
文/Webikeバイヤー:あきら
バイクの重要装備「ブレーキ」
欠けてはならないブレーキの構成品の一つとしてブレーキパッドがあります。
一概にブレーキパッドと言ってもブレーキパッドにはいろいろな特性があります。
- 耐久性、ライフ
- 効力(ブレーキの効き)
- コントロール性
- 雨天性能
- 価格、コスト
ブレーキパッドってなんであんなに種類が多いんだ!?
レジン系?メタル系?セミメタル?シンタード?
~系や、カタカナのよくわからない単語がブレーキパッドの説明で使われることがあります。
その単語を見てどのようなパッドかわからない人も少なくありません。
しかしながら、ブレーキパッドの種類は大きく分けて2種類であることに変わりないので、変わった呼び方があってもご安心ください。(※カーボンブレーキを除く)
レジン系の呼ばれ方として使われることのある単語は
- セミメタル
- ノンアスベスト
- オーガニック
- ノンフェード
が挙げられます。
メタル系の呼ばれ方として使われることのある単語は
- フルメタル
- シンタード
- 焼結
- メタリック
これらの単語を、よく見たり聞いたりすることが多いです。
ブレーキパッドの概要と特徴
- レジン系パッド
レジン系パッドの主原料はアラミド繊維
主な配合内容が繊維状の材料、充填材、フェノールレジン、メタリック、カーボン、セラミック、潤滑剤、耐摩材
これらの材料を樹脂で固めたものとなっています。
レジン系パッドの特徴としては
レジン系はローターの材質にとらわれず、低温域から効力が良い点です。
- メタル系パッド
メタル系パッドの主原料は粉末治金(銅主体)
主な配合内容が銅・錫(すず)、カーボン、セラミック、潤滑剤、耐摩材
これらの材料を焼いて固めたもの。(焼結=シンタード)
メタル系パッドの特徴としては
高温時の効力がレジン系より格段に高く、雨天時の性能変化が少なく高負荷に耐えることができるため、レースやスポーツ走行寄りのブレーキパッドとなっています。
ブレーキパッドはどうやって選んだらいい?
ここが難しいよブレーキパッド選び!
- グラフ等の比較があってもイメージが掴めない。
- 性能比較が各ブランドによって誤差がある。
という問題があります。
ブレーキパッド選びで気にする特性とは!
- 通勤や街乗り、ツーリングで強い効力が必要とせず、安価なものを選びたい人
高い効力を必要としない通勤バイク(原付・原付二種)や小排気量のバイクであれば、耐久性や経済的にバランスの取れたものを選ぶといいでしょう。
- 価格や耐久性は気にしない!「最強」の効力刺激を楽しみたい人
ブレーキングの喜びを感じたい方は効力やコントロール性に優れたものをチョイスすることで、自身のライディングスタイル合ったパッドを見つけることができます
(筆者は通勤用愛車では前者、ツーリングやスポーツ走行用の愛車で後者と、それぞれ使い分けています。)
最終的な決め手となるのは?
- 使っている人からのレビューを聞いたから。
というケースも少なくありません。
今回は解説と交えながらご紹介していきますが、すべて人気が高く、多くの人に手に取ってもらったラインナップとなっているのでご安心ください。
気になったブレーキパッドを検索して、使い道や予算等に合わせて選んでみても良いと思います。
もちろん自分のバイクに適合しているかどうかは、Webike得意の適合車種表示で確認してみてください!
