◆【ヤマハ 新型セロー(2018)試乗インプレ】最大の特徴は「変わらないこと」ニューモデルのセローは「らしさ」満点!
目次
- 1 【ヤマハ ツーリングセロー】ディテール&試乗インプレッション
- 2 セローシリーズ伝統のカモシカをイメージしたグラフィック
- 3 フロントビューとリアビュー
- 4 足着きチェック! くぼみがあるシートで足着きも安心
- 5 ハンドガード&スクリーン装備で高速走行もラクラク!
- 6 スマートフォンホルダー増設でもう道に迷わない?!
- 7 キャリア装備でツーリング用品の積載も安心!
- 8 メーター・スイッチ周りは必要機能を抑えつつシンプルに
- 9 灯火類はシンプルでスッキリと
- 10 ニーグリップのしやすいタンク
- 11 ハンドルの切れ角が多く、取り回しがラクラク!
- 12 足回りのアクセサリー類も充実
- 13 様々な路面状況に対応するリム
- 14 整備性の高さも魅力の一つ
- 15 マイルドな乗り味と心地よいトルク感
- 16 セローはいいぞ
【ヤマハ ツーリングセロー】
ディテール&試乗インプレッション
30年以上続くロングセラーとなるセローシリーズの魅力を改めておさらいしてみます。
玄人好みのモデルかと思いきや、初心者や女性にこそ向いていると思える優しいバイクでした。
なぜそう感じたのか?その理由を徹底インプレしていきます!
また、今回試乗するツーリングセローはベースモデルのセロー250にアクセサリーをプラスし、ツーリングが快適になることを主眼とした機能性アップモデルです。
どんな装備がプラスされてどんな機能が強化されているのかをピックアップして、魅力に触れていきます!!
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セローシリーズ伝統のカモシカをイメージしたグラフィック
カモシカをモチーフにしたグラフィックが車体に施されています。
自然に溶け込みそうな緑のカラーがステキです。
ハンドガード・スクリーン・キャリアが追加されたことによりツーリングバイクとしての機能が向上し、旅をしようという気持ちにさせてくれますね。
エンジン下のアンダーガードも装備されており、万が一障害物が当たってしまった際にエンジンを守ってくれます。
フロントビューとリアビュー
非常にスッキリとしており、細身な印象になります。
リアキャリアを装備している為、悪路で転倒した際にもリア周りの灯火類が破損する確率は低くなりそうです。
ハンドガードが装備されたことによる横幅の増加もあまり気にはなりません。
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足着きチェック! くぼみがあるシートで足着きも安心
身長182cm 体重67kgのスタッフが跨ったところです。
サスペンションも柔らかめの設定なのでしっかりと沈み込んでくれます。
167cm・85kg・足短めのスタッフが跨ったところです。
足もしっかり着くので不安感もなく、車両も軽いのでバランスを崩して転倒することも少ないと思われます。
正面から
後ろから
若干傾けるだけで足はベッタリ着くので安心です。
両足を着いた場合
シート高は830mmとなりますが、シート自体にくぼみがあるため、足着きが良く女性でも安心して乗ることができる車高となっています。
同じヤマハのオフロード車であるWR250Rのシートと比較すると柔らかい素材が使われており、形状もこちらの方がくぼみがある為、非常に足着きは良いので乗り易くなっております。
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ハンドガード&スクリーン装備で高速走行もラクラク!
ツーリングセローにはスクリーン・ハンドガードが標準装備のため、オフロード・モタード特有の走行風が身体に直接当たらないので、行動範囲がかなり広がるのでは?と感じました。
身長182cmの場合、胸から下は風が当たりませんでした。
高速道路を走行する際は非常にありがたい装備ですね。
スクリーンのステーも兼ねているヘッドライトガードを装備し、万が一の転倒からヘッドライトの破損を防ぐことができます。
林道やダート走行時に心強い味方です。
カモシカのグラフィックがこちらにも施されていますね、可愛らしいです。
ハンドガードは冬場の手の寒さに若干ですが貢献してくれそうです。
スマートフォンホルダー増設でもう道に迷わない?!
