸縮ピックアップツールを用意します。
※細長い工具があればそれでももちろんOKです。

アンダーパネルとフットパネルの隙間か差し込みます。
エンジン付近はフレームやハーネスがひしめき合っているので、避けながらエンジン側まで貫通させます。
隙間自体はありますので、細長い工具なら何とか通すことが出来ます。
この手の作戦は針金などを使うのが一般的なようですが、今回については棒状の工具の方が良いと思います。

エンジン側に貫通したら、マスキングテープなどで延長ハーネスを固定します。

外れないように優しく引き抜けば、作戦勝ちです!
横着すると大抵何かやらかすバイク弄りですが、珍しく大成功でした。

メーター本体の位置を決めよう。

今回は別で購入したポッシュフェイス製のステーを利用して、右のミラー根本に取り付けすることにしました。
取扱説明書ではセルボタンの上にある空きスペースを利用する方法が書いてあります。



あとは接続するのみ!

電源の取り出しはフロントブレーキスイッチからです。
少し奥まったところにありますが、ハーネスの色を見ればわかると思います。
カプラーの色こそ異なりますが(車体側は黒、メーター側は白)、ハーネス色はほぼ同じになっています。
メーカーさんの心遣いを感じますね。


アースの取り出しはホーンステーから取ることにしました。
ちなみにセンサーとメーター本体間の延長ハーネスは結構余裕のある長さになっています。
多めにインシュロックが付属していますので、綺麗にまとめておきたいところですね。


あとは各ハーネス通しを接続し、外した逆の順番でカウルを取り付ければ完成です!

コイツはカッチョエエぞ!

ブラックボディにブルーのLEDなので、電源オンで最高にクールな表示をしてくれました。
油温計と電圧計の切り替えも可能です。用途やカスタム内容によって使い分けるのも良いかもしれませんね。
ちなみに、氷点下の早朝にはしっかりとマイナス表示もされていました(寒すぎて画像はありません…!)。

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