それでは皆様お待ちかねの「2022年最新版!売れ筋ブレーキパッドランキングTOP12」をご紹介していきたいと思います。
2022年最新版!売れ筋ブレーキパッドランキングTOP12
12位【ENDLESS:エンドレス】レーシングシンタードパッドPRO2
オーバースペックと呼ばれた、スーパーハイブリッドシンタードパッドの超耐摩耗性を制動力に方向に振り、抜群のコントロール性と優れた制動力のバランスで好評を得たレーシングシンタードPRO。
そこから進化したレーシングシンタードPRO2は前モデルのコントロール性や扱い易さはそのままに、全体に効力を高めたものなので、公道でもその優れた性能を発揮することが出来ます。
価格帯は12000円前後のため、ブレーキングを楽しみたい人におススメです。
11位【Brembo:ブレンボ】ブレーキパッド
ブレーキといったらブレンボですね。
高価ではありますが、レースでの使用率の高さからその信頼性が伺えます。
上位には汎用性の高いものや安価なものが多いので、ブレンボはこの位置にとどまりました。
ランキングに入ったジャンルは5000円から8000円の価格帯ですが、ランキング外のレーシングパッドは16000円から27000円ほどと高価なパッドも存在します。信頼と実績を求める人におススメです。
10位【METALLICO:メタリカ】スペック3 ブレーキパッド
9位のブレンボより比較的お求め安い価格です。
耐久性も高く、鈴鹿8時間耐久レースにおいて無交換でレースを終えることができる実績を持っています。
街乗りで、2万キロというロングライフの実績もあります。
レースにも使用されるスペックと耐久性を兼ね備えた万能型です。
価格帯は10000円前後で、こちらもブレーキングを楽しみたい人におススメです。
9位【Vesrah:ベスラ】メタルパッド シンタードブレーキパッド
7位はベスラのVD-JLパッドシリーズです。10位から8位までは、レース向けで価格が1万円を超える物でしたが、VD-JLパッドシリーズは5000円台と大きく価格が下がりました。
このシリーズはレースより街乗りを意識したシリーズとなっています。
そのため、雨天時でも性能が落ちない点と、ディスクローターに与えるダメージが少ないためロングライフが見込めます。
高温域で高い制動力を発揮するため、乗り出してすぐのハードブレーキングは控えるかパッドに熱を入れてからスポーツ走行をしましょう。
価格帯は5000から6000円ほどで、レーススペックよりスポーツ走行やツーリングに使用したい人におススメのパッドになっています。
8位【RK JAPAN:アールケージャパン】メガアロイX ブレーキパッド
6位にはチェーンブランドでも有名なRKのパッドがランクイン。
「全てのシーンで高性能、コントロールを楽しめるシンタード」(シンタード=焼結)がコンセプトとなっています。
ローターに与える攻撃性は向上していませんが、ドライ・レイン・コントロール性・耐久性は全体的に性能アップしています。
性能アップの程度は、サーキット走行やレースに使用できる性能となったため、ストリートもサーキットも楽しむことができます。
価格帯は4000円から6000円ほどで、7位のベスラと同じような使用目的の人におススメです。
7位【SBS:エスビーエス】ストリートエクセルシンター
SBSのブレーキパッドは「街」「峠」「林」など、特徴的なアイコンで一目で用途がわかります。
今回ランクインしたのは、街乗りを意識した設計となっています。
価格は3000円から6000円となっていますが、ブレーキにこだわりがある方に是非試していただきたい一品です!
6位【SBS:エスビーエス】ストリートセラミック
6位には引き続きSBSの街乗りブレーキパッドがランクイン!
7位のブレーキパッドよりも街乗りを意識した設計で、性能をを抑えることによって価格は3000円前後となり、お手頃価格です。
SBS製のブレーキパッドはWebikeがサポートしているレースチーム「Webikeチームノリックヤマハ」でも使用しています。
レーシングチームでも使用している、信頼と実績の高いブレーキパッドをご体感ください!
過去にもSBS製ブレーキパッドの特集を取り上げていますのでチェックしてみてください!
特集ページはこちらから!
さて次ページからはTOP5のご紹介です!
この記事にいいねする
-
DAYTONA
赤パッド ブレーキパッド
¥3,957(税込)
-
DAYTONA
ゴールデンパッドχ ブレーキパッド
¥4,837(税込)
-
NTB
ブレーキパッド
¥2,114(税込)
-
DAYTONA
ハイパーパッド ブレーキパッド
¥2,548(税込)
-
DAYTONA
ハイパーシンタードパッド ブレーキパッド
¥3,390(税込)
-
RK JAPAN
Mega Alloy X(メガアロイ) ブレーキパッド
¥4,188(税込)
-
Vesrah
メタルパッド シンタードブレーキパッド
¥6,036(税込)
-
METALLICO
スペック3 ブレーキパッド
¥10,106(税込)
-
Brembo
ブレーキパッド
¥9,900(税込)
-
ENDLESS
レーシングシンタードパッド PRO 2
¥14,850(税込)
-
SBS
ストリートセラミック 196E ブレーキパッド
¥2,456(税込)
-
SBS
ストリートエクセルシンター 864HS ブレーキパッド【キャンペーン対象商品】
¥3,748(税込)
-
METALLICOについて書かれた記事
- 記事がありません。
赤パッド長く販売されてますね。50のおっさんが高校生の頃に販売されていたような気がします。
揚げ足を取るわけではありませんが、気になったので。
誤)メタル系パッドの主原料は粉末治金(銅主体)
正)メタル系パッドの主原料は粉末冶金(銅主体)
粉末冶金(ふんまつやきん)=焼結合金=シンタードメタル