見てください、このメーター上のバーです。
こちらにスマートフォンホルダーなどを取り付けることも可能な為、視線を落とさなければならないタンクバッグと比較すると道に迷う確率も少なくなってグッドです。
方向音痴なアナタ!これでもう迷いません!
USBの充電器を取り付ければスマホの充電を心配することはありませんね!
キャリア装備でツーリング用品の積載も安心!
キャリアが標準装備されているため、旅には欠かせない大型バッグやボックスの設置をすれば、キャンプツーリング等の大荷物を積載する際に大活躍してくれます。
75Lクラスの大型バッグも工夫次第で積載可能です。
タンクに取り付けるセロー専用設計のタンクバッグも販売されており、それらと組み合わせれば怖いもの無しです(笑)
家族へのお土産もガッツリ積んで帰ることができます。
メーター・スイッチ周りは必要機能を抑えつつシンプルに
夜間時にはバックライトも付くので視認性は良好、シンプルですが必要な機能はしっかりそろっています。
ハンドルロックもメインキーでできるようになっています。
グリップと隣接しているスイッチがハザードとなります。
ついていない車種も多いのでこれは嬉しいですね。
キルスイッチとセルスイッチです。
シンプルな作りですね。
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灯火類はシンプルでスッキリと
フロント周り。
シンプルで小型なヘッドライトですが、明るさは十分です。
リヤ周りもシンプル。
キャリアが装備されているので転倒時にウインカーが割れることはまずないでしょう。
ニーグリップのしやすいタンク
シュラウドとタンクの形状がニーグリップしやすいようになっており、車体を足でしっかりとホールドできますね。
タンク容量は9.6Lとなり、燃費の良いシングルには十分の容量です。
ハンドルの切れ角が多く、取り回しがラクラク!
かなり切れますね・・・筆者のモタードとは大違いで感動しておりました。
ハンドルの切れ角が左右51度とかなり切れるようになっています。
1,360mmのショートホイールベースとあいまって最小回転半径が1.9mとなっており、
取り回しもラクラクです。
Uターンも非常にしやすく、街中や林道の走行時に苦労することはありません。
足回りのアクセサリー類も充実
しっかりとしたヒールガードを装備。
これがあればブーツとフレームが直接当たることはありませんね。
ステップはギザギザとしたオフロードバイクに装備されているタイプとなります。
大きめのマフラーガードを装備しています。
カッパがエキパイと干渉して溶けてしまう心配もないでしょう。
様々な路面状況に対応するリム
フロント
2.75-21 45P(チューブタイプ)
リヤ
120/80-18M/C 62P(チューブレス)
の構成となっており、タイヤの選択肢が多いのは良いですね。
フロント
リヤ
整備性の高さも魅力の一つ
プラグ交換は慣れてしまえば2~3分で交換できてしまいそうですね。
アクセスするために外すものが何もありません。
オイルフィルターもボルトを3本外すだけで交換することが可能です。
マイルドな乗り味と心地よいトルク感
ツーリングセローのパワーは18psと250ccクラスの車両に比べ低めとなっていますが、低速トルクに振られているため街中での走行は非常に乗り易く快適でした。
普段1速で発進するような場であっても、2・3速で走行できてしまうほどです。
交差点や狭い路地等も走行してみましたが、軽い車体と優しいトルク感のおかげでキビキビと走行することができました。
ガンガン回すよりも、一つ上のギアを使いトコトコ走るのが非常に楽しいバイクだな、と感じました。
セローはいいぞ
普段から仲間内からもセローはいいぞ。とお勧めされており、今回試乗して実感いたしました。
「セローはいいぞ!」
ハイパワーなモタードを乗り継いできた筆者ですが、ローパワーでトコトコ走れるセローって懐が深くて非常に楽しい。と感じておりました。
あまりの楽しさにサブバイクとして欲しくなってしまう程です。
スピードを出さなくても非常に楽しく、ヘルメットの中で思わず笑顔になってしまいます。
扱いやすさや優しいエンジン特性であるからこそ気軽に出かけられる素晴らしいバイクでした。
普段使いから林道・ダート走行と使用用途を選ばず、ビギナーや女性から、ビッグバイクを普段操るベテランライダーまで幅広い層に向けたフレンドリーなバイク、それがセローなのだと感じました。
撮影協力:ヤマハ発動機株式会社
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