文/Webikeスタッフ:コータロー

Webikeオフロード担当のコータローです。
今回は100%のゴーグルをほぼ全種類(!)お借りしたので各シリーズを徹底解説します!
ARMEGAって高いけどなにが違うの?ACCURI2とSTRATA2の違いは?などなど気になっていた方も多いのではないでしょうか!

そもそもゴーグル屋さんではなかった!?

レース会場にいくと参加者の半分以上が使っていると言っても過言ではない程の人気を誇る100%ですが、実はスタートはゴーグルメーカーではありません。
80年代にマシンのグラフィックを保護するフィルムメーカーとして誕生しています。
しばらく姿を消していたのですが、2012年にゴーグルメーカーとして復活しました。

新参者?でしたが、ブランドプロモーション、デザイン性、視界の広さ、パーツ汎用性の高さなど、これまでのMXゴーグルの常識を覆し、急速にブランディングを確立しました。

100%ってなにがいいの&選び方

過去にオフロードゴーグルの選び方という記事を書いているので、用語の説明や、細かいポイント等はそちらでご確認をお願いします。

100%を選ぶ一番のメリットは汎用性の高さ!
フラッグシップモデルのARMEGA以外のSTRATA2、ACCUR2I、RACECRAFT2シリーズはレンズが共通です。
なのでカラーレンズやダブルレンズ、ロールオフユニットを使い回すことができます。

エントリーモデルを買って、オフロードにハマったから少し良いやつを買って……なんてことはあるある。また、限定カラーや新色にビビっときて衝動買いなんかも!
するとせっかく追加で買ったレンズが使えなかったり、このレンズはこれ用で、ロールオフはこれ用で……と、ゴーグル専用ケースがぐちゃぐちゃになっていきます(筆者実話)
なのでゴーグルはブランドを絞って、レンズ類が使い回せるモデルで揃えていくと◎

いろんなカラーを楽しみたい!エンデューロで使うからたくさんスペアが欲しい!という方はレンズとロールオフが使い回せるSTRATA2、ACCUR2I、RACECRAFT2シリーズのどれかを買えば間違いないです。

1つでいいから1番良いやつが欲しい!orお金ならいくらでもあるぜ!って方はぜひ専用レンズのARMEGAを選んでください。

ARMEGA

泣く子も黙る100%のフラッグシップモデル。ゴーグルに必要な装備、求められるスペックはすべて揃っています。
AMA&WGPのトップライダーによってテストされ最も洗練されたモトゴーグルです。

フレームに均等に圧を掛け、顔にしっかりフィットさせるためのアウトリガーは当たり前ですね。

ノーズガードは取り外しが可能。固定箇所は6ヵ所あり、がっちり固定できます。

ウレタンフォームは3層。顔への抜群のフィッティングはもちろんのこと、汗もしっかりと吸収してくれます。

ストラップは幅広の50mmで、滑り止めのシリコン加工もしっかりとされています。

接着されたデュアルインジェクションフレームは、ライディングが激しくなると汗を集め、ゴーグルからフレーム内を通す次世代のシステムを組み込んでいます。
また、フレーム内への通気を増加させ、曇りのない視界を確保。

レンズは一体成型を採用し、歪みの発生を抑えています。また、UVカット仕様。

レンズ交換はクイックチェンジ・システムを採用しており、びっくりするくらい簡単です。
レンズの交換ってフレームにレンズを上手く挟み込んでいろんな場所のポッチに合わせて押し込んで……となかなかめんどくさい&時間が掛かるんですよね。

ARMEGAは左右のノブを開けばパカっとレンズが外れます。装着もノーズの部分のみフレームに挟み込めば、左右のノブをロックするだけ。
え?いままでのレンズ交換の苦労はなんだったのというくらい簡単です。コースのコンディションに合わせてカラーをサッと変えられるのはGOOD!

ARMEGA HiPER

Hiper HDレンズが標準装備。
100%独自の技術により開発された、色彩やコントラストを強調し、細部を目立たせる機能を持った高解像度レンズです。

画像にもありますが、見づらい轍もくっきりと見えます。

ARMEGA Forecast

一言でいうと最強のロールオフシステム。
どんなに悪条件でも確実にフィルムをロールすることができるように機構が凝りに凝りまくっています。

フィルムは50㎜幅。50㎜はSCOTTの上位モデルか100%のARMEGAにしかありません。

登場時になにこれ?となったシールド。
レンズへのフィルムの保持を向上させつつ、フィルムの裏に水が浸透することも防ぎます。

フィルムの上下にはテグスが貼られており、レンズとフィルムの貼り付きを防いでいます。
水が浸透してしまうと、視界性が極悪になるだけでなく、抵抗が発生してしまい、フィルムが切れてしまうことがあるので、頼もしい装備です。
凝りすぎ&ギミックが多すぎるので正直重さは感じてしまいますが、世の中のロールオフの中で一番視界の確保ができるモデルと言っても過言ではないので、超悪天候時でも快適に好視界で走りたい!!って人はこれを買いましょう!

