文/Webikeバイヤー:すがこ

EVATEK:エヴァテックはカラーアルマイト製品で有名なコーケンから登場した新ブランドです。
エナジープレートは、ぱっと見キラキラした金属のプレートですが、これをバッテリーやIGコイルに貼ると電流に作用してなにやら良さげな効果を発揮してくれるそうです。
かなり怪しげなパーツですが、運よくお借りできたので実際にテストしてみます!

バッテリーに貼り付けるだけで燃費アップ!?

先に言っておきますが、筆者はこの手のパーツをあまり信じていないタイプの人間です。
燃料添加剤に感動したことも無ければ、中古車に後付けされている意味の分からないアーシングは取っ払っちゃうタイプです。
なのであくまでもメーカーの受け売りと取り付け走行した際の事実だけを書いて行きますのでご了承ください。

そもそもエヴァテックのエナジープレートとは何か

パワーアップやドレスアップ、乗り心地の向上などを目的としたカスタムパーツが沢山あります。
そんな中、アーシングや各種ケミカルと言った古くから存在するもののほか、除電系のパーツも出てきて所謂オカルトパーツと呼ばれる商品は中々無視できない存在です。最近ではあの世界のトヨタがクルマの車体にアルミテープを貼ることで空力を改善し、走行性能を向上するというアイデアで特許を出願したりしています。
コレ、単なる眉唾では片づけて良いのでしょうか……?

特許取得済(特許第6758738号)の量子力学を応用した新技術

バッテリーやダイレクトイグニッションコイルに貼る事でエヴァテックに含まれるエネルギー層が発生する高強度の磁力線が導電分子に作用し、電子流電気回路内の常電係数を改善し抵抗を低減。
車両の電流を平衡化することにより電気的ロスを最小限に抑え、燃費の向上やエンジンレスポンスの向上を実現。
※2022年2月24日、特許番号を追記しました。

オートバイ・自動車の燃費向上

エヴァテック効果により車両の電気の流れがスムーズになり、各電気的負荷の低減によりエンジン負荷も低減、燃費の向上につながります。

エンジンフィーリングの向上

エヴァテック効果により車両の電気的ロスが低減し、スパークプラグの火花エネルギーが増加。
燃焼効率が向上しエンジン回転が軽く感じるなどのフィーリング向上につながります。

バッテリーの寿命延長

エヴァテック効果によりバッテリー内の導電性不良や電気抵抗を低減、長期使用時の電極板上へのサルフェーションの形成を抑制。
バッテリー寿命の延長につながります。

実際に使ってみた。

バッテリー側面に貼り付けるだけと言う簡単施工でした。
本体はアルミニウムのような金属プレートで様々なカラーリング(全17色)からお好みの色を選択可能です。
バッテリーさえ取り外せれば、10秒もあれば取り付け出来るでしょう。
(装着したZR-7Sはタンクを浮かせないとバッテリーが外せなかったので30分位かかったのは内緒です。)

厚さは1mm以下。

本体はうっすーい金属プレートです。実測で0.83mm(エナジープレート ブロックは8mmとのこと)。
これだけ薄ければ厚さの問題でケースにバッテリーが収まらなくなる……なんてことは無いでしょう。

と、言うことであとは黙々と走るのみ!

テスト車両はカワサキのZR-7Sです。
空冷4気筒738cc、キャブレター車。走行距離は5万キロオーバーのご老体ですが、低燃費なザッパー系エンジンを搭載しています。
直近1,000kmの平均燃費は約20.8km/Lと中々悪くない数字です。
この数字が更に良くなるのか、変わらないのか、むしろ悪化するのか実際に走って確認してみます。

いざ出陣。

出来るだけ同じ条件になるように、普段と同じくセンタースタンドをかけてガソリンを入れています。
ルートは神奈川県から宮城県まで下道を淡々と走るおよそ400kmの旅。
ほぼ国道4号線と6号線だけを走るようなルートなので、面白みは……?でした笑

ガソリン満タンで、トリップメーターもリセット。
私が鈍感なだけかもしれませんが、パワー感やトルク感、エンジンの滑らかさと言ったものの普段との違いは感じられません。
それにしても下道で400kmは思っていたよりも辛い……
なお、例によってツーリング中の写真はありません(撮り忘れました)。

色々すっ飛ばして結果や如何に!

せっかくなのでガソリンが空っぽになるまで(リザーブ残し)走ってみました。
場所的には仙台駅を通り越して泉中央駅辺り。
トリップメーターの距離は407.5kmとなっています。
意図的にガス欠まで走ると言うのは中々経験できませんね笑

ガソリン入れてみました。

入ったガソリンは18.43L

満タン法で単純に計算すると……

走行距離[407.5km] ÷ 入ったガソリン[18.43L] = 22.11km/L

……。
……まーじか。
直近の平均燃費は約20.8km/Lだったので、数字上でリッター2キロちょっと燃費が良くなっていることになりますね。

結論!

感覚としては感じることは出来ませんでしたが、数字的には確かに良い結果が出ていました。
オカルトパーツ付けない派としては、悔しいですが出てきた数字は事実として受け入れざるを得ません。
5万キロオーバーの車体&下道オンリーと言う悪条件でこの結果なので、割とマジかもしれませんね。
走りきる頃には日が暮れてましたが、違いは見届けられたので良かったです。
なお、皆さまの言いたい気持ちはとーっても分かりますので『ホン〇でっか!?』という姿勢でお楽しみ頂けると幸いです。
今後も継続的に検証していきたいと思いますので、続編に乞うご期待!

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コメント一覧
  1. 物理学者 より:

    典型的な詐欺商品ですね。片棒担ぐのですか?

  2. くそコロナ より:

    エナジープレートでガソリンを節約するよりもプーチンをビンゴブックに加えて暗殺してウクライナ危機を脱すればガソリン価格が下がるんではないか?

  3. ありゃりゃ より:

    検証がザルすぎて、さすがに呆れたわ
    webikeも落ちぶれたもんだ

  4. 匿名 より:

    特許番号は? 作用機序は? 論文は?
    大学に成分調査は? ただのアルミ板だろ?今のうちに記事取り下げた方いい

  5. 非科学を通す特許審査にも問題がある より:

    【0018】
    具体的には、本発明のエネルギ層2は量子力学の超伝導材料の特性をまねるものであり、理想的な超伝導体は特定温度以下において、抵抗がゼロの状態を呈し、該特定温度に到達しなくても完全反磁性を有するため、これによって強磁場が発生する。超伝導体は毎秒数十万回のマイクロ波振動の周波数により、その磁場が相互に重なり強力な切断線が発生する。バッテリー4は放電化学式(PbO2(S)+Pb(S)+2H2SO4(aq)→2PbSO4(S)+2H2O(1))の反応における、正極反応式PbO2+4H+SO42-+2e-→2H2O+PbSO4で、電子流e-の生成時に、本発明の負極磁力線に接すると、過重負荷の導電分子に対して切断、分離が行われ、分子間のファンデルワールス力(Van Der Waals’ force)が断ち切られ、これによって導電分子と遊離分子が微細化し、電流回路中の常電係数が改善し、分子と原子間の静電相互作用を回避し、微細化後の単一分子が良好な導電率を有することで、導電効率を向上でき、電気抵抗率を低減でき、電力伝送による損失(例えばヒステリシス損失、渦電流損失または電気抵抗損失等)を低減し、節電の目的を達成する。

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