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【ホンダ CB1100RS】
ディテール&試乗インプレッション
CB1100の足回りを豪華にし、更に走りを楽しめる仕様になっています。
スタイリング、装備、走行性能など魅力盛り沢山の空冷CBについてのインプレをお届けします!
重厚感のあるスタイリングの中にも感じられる高級感
ブラックを基調としたカラーリングには重厚感やクラシカルな雰囲気を感じます。その中で随所に採用されたメッキのパーツが高級感を醸し出しています。
ツーリング先などの自然の景色はもちろん、市街地の風景にも馴染むスタイリングがグッドです。
また、バイクを停めて眺めているだけでも所有感を満たされそうです。
強化された足回りは走りもスタイリングも向上
足回りは前後共にCB1100よりも豪華な仕様になっています。
CB1100RS専用設計の前後17インチタイヤにラジアルマウントキャリパーが採用されており、走りに関しての性能はかなり良いと言えるでしょう。
見た目で言えば、ゴールドの正立フォークとキャリパーが格好いい!目を引きますね〜。
また、リアサスペンションもRS専用設計となっており、チェーンカバーと合わせてリア周りの高級感をグッと引き上げています。
フロントフェンダーも見逃せないイケてるポイントになっています。
座り心地も良く、特別感を感じるシート
シートは非常に座り心地が良く、長時間のライディングも疲れ知らずで過ごすことができそうです。
また、グリップ性にも優れているので体勢を崩すこと無くいつまでも走れそうですね。
素材についても他社とは違う特別感を演出してくれます。
また、車両の雰囲気を崩す事なく、掴みやすさを備えたタンデムグリップも非常にいい味を出しています。
グリップヒーター標準装備で寒くても安心!
グリップヒーターが標準で採用されており、積雪地域を除いて冬でもライディングを楽しむことができます。
「一年中愛車と共に旅をできる」
ライダーにとってこんなに嬉しい事はないですね。
いつまでも聴いていたくなるサウンドを奏でるエンジン
空冷四発のエンジンが奏でるサウンドは素晴らしく良音です。
その音を聴きながら車両を眺めて過ごしたくなるような、そんな心地よさがあります。
純正のサイレンサーでも迫力のある重低音を発しますので、このままのサウンドを楽しむのが良いと思います。
灯火系は全てLED採用!
ヘッドライト、テールライト、ウインカーは全てLEDが採用されています。クラシカルの中にシャープな雰囲気が合わさって非常に良い感じです。
テールライトはあえてクリアレンズになっていない点が車両のスタイルに合っていて格好いいです。
足つき良好!だが取り回しはイマイチ
そこまで高くないシート高のお陰で足つきは良好です。
しかし、250kgオーバーの車重は押し引きの際にネックになります。
傾斜のある場所を押して歩く際や、後ろに下がるときなどはバランスを崩さないように注意が必要です。
それでは足つきをチェックしてみます。
身長:180cm
個人的には非常にしっくりくるポジションでした。
足つき、ハンドルの高さや遠さなど全てがちょうど良いサイズです。
ただし、先述の通り車重が結構ありますのでタチゴケ等が「絶対大丈夫!」とは言い切れなさそうです。
身長:168cm
両足がしっかりと地面に着くので足つきには問題ありません。サイズ感も違和感なくしっくり来てますね。
しかし、跨った状態での押し引きは不可能だったそうです。重さと両足に余裕が無い事がネックになりそうです。
タチゴケへの不安感に関しては身長問わず拭えません。
タンデム
シートが長めなので非常に余裕を持ってタンデムできます。
座り心地も良く安定感があるので、かなり安心して乗車することができるのは大きなポイントですね。
あらゆるシーンで余裕を持って走れる大人なバイク
実際に走行すると、やはり一番に空冷エンジンサウンドに聴き惚れてしまいます。
アイドリング中はもちろん、加速中のサウンドはやはり別格ですね。これだけでも走るのが楽しくなります。
走りの方にフォーカスを当てると、どの速度域でも力強いトルクを感じることができます。
低速でもギクシャクすることなくスムーズに流せますし、もちろんしっかり加速もできますが出力が少しマイルドな印象で、いかにも大型バイク!なパワー感はあまり強くありませんでした。
とにかくジェントルなエンジンは「速く走ることを目指す!」という走り方よりも、「余裕を持って走行して、景色やサウンドを楽しむ」という乗り方がマッチしていると思います。
いつもは素通りしてしまう峠道も、このバイクに乗れば愛車と景色の写真を撮りながら進みたくなってしまうのではないでしょうか。
持てるパワーを出しきらないくらいがちょうど良く楽しめるこのバイクは、本当に魅力たっぷりでした。
非常に乗りやすく、初めての大型バイクにもオススメです。
ジェントルに、大人な走りを楽しみたくなった時にはCB1100RSを選んでみても良いのではないでしょうか。
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