RACECRAFT2

アウトリガー、アンチフォグクリアレンズ、ノーズガードが備わったセカンドモデル。
ACURRI2とSTRATA2とレンズは共通です。
ざっくりですがACURRI2との違いはアウトリガーとノーズガードです。

ウレタンフォームは3層。ARMEGAほどのふわふわ感はありませんが必要十分。

ストラップは45mmで、もちろんシリコン加工も。

別売りのロールオフシステム(FORECAST)を購入すればロールオフ化もできます!

ACCURI2

アンチフォグクリアレンズ装備のベーシックモデル。
STRATAモデルとの違いは、ストラップが5mm太い、スポンジが+1層、インテークがあるの3点です。
スタンダードモデル以外に、メガネ対応のOTGモデル、ダブルレンズ標準装備のエンデューロモデル、スポンジの目が細かいサンドモデル、ロールオフ標準装備モデルがあり、幅広いラインナップとなっています。

ウレタンフォームは3層。RACECRAFT2と同じです。

インテークがついており、曇りを抑えます。

ACCURI2 OTG

メガネ対応モデル。
フレームが拡張されており、メガネのフレームが収まるようになっています。

前後方向に5mm拡張。ベンチレーション部分が大きくなっているので曇りにも強くなっています。

横方向にはメガネのツルが収まるように逃げが用意されています。

ACCURI2 Enduro

ダブルレンズが標準装備されたモデルです。

レンズの中に黒いパッキンがあるの見えるでしょうか?住宅の二重サッシやヘルメットのピンロックシートと構造は同じです。絶対に曇らせたくない!という方にオススメです。

ACCURI2 Sand

ベンチレーション部分のスポンジの目が細かくなっているモデル。サンドコースにピッタリです。

標準装備のスモークレンズの他にクリアレンズも付属しています。

ACCURI2 Forecast

ロールオフが標準装備されたモデル。
フィルムの幅は45mmとなかなかワイドです。

フィルムの貼りつき防止のポッチがレンズ上にあります。視界にブツブツが入るので、若干気になりますが、バッドコンディションのレース中であれば気にならないでしょう。

水が上から入らないようにするマッドフラップも標準装備されています。

STRATA2

100%のエントリーモデル。税込み4620円とコスパ最強。とりあえずゴーグル選びに迷ったらSTRATAの気に入った色を選べばOKです。
エントリーモデルでも収納袋がついてくるのはうれしいポイント!

ストラップは40mm、エントリーモデルですが、しっかりと滑り止めのシリコンもあります。

ウレタンフォームは二層。ベンチレーションもフレームに一周しっかりと開いています。

STRATA2 Forecast

ロールオフシステム自体は共通なのでACCURI2のものと同じです。
ベースフレームがACCURI2かSTRATA2かの違いです。

ロールオフシステム単体とゴーグルセットの価格がほぼ変わらないので、RACECRAFT2をロールオフ化するときのドナーにもオススメ!

BARSTOW

BARSTOWは今までご紹介したシリーズとは違い、ストリート向けのゴーグルです。
クラシカルなデザインの中に、より広い視界を確保するためのフレームデザインなど最新のテクノロジーが投入されています。
SHOEIのEX-ZEROなんかに合わせるとビシキマです!
Deus Ex Machinaとコラボしたりと兎に角オシャレ。

ストラップは40mm、しっかりと滑り止めのシリコンもあります。

ウレタンは3層。顔にしっかりフィットするので寒い時期にも安心です。

最後に

100%のゴーグルは人気がゆえに偽物が相当出回っています。オークションやフリマサイトなどで安く出てる新品はほぼ偽物というレベルです。。
怪我をしてしまうと取り返しのつかない目を守るためのゴーグルです。正規品の本物を買ってくださいね。
もちろんWebikeでは正規品を販売しております!

あ、そうそう。100%のタグはステッカーになっているので捨てちゃダメですよ!

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