文/Webikeバイヤー:あきら

みなさんは、ご自分の愛車のバッテリー交換どうしていますか?
バッテリーを選ぶ際に
「よくわからないから純正と同じものでいいや……。」と諦めていませんか?

今回は、BSバッテリーリチウムイオンバッテリーBSli-04/BSli-06YAMAHA MT-09に搭載してみたいと思います。

BSバッテリーとは!

BSバッテリーは、フランス発の高性能バッテリーで有名です。
フランス発ということもあって、2021年MotoGPシリーズチャンピオンのファビオ・クアルタラロ選手のサポートもしています。
WSB/WSBKなどの世界的なレースで使用されている実績があります。

バッテリーのOEM供給先メーカーとしては

  • MV Agusta
  • Aprilia
  • Piaggio
  • Sherco
  • KYMCO

名高い外国車メーカーで採用されているようです。
アグスタ、アプリリアなどのバイクは、軽量、高級、高性能などの印象がありますが、バッテリーもそれに伴って採用されたと考えられます。

バッテリー選びにもう迷わない!

ホームページ上の「BATTERY FINDER」で、互換性のあるバッテリーや、グレードの高いモデルの適合、リチウムイオンバッテリーとの適合を知ることができます。
バッテリー選びで「よくわからないから純正と同じものでいいや……。」「サイズが分からない……。」「どんなバッテリーがいいのだろう?」と困ることもありません!
MT-09で検索した結果は、純正と互換性のある鉛バッテリー、アップグレードとしてリチウムイオンバッテリーが出てきました。

車種や適合によっては、鉛バッテリーのグレードアップバッテリーも知ることができます!

リチウムイオンバッテリー

今回取り付けするのは、BSバッテリーのリチウムイオンバッテリーです。

「えっ、リチウムイオンバッテリーって危ないんじゃ?」と思う方もいらっしゃると思いますが。

前回の記事でBSバッテリーについてご紹介した通り、リチウムイオンバッテリーの安全性は高いものになっているのです。

小型軽量、高性能バッテリーのリチウムイオンバッテリーですが、簡単ですがひと手間加えなくてはいけません。

それは……。

鉛バッテリーに比べて小型になっているので、バッテリーボックスにスペースが生まれてしまうのです。
そのため、スペースを埋めないとバッテリーが安定しない状態となってしまいます。
それでは、スペースを埋める作業を合わせて取り付けの解説をしていきます!

純正バッテリー取り付け時

そのままBSバッテリーを搭載した状態


やはり、スペースに余りができてしまいますね。
このまま端子を接続しただけでは、端子の断線や、衝撃による予期せぬバッテリー破損に繋がる危険性があります。

バッテリーの梱包材と思いきや

ご安心ください!BSバッテリーには調節用スポンジが同梱しています。

BSバッテリー取り付けてみた!

それでは取り付けに移ります。
MT09の場合シート下にバッテリーがあるのですぐアクセス可能ですね。

マイナス端子を取り外し、プラス端子を外していきます。

サイズ調節方法


厚さやサイズで様々な種類が用意されています。
裏には両面テープがすでについているので、固定も簡単です!
スポンジなので、お好みのサイズにカットすることも可能です。

スポンジ貼り付け面の脱脂をして。
調整を重ねて……。

このように仕上がりました!

付属のボルトには緩み止め防止剤が塗布されています。

リチウムイオンバッテリーの特徴「軽量」

皆さんご存じの通り、リチウムイオンバッテリーはとても軽量なものです。
対して、鉛バッテリーは「えっ……重い!」となりますよね。
数kgの体重の変化で、身体の調子の変化があるように、数kgの軽量化においてもバイクの挙動も変わってきます。

(画像は、左が取り外したバッテリー、右がこれから取り付けるBSバッテリーです)

取り外したバッテリーの重量とは!?

では実際にどれほどの軽量化となるか、実際に測っていきます。

もともと搭載していたGSユアサ製のTTZ10Sの重量は3074gという結果となりました。

では、気になるBSバッテリーの結果とは!

まさかの、1/3の重量に!?


Oh……まさかの1000gを切る960gという結果になりました。
お腹のお肉が1/3になったら身体も軽く、快調に動けそうな気がしますよね?
それと同じで、バイクも軽快な走りをするのではないでしょうか!

とあるプロライダーはオンボードカメラの重量バランスでも、変化に気が付くようです。
一般のライダーも2114gの軽量化があれば体感できそうですね。

確かにリチウムイオンバッテリーの方が軽いけどサイズが違う!


と、自分自身が気になったので、ワンサイズ小さい鉛バッテリーで比較してみます。

気になる結果は……。

取り外したバッテリーからは1kgほどの減量にはなりましたが、測定結果は2142gでした。
リチウムイオンバッテリーには敵いませんでした。

バッテリーの状態を一目で把握!

バッテリーの状態確認というと、テスターで電圧を測ることが多いと思います。
しかしながら、このBSバッテリーは一目でバッテリーの状態を一目で把握することができるのです。

この赤丸の部分が……。

ボタンを押すことで点灯するので、バッテリーの状態を簡易的に把握することができます。
箱から出してすぐ取り付けましたが、点灯状況はMAX点灯で、エンジンも1発始動で普段以上のセルの元気さが伝わってきました。


バッテリーのこの部分が表示部分とボタンになります。

まとめ


いかがだったでしょうか?
スポンジの調整をするだけで、鉛バッテリーからリチウムイオンバッテリーに換装することができました。
バッテリーのアップグレードに興味のある方は参考にしてみてください。

作業にかかった時間は30分です。
初心者でも45分ほどでできる作業なので挑戦してみてはいかがでしょうか!

必要工具
・ドライバー
・カウル、シート脱着に必要な工具
・スポンジ加工に使用するカッターナイフ


※バッテリー取り付けに不安のある方はお近くのショップに依頼することをおススメいたします。当記事は作業に関する一切の責任を負いません。

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