SR400やセロー250シリーズのオーナーの方なら、パフォーマンスダンパーという名称をご存知かもしれません。

ヤマハが高級自動車向けに開発したモノで、近年はレクサスの各車種をはじめ、純正ではトヨタや日産、

そのほかポルシェやアウディ、BMWにもヤマハ製のパフォーマンスダンパーが採用されてきました。

バイクにおいても、SR400とセロー250シリーズについて効果が高いということで、ワイズギアから専用オプションがリリースされています。


目次 <読みたい部分に飛べます↓>

1.バイクに付けて、どんな効果があるの?

長距離や高速道路を走ると、手足が振動で痺れたり疲労がたまるものです。

パフォーマンスダンパーをフレームに装着することで、走行中の車体の変形や振動を吸収して快適性、

乗り心地の向上を図り、長距離ツーリング走行での疲労度低減に貢献する!というアイテムなのです。

オフロードで大活躍のセローも高速道路は苦手なステージ。


 

このパフォーマンスダンパーをヤマハが世界初リリースをしたのが2014年。

当初は『パワービーム』という製品名でオプション設定されて、その効果を多くのオーナーが体感してきました。

 

その効果のほどが伺える逸話としてこんなエピソードも・・・

2016年の全日本エンデューロ選手権 “参加バイクの99%がレーサー” “北海道の過酷なマディコンディション” という状況の中、

ファステストラップを連発した伝説のセロー250がパワービームを装着していたことで話題となり、走りにこだわるセロー250オーナーのマストアイテムとなりました。

※この画像はイメージです。


 

そして2018年に、SR400とセロー250向けに改良再発売したのがパフォーマンスダンパー(PD)です



・2008年モデル以降のインジェクションのセロー250・トリッカー・XT250Xに適合

・SR400用(全年式対応)もラインナップ

・取付構造を変更、小型軽量化、かつ減衰力設定を更に最適化した改良バージョン

・フレーム左側メインパイプとダウンチューブに専用のステーを使用して装着

2.セロー250に取り付けてみよう

高速の振動軽減、疲労軽減、乗り心地、ハンドリングの変化を実感できるのか?

大いに期待を膨らまして2018年式のセロー250に、実際に取り付けて使ってみましたのでレポートをお届けします。

3.取付作業編

安心のヤマハ純正部品の箱に入ってきました。

商品は重そうなイメージでしたが思ったより軽かったですね。

 

さっそく御開帳。丁寧な梱包を開けていくと、本体とブラケット、ボルト類で構成されていました。

取扱い説明書と照らし合わせて部品構成、構造を確認していきます。

 

使った工具は

10mm・12mm・14mmのソケット、ソケットレンチ。

8mm ヘキサゴンレンチ、ビット、エクステンションバー。

※短めのエクステンションがあった方が取り付けしやすかったです。

※説明書に締付トルクの記載があったので、トルクレンチがあると正しく取付けができます。



ダウンチューブのボルトを緩めるとき、

車体が動いて不安定になるので念のため後輪に輪留めを噛ませました。

Fブレーキを太い輪ゴム等で縛るのもアリかもです。

緩めるときはそれなりのトルクで締まっているので安全第一で。



前側のブラケットをダウンチューブのボルトに仮止めします。



ダンパー本体と後部ブラケットを仮組みしてから、ブラケットコイルに取り付け。



ダウンチューブのボルトから規定トルクで締めこんでいきます。

次に前側ブラケットとダンパー本体を規定トルクで締め付け。



後ろ側ブラケットはセルモータが邪魔でトルクレンチが入らなかったので

12mm と14mm のメガネレンチで締め付け。



撮影しながらの作業で45分程度で完成です。撮影が無ければ、その半分ほどで

取り付けできるでしょう。難しいところはありません。

※トリッカーについては、サイドカバーの一部を5mmほど削る必要があります。

4.インプレッション



いざ試乗。

高速道路での効果が大きいと評判なので、さっそく試してみることにしました。

今回は短距離だったので『長時間の疲労軽減』の体感実験はお預けでした。

 

実際に試乗した私の正直な感想を、どうぞ!

・ハンドルや車体に伝わる振動が少し減少した。

・取り付け後は、ユルい車体が引き締まってソリッド感が増した印象。

・ギャップ乗り越えのときの前後サスがバラバラに動く感じが減少。

・発進時のハンドルのふらつきが減る。不意の車体のフレも収束が早かった。

・明らかに分かったのが、F タイヤの接地感があがったこと(超うれしい)

低速スラロームをするとノーマルではクイック過ぎてグリップが抜けそうな感覚があったのが無くなり、

粘るように接地する!ノーマルが軽快でクイック、とするならPD 装着車は軽快でまったり。

・高速走行では直進性も良く、段差もしなやかに乗り越えます。

向かい風がキツイのと馬力が無い以外は快適に。振動もあまり気にならなくなりました。

 



お散歩が愉しくなります♪

 

私自身も正直なところ

『このお値段で効果無かったら勿体なくない?』

『フレームのダンパーなんて効果が分かるのかな?』

と不安半分に導入しましたが、接地感が上がって足元を掬われる感覚が無くなったのは本当に嬉しくて皆さんに伝えたいいいっ!

街乗り&時々高速のツーリングや、キャンプで荷物満載する使い方をすれば、メーカーが伝えている疲労軽減の効果を、もっと体験できるのではと大きく期待して、ツーリングの計画を企てています(執筆当時は冬…シーズンインが待ち遠しい!)

 

決して安くない価格なので躊躇するかもしれませんが、インジェクションのセロー系オーナー、そしてSRオーナーの皆さんは要チェックです。

自信をもっておすすめします!

 

<商品の価格や詳細については下記のリンクからご確認頂けます>

ワイズギア:パフォーマンスダンパー SR400全年式用はこちら!

ワイズギア:パフォーマンスダンパー SEROW250(2008-)/ XT250X(2008-)/トリッカー(2008-)※キャブ車適合外はこちら!

追記※ご注文殺到のためメーカー欠品中です。ご注文先着順に、入荷しだい順次お届けします。

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