
同社のMT-09をベースに、動力性能はそのままでクラシカルな外装を身にまとって誕生したXSR900。
近年各メーカーから、懐かしさを感じさせるレトロな外観デザインに、最新バイクの走りを融合したネオ・レトロというカテゴリーの車両が登場しています。
そんなネオ・レトロに属する車両の中でも、パワフルな三気筒エンジンと軽量な車体で過激な運動性能を誇るXSR900の魅力について迫っていきたいと思います!
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目次
落ち着いたレトロなルックス
テール周りに余計なものがなく、スッキリとした印象を感じます。
落ち着いたカラーのジャケットを着て乗り回したらとてもカッコよく見えそうです。
フロントビューとリアビュー
基本的にはシンプルで落ち着いた印象です。
リヤタイヤが180サイズということもあり、リヤから見るとただのクラシックなバイクでないと印象づけますね。
足着きチェック!
182cm 67kgのスタッフが跨った様子です。
167cm・85kg・足短めのスタッフが跨ったところです。
シート高が高めの為、片足のみの場合は腰をずらすなどして何とかなりそうですが、両足は浮いてしまうようでした。
レトロな雰囲気を感じさせるアルミ製タンク
アルミタンクを装備、レトロかつ高級感溢れるルックスです。
職人が一つ一つ手作業で磨いており、同じように見えますが世界にたった一つの仕上がりとなっています。
ここにもメーカーからのこだわりを感じさせられますね。
タンク容量は14Lとなっております。
少々少なめですが、頻繁に給油をしなければならないほどの容量ではないでしょう。
ボルトも通常とは異なるデザインボルトを使用しております。
細かいところまでこだわりがあって流石といったところです。
視認性に優れたオシャレなメーター
メーターの周囲に警告灯類が表示されるようになっております。
シンプルな見た目とは裏腹に、ギアポジション・パワーモード・トラクションコントロールの介入度などの様々な情報が詰まっております。
スピードメーター・回転数もわかりやすく配置されていますね。
シンプルにまとめられた灯火類
ヘッドライトはハロゲンタイプの丸目で優しい印象を受けます。
レトロな雰囲気なバイクなので、ヘッドライトはLEDよりハロゲンのほうが似合いますね。
ウインカーは前後共にハロゲンタイプを採用しています。
テールランプはLEDタイプを装備。
後方からはかなり見えやすいので安全ですね。
シート
ワイン色とブラックに分けられているシックなシート。
表面は高級感のあるしっとりとした座り心地となっており、距離を走るツーリングでもお尻が痛くなりにくいでしょう。
こちらにもエンブレム入り。
シート下はあまり余裕はありませんでした。
ETCを取り付けたらいっぱいになってしまいますね。
車載工具が見当たらないと思って探していたら・・・。
なんと、シートの裏に取り付けられていました。
中央の袋に他の工具は入っておりました。
内容はシンプルですね。
キビキビとした走りを実現させる足回り
ラジアルマウントキャリパーを装備。
高い制動力とコントロール性でワインディングも楽しめます。
フェンダーのステーがオシャレですね。
ヘルメットロックを装備
純正でヘルメットロックが装備されています。
少しバイクを停めて移動するのにもこれなら困りませんね。
スイッチ類
トラコンはこちらで操作。
そのほかはウインカー・ヘッドライトの切り替え・ホーンなど。
パワーモード切替はこちらのボタンで操作。
そのほかはハザード・セルスイッチ兼用のキルスイッチを装備。
エンジン出力特性切り替え
手元のスイッチを押すことによって、パワーの出力特性を変更することができます。
3つのモードに分かれており、
Aモード・・・鋭いアクセルレスポンスとなり、ワインディングやサーキットを走行する場合。
Bモード・・・レスポンスは穏やかになり、雨の日や悪路を走行する場合に最適。
STDモード・・・基本的なモードとなり、どの場所を走るのにも適している。
3つのモードを使い分ければ、街乗りからワインディングまで様々な状況に対応できます。
まるでマシンが変わったかのような感覚になるので非常に面白い機能です。
トラクションコントロール機能搭載
トラクションコントロールが付いているため、万が一発進時や加速時にリヤタイヤが空転してしまうのを電子制御によりサポートしてくれます。
濡れた路面やアクセルをラフに開けてしまった場合に役立つ装備でしょう。
ハイパワーなバイクに慣れていない方も安心して扱えますね。
高い整備性
カウルがないモデルですので、整備性は高いと言えるでしょう。
オイル交換やオイルフィルター交換程度であれば自分でやる気になるレベルですね。
自分で触れば愛車への愛着がより一層深まるでしょう。
エンジン特性
MT-09と同じ3気筒エンジンを搭載していることもあり、非常に低回転からトルクフルで、車体の見た目とは裏腹にアグレッシブな走りをすることができると感じました。
また、4気筒のように高回転まで回さなくてもしっかりと速度が出ている印象でした。
かと言って街中で乗りづらいかと言われればそうではなく、パワーモードをSTDかBモードに切り替えればアクセルが過敏に反応することもなく、ゆったりと街乗りもこなすことができます。
まとめ
レトロな雰囲気と最新装備を融合させた新しいジャンルのバイクだ、と感じました。
細部のデザインもこだわりがあり、高級感溢れる車両となっています。
シンプルなバイクなのでカスタムパーツを装備して、自分だけのオリジナルスタイルを確立させるのもいいかもしれません。
低めのハンドルとシングルシートを付けてカフェレーサースタイルも格好いいかもしれませんね!
純正オプションとしてスクリーンやRZ風の外装キットや・シングルシートカウルなどもラインナップされています。
パワーモード切り替えやトラクションコントロールなどの装備が付いているため、大型バイク入門としても非常に適している一台なのではないかと感じました。
ウェア類もこだわってオシャレな格好をして乗りたくなる素敵な一台です。
撮影協力:ヤマハ発動機株式会社
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